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もっと色んな人に読んで欲しい作品です✨ 相思相愛…!!いいですね。 りうら君のリストが、全て子供らしく愛らしい事なのが素敵です💞
騒がしい街の声が聞こえて、 目が覚める
りうら
りうら
ピヨちゃんという、ひよこの人形に 朝の挨拶をする
りうら
りうら
前はよく、一日中ここにいて ただ寝ていた
りうら
りうら
結論を出した僕は、動き始めた
死神
りうら
家の人じゃない、誰かが いきなり声をかけてきた
死神
りうら
僕の、命を貰うって……?
りうら
りうら
死神
りうら
自覚症状ないみたいだ 相当、やばいやつかもしれない
りうら
そう思っていた その直後のことだった
死神
死神やよ
りうら
りうら
死神
……なんで、ここに、、
死神
死神
笑ってそう話す彼は、とても 死神には見えない
りうら
りうら
りうら
死神
りうら
だって、まだ、余命は……
そういうと、彼はゆっくり微笑えんで
死神
そう、言った
りうら
僕は、何も、言えなかった
自身のことを死神という、彼は 笑いながら話した
死神
死神
死神
これが現実だ と突きつけてくる
淡い理想を見せてはくれない
りうら
死神
りうら
死神
死神
りうら
近いうちに、僕は死ぬ それは、決まっている未来だ
そう言っているのだろう この死神は
りうら
死神
りうら
りうら
20歳、余命は10年。 ……そうだと思っていたんだ
死神
おどけた表情をする ……どうせ、全部知ってただろうに
死神
りうら
りうら
すぐには死なないんだ
死神
死神
……違う
りうら
死神
りうら
死神
なんでコイツ笑ってんの! なんか、ムカつく!
りうら
死神
死神
コイツ、いや、死神さんが ずっと笑ってる
りうら
ちょっとイラついたけど、 僕は"大人"だから我慢する
りうら
死神
ゆっくりとさっきの崩した表情を 戻し、僕の方に向く
りうら
死神
すごく、呆れた?というか、 嫌そうな表情で見てくる
りうら
僕はハッキリとそう言った
死神
死神
りうら
正直実感なんてない だから、危機感とかも当然ない
死神
りうら
死神
りうら
したいこと、したいことかぁ……
りうら
死神
りうら
ないわけでは無いと思うが、 あるとも思えないのだ
死神
死神
死神
りうら
何を、そんなに 怒っているのだろう
りうら
りうら
どうせ、叶わない
死神
死神
りうら
正直、マジでわからん。 僕の考え?は?何言ってんの?
死神
りうら
…そういうこと、か
死神
りうら
何も、言い返せない
死神さんはニッと笑って
死神
死神
そう言った
りうら
死神
りうら
死神
わざとかってほどに、にっこりと 笑みを浮かべている
りうら
りうら
死神
りうら
死神
とりあえず、僕は着替えて、 ノートを取り出した
りうら
黙々とそのノートにやりたいことを 箇条書きにして書いていった
りうら
死神
りうら
死神
りうら
少し、言うのを躊躇いそうになる程 ちゃんと書けてしまった
死神
りうら
強引にノートを奪われてしまった とは言ってもテーブルに置いてあった だけなのだ、当然とも言える
死神
死神
りうら
何を言っているんだろう? 叶うハズないのもあるのに
りうら
死神
りうら
りうら
りうら
死神
りうら
死神は、自由人だった。
死神
りうら
・学校に行ってみたい
りうら
いつも、ただ聞いているだけ。
りうら
嬉しそうな、騒がしい声が 僕に、酷く深く傷を作る。
りうら
諦めて
りうら
きっと、見ることすら叶わない
りうら
死神
ああ、なんで、なんで
りうら
そんなに簡単に言えるの?
りうら
死神
死神
僕の眉間の皺を治すように つんつんと触ってくる
りうら
うざったい……
死神
そう言って死神は笑った
死神
死神
今度は、頭を撫でてきた
りうら
それが、なんでか、 湯気が出てしまいそうなほど あったかかくて
死神
りうら
泣いてしまった
死神
りうら
2、3歩、歩くだけでへばってしまう そんな弱っちぃ体なのに
死神
死神
りうら
ニコニコと楽しそうにしている そんな笑顔に釣られてそばに行く
りうら
死神
りうら
僕の体は持ち上げられ、死神さんの 腕の中に収まっている
これが、世間一般で言う、 「抱っこ」ってやつ?なのかな?
死神
死神
りうら
もう、それでいっか!
