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美麗
美麗の豊かな表情が マスク越しでも分かった
真由
美麗
真由
美麗
真由
真由
美麗
真由
真由
美麗
都会のネオンに包まれた美麗はいつもより数倍可愛く見えた
客引き
美麗
爆音を流しながら走るトラックに 声をかき消されそうになった
客引き
真由
美麗の細い綺麗な手を引いて私達はネオンが輝く街から離れようとした
真由
はっきりと断れない美麗に 苛立ちを感じる それと同時に自分の容姿への 嫌気も差す
真由
写真の中に映るのはプリクラで加工された美麗、そして更に加工をして現実味のない真由の写真だった
真由
真由
力を抜いて布団の中に入り 気がついたら寝落ちしていた
真由
クリーム色の天井が視界に入る
真由
真由
そう歓喜していると家の家具、匂い、広さまで何から何まで違う
部屋の隅にある大きな姿見を見ると 思わず息が止まった
真由
鏡には間違いなく美麗の姿が映っていたのだ
真由
美麗
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不在着信
美麗
不在着信
まゆ
まゆ
まゆ
まゆ
まゆ
不在着信
Mirei
Mirei
まゆ
まゆ
Mirei
まゆ
まゆ
まゆ
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通話
08:13
真由
体育教師
美麗
体育教師
説明しても無駄だと思い 私たちは素直に謝った バスケの練習もあるので時間を削りたくなかった
蓮斗
突然後ろから声がして振り返ると そこにいるのは蓮斗だった
真由
ハッと我に返る
真由
体育教師
蓮斗
名前を呼ばれている自覚がなく 蓮斗の事を無視してしまった
真由
陸
自分の名前を呼ばれて驚いた だが陸は美麗に向かって叫んでいる
真由
美麗
そう言い不器用に下投げする美麗 いや、体は真由だ 美麗は容姿端麗だが運動が極端にできず、いつもパスは私ばかりに回る
真由
真由
陸
陸は戸惑いながらもこちらにパスを投げてきた
蓮斗
陸
そう口論する男2人の前で私は華麗にシュートを決めた
陸
先程とは違い、私にパスが何回か回ってくるようになった 反対に私の体を持つ美麗はコートの端で私を見ている
体育教師
華麗なシュートを何度も決め、クラスのヒーローとなった私はクラスメイトに囲まれている その遠くで美麗は先生に呼ばれている
蓮斗
陸
真由
体育教師
体育館の端で先生の怒鳴り声が聞こえたが私は特に気に停めなかった
蓮斗
真由
蓮斗
真由
Mirei
荒川蓮斗
真由
蓮斗
真由
5：30
真由
蓮斗
真由
真由
妄想をしているとスマホが突然鳴った
真由
まゆ
Mirei
Mirei
Mirei
まゆ
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応答なし
12月25日
真由
蓮斗
蓮斗
蓮斗
真由
Mirei
yoko
yoko
応答なし
真由
蓮斗
蓮斗は指を絡ませてきた そのまま駐車場に向かい 私たちはバイクに乗った
蓮斗の体温を感じながら落ちないように背中を抱きしめる 街の光が2人を主役にしていた この上ない幸せだった
真由
蓮斗
蓮斗
蓮斗はソファに座り、手を背もたれにかけて私の座る場所を作った 私は蓮斗の腕の中に座った
こちらをじっとみながら息遣いが荒くなる蓮斗
真由
蓮斗
