愛想笑い
夜になる度に増える腕の傷
汚い噂話
たったそれだけの事で死にたい、なんて考えていた
そんな時
後輩ちゃん
せんぱいっ
後輩ちゃん
先輩のこと
後輩ちゃん
私めっちゃ応援してます!!
後輩ちゃん
次の試合も頑張って下さい!!
私
…っ、ありがと…、
初めて言われた言葉
名前もクラスも 分からない後輩なのに
なんだか生きたいと思えた
ポタ…っ
…ポタポタ…っ
また傷が増える
ただ辛くて ただ痛くて
切ったってなんも変わんないのに
この傷は何の役にも立たないのに
抑えられない
私
…っ、情けな…
ただ、頭を過るのは
『せんぱいっ』
『先輩のこと』
『私めっちゃ応援してます!!』
あの後輩ちゃんだった
私
私
…こんな情けない私
私
あの子には見られたくないなぁ…笑
私、貴女に応援されるほどの価値なんてないよ
本当はさ
こんなに臆病なんだよ
私
…なんて、そんなこと言えないや…
せめてあの子の前では
心から笑えたらいいのになぁ







