私は
姫
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
いってきまーす!
お母さん
覚えてるよね。
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
もー、わかってるよ!
愛してる!
愛してる!
お母さん
え、いや、そうじゃなく
礼儀正しくと言いたかったけど、
それもまぁ、
礼儀正しくと言いたかったけど、
それもまぁ、
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
はぁ……。いってきます。
私は姫木沢小桃音 珍しい名前でしょ? お母さんが言うには、なんの意味もない気持ちもないらしい 意味わかない…。
そうやって、愛されず こうやって生きてきました。 生活はそんな悪くないけど…。
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
………………。
阿久和宗一(あくわそういち)
やぁやぁ、貧乏さん。
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
あ…。おはよう、
阿久和宗一(あくわそういち)
どこ行ってるの…?
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
家だけど…。
阿久和宗一(あくわそういち)
なぁ、なんであんなに家…。
ボロボロなの…?
なぁ…?
ボロボロなの…?
なぁ…?
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
知らない…、
知るわけない…。
知るわけない…。
阿久和宗一(あくわそういち)
あぁ…?
じゃあなんでババアもジジイも仕事なんだ…?
なんで共働きなんだ…?
じゃあなんでババアもジジイも仕事なんだ…?
なんで共働きなんだ…?
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
それは………。
家が…………。
家が…………。
阿久和宗一(あくわそういち)
お前が貧乏だから……笑笑
阿久和宗一(あくわそういち)
wwwwwwwwwwwwwww
そう…。 会話の通り私は貧乏…。 ではないです。 私達の家は、お母さんお父さんが殺し屋だから…。 そこから身を隠すためわざと貧乏な家に住んでいるのだ。 別によくないと思うんですが。 本当の家を知ってしまうと…。 両親は何の仕事をしているのと聞かれるから。 面倒なのです。
男にバカにされてますけど…。 後で覚えとけよっと 目で伝えていますので大丈夫です…。 この話を振り返ると私はそうです、 スパイの…。
姫です…。
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
ねぇ…!ついてこないで!
阿久和宗一(あくわそういち)
なんで…?
いいじゃん…!
お前のボロボロで臭いゴミ屋敷に行っても…。
別に暇だし…!
いいじゃん…!
お前のボロボロで臭いゴミ屋敷に行っても…。
別に暇だし…!
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
どっかいって!
阿久和宗一(あくわそういち)
いやだね…!
鍵貸せ!
鍵貸せ!
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
イヤッ…。
あ…………。
あ…………。
ガチャ………。
阿久和宗一(あくわそういち)
🤮……。
やばい…
くさい
やばい…
くさい
姫木沢小桃音(ひめきざわことね)
…………。