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………

少女は悠也が遊んでいたゲームソフトをじっと見ていた

悠也

………

姿勢も顔立ちも良い少女に悠也も思わず見惚れていた

悠也

…あ、あの…

   

…あっ

少女は振り返り、ようやく悠也のことに気が付いた

   

悠也…さん、ですか?

悠也

そ、そ、そうだけど…?

久しぶりのリアルな会話と、目の前の謎の少女に戸惑って、女子嫌いが治っていないこともあって、悠也の喋り方は凄くぎこちなかった

   

えっと…

   

あっ、私は俐乃と申します…

それっきり少女は下を向いて黙ってしまって、とても気まずい空気になってしまった

俐乃

……

悠也

……

口火を切ったのは悠也だった

悠也

…あ、あの…

悠也

ばあちゃんは?

俐乃はもっと俯いて

俐乃

……

俐乃はもっと俯き、本当に聞こえるか聞こえないかの微かな声で一言だけ

俐乃

…病院…です…

その一言だけでも悠也には十分に伝わった

悠也

…なぁ、ちょっと着替えるから少しの間出てもらっても構わないか?

悠也

…待たせたな

俐乃

……

俐乃は何も言わずに階段のドアを開いた

悠也

………(この子相手だと,もっと話ずれーな…)

すっごく久しぶりに降りた階段

俐乃は一段飛ばしに降りていった

早く病院に行くためなのか、それともこの気まずい空気がただ単に嫌で早く抜け出したかったのか

悠也

(もうちょっと情報を教えてくれてもいい気がするんだけどな…)

悠也にはまだ外に出る準備と勇気がなかった

思うように足が進まない…体が出ることを否定している

悠也

(でも…)

出なくてはならない

責任がないとは言えない

日差しは凄く暑かった

悠也は思わず玄関で足を止めてしまった

すると俐乃が振り返って顔を顰めた

俐乃

……

悠也

ご、ごめん…

二人は再び歩き出した

東京の外れにある小さな町

久しぶりの外の空気

悠也

(俺、本当に出てきたんだな…)

悠也

あ、あの…

悠也

どこの病院?

俐乃

…川西

悠也

えっと…ありがとう…

会話も長く続かなかった

ガラッ

悠也

…ばあちゃん…?

祖母は個室にいた

祖母

おぉ!悠ちゃんかい⁉︎よう来たよう来た!

祖母は悠也を見て凄く嬉しそうだった

悠也

お体は大丈夫ですか?

質問には祖母の隣に座っているお兄さんが答えた

お兄さん

特になんかの病気ではないがばあさまもそろそろ年だ

家の向かい側に住む商店の息子さんだ

確かもうすぐ大学も卒業

祖母は72歳

変な方言?を話す

祖母

わっしゃももう年だい

祖母

そうそう、話したのかね?

祖母は俐乃に向かって言った

俐乃

……

俐乃は頭を横に振った

悠也

何が?

お兄さん

あぁ、莉乃ちゃんのことだよ

此処からは主の記述となりますので、読み飛ばしたい方は読み飛ばしてもらって構いません

    

この度
『古図書館 第二話 謎の少女』
を出させていただきました、主のカエデです(本名ではありません)

    

第一話『引きこもりの生活』を出した翌日に♡47まで上がってたので凄く嬉しかったです!ありがとうございます!

    

この作品は主の都合で土曜更新とさせていただこうと思っております

    

なお、♡が思った以上に多かった場合は出来るだけ速く更新出来るようにします

    

今回は♡100更新とさせていただきます

♡100更新

    

此処で使っているアバター(アイコン)は

    

の物となっております

    

物語や要望についてのコメントも大歓迎です!

    

コメントされたら頑張ってお返しします

    

引き続き、この作品の続きを楽しみにしてくださいませ

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