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クラスの人気者のあいつはいつも笑っている
ずっと皆と話している
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周りにいつも好かれていて
泣き言なんて聞いた事無くて
いつからかそんなbrが好きになっていた
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そう思いbrの元へ向かう
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本人は聞こえないとでも思っているんだろうが
全然耳に入ってくる
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渡されたノートは少し薄汚れていて
ページの一部が欠損しているところもある
でもこんなもんか、
とか考えながら集めたノートの中に入れておいた
もう…疲れた
皆に嘘をばらまくのも
笑顔で取り繕うのも
そんな暗い泣き言を心にしまいながら
うっすらと涙が流れる
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僕らしいのは
明るいバカとか
もっと幸せそうな感じ
他のみんなの「僕らしさ」を作らないと
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カラカラ…ピシャンッ
上の方から窓を閉める音がした
まさか見られた…?
いや僕だとはバレないだろう
僕は明るくてこんなところにいるわけないから
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窓が空いている
誰か閉め忘れたのかな
窓が空いてる所へ向かうと
そこは校舎裏が見える窓だった
何を思ったか校舎裏を覗き込むと
誰かが座っている
あの背中、見たことある
髪色も
よく持っているであろうヘッドホンも
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あいつってこんなだったか
もっとはっちゃけていたような
全部嘘だったら…?
なんて色々な妄想が膨らんでいく
ただ何故か
そんな妄想全て正しいように感じられる
こういうの盗み見るものじゃないな
そう考え窓を閉めた
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まさか休日に階段掃除へ駆り出されるとは思わなかった
ぐだぐだと文句を言いながら何とか屋上の階段まで上り詰める
ふと屋上への扉を見てみると
いつも閉められている鍵が空いていた
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なんでだろう
そんな好奇心に駆り立てられ
屋上の扉を開いた
広い空が広がる
ただ開いていただけかな
と、扉を閉めようとすると
カシャンッ…
と柵が鳴る
やっぱり誰かいるんだ
気になり音の方へ寄ってみる
sm
俺の心臓は大きくはね飛んだ
そこにはbrがいる
今から飛びますよというように柵の向こう側に立っている
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タッタッタッ
ガシャンッッ
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危なかった
こいつが悩んでいるのは知っていた
それなのに何も出来なかった俺が死ぬのまで止めたんだ
こいつにとって邪魔な存在
でもいなくなるのは嫌だ
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心臓の音がうるさくて
声も上手く出なくて
怖い
どうして怖いのだろう
br
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今まで貯めに貯まった涙がぼろぼろと零れ出す
brを柵の内側へと連れてきて
ゆっくりと座らせた
br
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違う何驚いているんだ
俺が死ぬことから逃がしたんだ
最後まで救う
絶対幸せにするんだ
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いつもとは違う笑い方
多分信用されてない
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俺にはいまいちbrらしさが分からない
クラスで人気者で
明るくて…たまにかっこいいところがあって
みんなに辛いことを話せなくてこうやって溜め込んでしまう
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怒られてるのか、当たっているのか
ただbrの話を聞くだけ
気が済むまで付き合ってあげる
だってbrはこんなに優しいから
みんなから一生懸命愛されようと努力して
そして苦しみに耐えて
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鋭いトゲが心に刺さる
嫌われるだけのことはしたけどいざ言葉にされるときつい
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相手の気持ちをわかってやれないから
こんな無責任な助け方
最低だ
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ギュ…ッ!
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言葉に詰まったのか無言になった
ただ抱きしめる力だけが強くなって
暖かい体温が直接伝わってくる
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そう言っても力は弱まらない
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あまりの衝撃に言葉を失う
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すぐ自分を卑下して
気持ち悪くなんかないのに
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恥ずかしさを隠しながら言葉をこぼす
隠したと言っても耳まで赤く染っているだろう
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いきなり沢山の条件を投げかけられる
ぶっちゃけ俺は他の人に目移りするつもりなんてないし
ずっと愛してあげる自信がある
br
もしかしてbrって結構重い…?
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