死神
りうら
りうらは考えることをやめた
死神
絶対一回は見てるはずの家の外に 失礼な感想を溢した
りうら
りうら
りうら
まあ、今更な気がするのだが
死神
りうら
死神
りうら
そう、今は冬の真っ只中 晴れてはいるがどうしても 肌を刺す冷たさがある
死神
りうら
本当にこれは今更感が否めない
死神
死神
りうら
このままだと、先に体調を 崩してしまいそうだ
死神
りうら
服を重ねに重ね、見るからに 暖かそうな僕の格好
りうら
……寒いんだ。ずっと。
死神
死神
柔らかい笑みを浮かべる死神さん
りうら
だけど、今は少しだけ
りうら
死神
りうら
防寒具をしっかり装備したから、 さっきよりも大分暖かくなった
死神
りうら
「とんで行く」の意味が分からず はてなマークが広がる
死神
説明も何もないが、とりあえず 頷けば楽しいことが待っている そのことだけは伝わった
りうら
勢いよく、返事をした
死神
りうら
ふわっとした浮遊感があった
りうら
う、うう、浮いてるぅぅううぅ!?
そんなこんなで破天荒な空の旅は 始まったのだった
飛んでいる浮遊感だけが、 確かにあって、
りうら
それが怖くて目を瞑った
死神
りうら
話すのも怖い、舌を噛みそうだ
死神
りうら
バレた!バレてしまった! 冷やかされるかな、、
死神
りうら
その言葉は、予想外のものだった
死神
少しなら、見てもいいかな
りうら
りうら
意を決して、目を開けると そこには今まで自分が見たこともない セカイが広がっていた
死神
そう言われて、死神さんの方を向く
死神
まるで、太陽みたいに笑う君は
りうら
この景色でさえ霞むような
りうら
光を放っていた
りうら
……景色よりも、ずっとずっと 死神さんの方が_________
死神
死神
りうら
死神
死神さんが指差した先を見ると そこには、白い大きな建物があった
りうら
りうら
そう、なんか凄いのだ 映像や写真なんかよりもずっと。
りうら
死神
死神
りうら
死神
りうら
大人気ないなぁ死神さんは
死神
りうら
ようやく、ずっと憧れていた学校を 間近で見れる!!
僕はずっと、興奮しっぱなしだった
りうら
死神
死神には、か なら、大人なら 分かるのかな
りうら
死神さんって、なんでも 知ってる訳じゃないんだなあ
りうら
死神
りうら
死神さんについて、一つ知れたのが 少し、嬉しかった
死神
りうら
僕らはこの学校のぐらうんどという ところで降りた
りうら
死神
りうら
初めて見るものばっかりで めっちゃテンションが上がってくる
りうら
急に冷静になった頭で考えると 色々不可解ではある
とりあえずは法律の心配を しようと思う
死神
りうら
つまり透明マントを 常に被ってるような状態ってこと!?
りうら
死神
死神さんは至って普通というように 透明化のことを話す
りうら
死神
りうら
死神
りうら
まるで、幽霊みたいだ
死神
りうら
死神
りうら
僕たちは学校に行った
学校から帰ってきた
りうら
死神
ベッドに降ろされる
りうら
それが、少しだけ、寂しかった
りうら
りうら
りうら
そこが良いところなのか、と 言われれば少し違う気はするが
死神
死神
りうら
りうら
死神
一番目の、学校に行きたい欲求は 埋まった、それが嬉しかった
りうら
次のも、死神さんと一緒なら できる気がするんだ
死神
りうら
死神
りうら
死神さんの声を少しでも長く 聴いていたいから
りうら
だなんて、言える訳ないでしょ
りうら
切り替えて僕はゲームの話をする
死神
りうら
りうら
死神
りうら
死神
りうら
死神
死神
時間を忘れてしまうほどに、 死神さんとの時間は楽しかった
りうら
全部、死神さんのせいだから
夕方頃
死神
りうら
今、ちょうど定番のトランプゲーム ババ抜きが終わったところだ
死神
りうら
死神
死神さんは火が沈みかけた空を見て そう言った
りうら
いつもなら、早く終われと願うのに
りうら
今は、この時間がいつまでも 続けばいいと願ってしまう
りうら
死神
死神
僕の心配を、ちゃんとしてくれる
りうら
りうら
死神
そんな言葉、いつぶりだろう
別れの言葉はいつだって 「さよなら」だったのに
りうら
死神さんは、優しいね
死神
先程までいた少年の名前を呼ぶ
死神
可愛らしくも哀らしい雰囲気を まとった少年だ。
俺のいくつ、年下なのだろうか
死神
死神
死神
死神
仕事に私情を持ち込めば 辛くなるのだ
死神
あの少年はいつだって "報われない"
死神
死神
死神
死神
望んでないとしても、"ソレ"は やってくるから
せめて、束の間の幸福を
死神
殺してやるよ
同情なのか、愛情なのか
今の感情を表すのに何が 適しているのか
……俺にはただ、
死神
その願いだけがりうらへの想い だということしかわからなかった
りうら
死神
夕飯を食べ終えて自室へと 僕は帰ってきていた
りうら
死神
りうら
突然だった けれど僕は言った
後悔なんてものはない
死神
りうら
死神
死神
りうら
りうら
りうら
この時の顔、うざいほどに ニコニコしていたと思う
死神
僕らの関係に名前がついた
死神
「友達」 ね
りうら
死神さんっ!
