少女は悠也が遊んでいたゲームソフトをじっと見ていた
悠也
姿勢も顔立ちも良い少女に悠也も思わず見惚れていた
悠也
少女は振り返り、ようやく悠也のことに気が付いた
悠也
久しぶりのリアルな会話と、目の前の謎の少女に戸惑って、女子嫌いが治っていないこともあって、悠也の喋り方は凄くぎこちなかった
それっきり少女は下を向いて黙ってしまって、とても気まずい空気になってしまった
俐乃
悠也
口火を切ったのは悠也だった
悠也
悠也
俐乃はもっと俯いて
俐乃
俐乃はもっと俯き、本当に聞こえるか聞こえないかの微かな声で一言だけ
俐乃
その一言だけでも悠也には十分に伝わった
悠也
悠也
俐乃
俐乃は何も言わずに階段のドアを開いた
悠也
すっごく久しぶりに降りた階段
俐乃は一段飛ばしに降りていった
早く病院に行くためなのか、それともこの気まずい空気がただ単に嫌で早く抜け出したかったのか
悠也
悠也にはまだ外に出る準備と勇気がなかった
思うように足が進まない…体が出ることを否定している
悠也
出なくてはならない
責任がないとは言えない
日差しは凄く暑かった
悠也は思わず玄関で足を止めてしまった
すると俐乃が振り返って顔を顰めた
俐乃
悠也
二人は再び歩き出した
東京の外れにある小さな町
久しぶりの外の空気
悠也
悠也
悠也
俐乃
悠也
会話も長く続かなかった
ガラッ
悠也
祖母は個室にいた
祖母
祖母は悠也を見て凄く嬉しそうだった
悠也
質問には祖母の隣に座っているお兄さんが答えた
お兄さん
家の向かい側に住む商店の息子さんだ
確かもうすぐ大学も卒業
祖母は72歳
変な方言?を話す
祖母
祖母
祖母は俐乃に向かって言った
俐乃
俐乃は頭を横に振った
悠也
お兄さん
此処からは主の記述となりますので、読み飛ばしたい方は読み飛ばしてもらって構いません
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