なぜ私は瑠依さんから逃げたのだろう
逃げる意味なんてなかったのに
これは嫌われたなぁ笑
瑠依
愛海
な、なんで、
瑠依
瑠依
追いかけてきたの…?
愛海
瑠依
愛海
瑠依
瑠依
瑠依さんは凄く悩んでた
瑠依
愛海
瑠依
瑠依
瑠依
愛海
関わってないじゃない!
愛海
瑠依
同級生…
ただの顔見知りじゃん、
瑠依さんは口を開けた
そして言われた言葉は
瑠依
瑠依
「友達」だなんて
言われたの凄く久しぶりだな…
愛海
瑠依
瑠依
愛海
瑠依
私たちの声は重なった
瑠依
愛海
私たちは凄く笑った
今までにないくらい
愛海
愛海
瑠依
でも、これじゃダメだ
「友達」じゃ
愛海
瑠依
愛海
目をつけられちゃうから
瑠依
瑠依
瑠依
愛海
愛海
瑠依
愛海
言いにくかった
「いじめられてる」
なんて
知られたらどうなるんだろう
「避けられるかな」
「瑠依さんにもいじめられるのかな」
不安が襲ってきた
第一
それほど関わってない人に 言うことなのか
瑠依
愛海
瑠依
瑠依
瑠依さんにそう言われて
私はなぜか
「瑠依さんになら大丈夫か」
と思ってしまった
愛海
愛海
瑠依
愛海
瑠依
瑠依
瑠依
瑠依
当然っつうか笑
私は瑠依さんが言ったことを 理解できなかった
いや、理解したくなかった
愛海
瑠依
瑠依
愛海
瑠依
とか言ってたからよ
瑠依
瑠依
瑠依
私はそれ以上聞きたくなかった
だから私は…
愛海
瑠依
瑠依
信じなければよかった
関わらなければよかった
なんで、
ナンデナンデナンデナンデ
私の何がいけなかった、
人は信じられない
誰もたすけてくれない
私の中で何かが崩れた
何かが消えた
何かを忘れた
私が言ってる「何か」 ってなんだろう
もういいや、
家に帰ろう
お母さんの元へ
愛海
お母さん
バシッ
愛海
不思議なことに何も感じなかった
今まで感じてた「痛い」も
お母さん
愛海
「いやだ」
なんて言おうとも思わなかった
逆らおうなんて思わなかった
ただ、
「もういいや」
それだけ思った
愛海
それだけ言って家を出た
真っ暗な夜の中
私は一人で歩いてた
お母さんのお酒を買うために
女性
女性B
女性
女性B
女性B
女性B
女性
女性
だってー
女性B
女性
女性達の会話が聞こえた
愛海
愛海
いいのにな
???
???
殺してあげましょうか?
愛海
???
???
???
???
子供騙しでしょう
まぁ、こんな夜だもんね
愛海
殺人鬼
頼もう
こんなこと頼んじゃダメって 分かってるけど
だけど…
愛海
愛海
愛海
殺人鬼
殺人鬼
愛海
殺人鬼
殺すだなんて
殺人鬼
フワリと私の体は宙に浮いた
愛海
殺人鬼
殺人鬼
殺人鬼
灰被りのお姫さまなんて…
そんなわけないのに…
愛海
殺人鬼
行きましょう?
月夜に照らされた殺人鬼
少しだけ顔が見れた。
とっても優しそうで、
とても悲しそうな顔で、
それがとっても…
綺麗で
見とれてしまって
愛海
愛海
殺人鬼
愛海
うそ、聞こえてた…
殺人鬼
殺人鬼
殺人鬼
愛海
愛海
殺人鬼
愛海
殺人鬼
愛海
殺人鬼
殺人鬼
殺人鬼
愛海
愛海
殺人鬼
殺人鬼
なってますw
愛海
愛海
愛海
殺人鬼
愛海
殺人鬼
愛海
殺してくれるのですか?
殺人鬼
殺人鬼
殺しましょう
愛海
愛海
殺人鬼
愛海
殺人鬼
私はこの先どうなるんだろう
恋もせず人生終了決定だー笑
ただ、今はムーンキラーとの時間を
大切にしようと思った
続く