ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
約三週間ぶりに会った彼は変わり果てていた。
もともと細い体つきだったけどさらにやせ細っていて
顏にはクマができている
……それは俺も同じだ。
でも彼はさらに衰弱しているように見える。
さとみくんは車いすに乗っていた。
ころん
しばらくたってからころちゃんが、声を上げた。
ころん
ジェル
目の前で二人が言い合いしようとしている。
ななもり
ななもり
ななもり
病室…入院してるってこと…なの?
ねぇ…さとみくん……どういうことなの…?
ずっと俺はさとみくんを見ていたけど
さとみくんはただただ悲しそうな顔をしてそっぽを向いていた。
ななもり
莉犬
病室について、さとみくんがベットに寝転んだ。
それと同時になーくんがみんなの分の椅子を用意してくれる。
空気が重かった。
このメンバーで集まったのは三週間ぶり。
あんなに…明るかったのに……
るぅと
るぅと
るぅとくんが俺の代わりに質問してくれる……
ほんとに…なんでなの?さとみくん…
ななもり
さとみ
ジェル
ジェル
さとみ
さとみくんが重い口を開いてくれた。
さとみ
さとみ
さとみ
莉犬
莉犬
なんでわざわざ…俺と…別れたの…?
さとみ
さとみ
さとみ
莉犬
莉犬
病室にさとみくんの声だけが響いた。
昔から、何かしらの病気を患っているとはわかっていた。
病弱だった。
だから2年ぐらい前から感じていた体の違和感も、とくに気にしていなかった。
それでも血を吐いたり、いきなり発作が起きたりと、いつもとは違うと気が付いたのはつい1か月前。
だから心配になってジェルとなーくんについてもらって病院に言ったんだ。
先生
先生
さとみ
先生
先生
ジェル
ジェル
ジェル
ななもり
先生
先生
さとみ
俺の頭の中に回ったのは……余命一年という文字と莉犬だけだった。
さとみ
先生
先生
さとみ
ジェル
ジェル
ジェル
さとみ
ななもり
ななもり
さとみ
さとみ
ジェル
さとみ
さとみ
俺はそのあと莉犬と別れた。
そして入院生活が始まった。
莉犬
莉犬
莉犬
さとみ
話を聞いて俺は………
彼の体に顔をうずめることしかできなかった。
莉犬
さとみくんの入院着が、濡れていったのが分かった。
さとみ
ななもり
ころん
るぅと
どれだけの時間がたっただろうか。しばらくずっと泣いていた。
さとみ
さとみ
莉犬
莉犬
莉犬
さとみ
さとみ
さとみ
俺の頭をなでながら謝るさとみくん。
こんな日が………もう一年もないんだなって思うとさらに涙があふれてくる。
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
さとみくんの顔は、笑っていた。
それでも目はとても辛そうな目をしている…
さとみ
さとみ
さとみ
莉犬
莉犬
莉犬
この3週間の気持ちをすべて伝える。
さとみくんが、たくさんのチューブにつながれた手で
俺を抱きしめてくれた。
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
莉犬
莉犬
俺は再度抱き着いた。
もう二度と、離さないでね。
俺は知らなかった。
余命は、「長くて」1年だということ。
そして、余命は簡単なことで縮んでしまうということに。
next♡2000
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
受験生は、勉強しましょう。
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
コメント
3件
フォロー失礼します🙇♀️
❤️くぅぅぅぅぅん!!💗くぅぅぅぅぅん!どうか少しでも幸せに…
ああぁぁぁぁぁぁ!もう!ゆずちゃんのストーリー! いつも展開が予想の上いってスゴすぎる!