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私は帰ってもお父さんとお母さんはいない
だからおじいちゃんの家に入れてもらった
海斗
ただいまー
おじいちゃん
おかえりー
おじいちゃんは元は大工で手先が器用だった
海斗
おじいちゃん、ありがとう😊
おじいちゃん
いいよ〜たのしいかい？
海斗
うん！
私はそんなおじいちゃんが好きだった
だけど私が中学生になってからおじいちゃんは、置いていた場所を忘れたり私と遊ぶ約束も忘れていた
海斗
ただいま
おじいちゃん
遅かったじゃないか！たけし！
海斗
いいじゃないかそれと俺はたけしじゃない！海斗だよ！
おじいちゃん
・・・
ガタガタガタガタガタガタガタ
海斗
うわぁ
海斗
くっ、た、たてない
どこかから声がした
おじいちゃん
助けて…
振り向いたらおじいちゃんにガラスの破片がたくさん刺さっていた
おじいちゃん
助けて…
おじいちゃん
う、うぅ
おじいちゃん
ここにおじいちゃんがいたから助かったね
海斗
おじいちゃん…
数ヶ月が経ち
海斗
おじいちゃん
おじいちゃん
海斗…最後までよく頑張った…
海斗
おじいちゃん！
私はおじいちゃんが死ぬことを知らなかった
おじいちゃん
最後にこれを…
海斗
お守り？
おじいちゃん
わしが天国で見守ってやる…
ピーーーーーーーーおじいちゃんは天国へ旅立ってしまった
海斗
おじいちゃん！
海斗
ねぇ返事しろよ
終わり
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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