それから、僕らのリスト埋めは 始まった
死神
りうら
そんな感じで、特技をどーにかして 身につけたり
死神
りうら
死神
昔の目標でもあった絵本を 読み尽くしたり、
死神
りうら
死神
まあ、そんなこんなで 10個くらいは達成することができた
2週間後
りうら
死神
見たことなら、あるからね。 いつだって窓からだったけど
りうら
死神
死神
急に死神さんが止まった。
りうら
死神
りうら
死神
りうら
すぐさま、窓の方を見た
りうら
死神
りうら
りうら
せめて、最後くらい、奇跡を。
そんな風に思って、それが実現しても 誰にも、怒られないハズだもん
死神
死神
死神
もちろん、今すぐにでも行きたい が、なんとか気持ちを抑える
りうら
死神
りうら
そう、決して、嫌ではないのだ なんなら嬉しいくらいだ だけど
りうら
死神
今まで、他人に頼ってばっかで、 自分では何にもできなかった
だから 最初死神さんがリード してくれたように 僕だって
りうら
りうら
死神
死神
ああ、死神さんはやっぱり 優しいね
りうら
りうら
死神
りうら
死神
僕は急いでなるべくあったかいように 服を着て行った
りうら
僕は外にやってきた もちろん完全防備をして
死神
もはや死神さんは引くレベルの 服装をしている
りうら
りうら
死神
りうら
死神
死神さんは僕をからかうように笑う
死神さんがいうと冗談に 聞こえないからタチが悪い
りうら
死神
りうら
とりあえず、情報を聞きたい。 初めて触る物体なのだから。
死神
りうら
死神
りうら
か、確認のためだし!だから! 怖くなんてないんだ
死神
りうら
死神
急に死神さんが黙ってしまった
りうら
死神
りうら
不穏な笑い声(?)をだす死神さん
死神
死神さんは何を企んでいるの だろうか?
死神
りうら
死神さんが突然雪をなげかけてきた
死神
死神
りうら
偉そーに話すし、そもそも、 突然すぎて冷たいとかそういうのが 飛んでいった
りうら
死神
りうら
なんか、死神さんが死神だなんて 今更な気もする……けどムカつく…
りうら
そう思って僕も雪を投げかけた
死神
りうら
りうら
手袋の上からでも感じられる冷たさに 少し、驚いたが、今はそれよりも
死神さんと遊びたい!
死神
死神
……優しいなあ
この後は、僕の想像通り、 雪投げ合戦になった
車椅子だからって、舐めんなよ!
そんな言葉も投げかけて
死神さんと遊んだんだ
数十分後
りうら
死神
りうら
死神
りうら
これまで、死神さんのことをずっと 見てきたのだ 疲れないことくらい
りうら
死神
りうら
死神
りうら
死神さんは、そっと僕の体を寄せて
死神
そう、呟いた
りうら
雰囲気が、違くて、距離は近くて、 心臓はバクバクで、 だから、しょうがないんだ
りうら
こんな、言うつもりのないことを 言ってしまったのも
死神
死神
そんな、死神さんの声を最後に 僕の意識は闇へと沈んでいった
りうら
目を覚ましたのは 雪が降り積もる外……ではなく
見慣れた自室だった
りうら
死神
眠たい目を擦り、体を起こす
りうら
寝起きで声が少し掠れているが、 ちゃんと、話せている
死神
死神
りうら
死神
死神さんが指差した方向を見ると 畳まれた車椅子があった
りうら
りうら
死神
ふわっと笑う死神さんは、 眠たい目で見ても綺麗だった
死神
りうら
少しでも、死神さんを見てたいから
りうら
死神
りうら
棺桶っていうのは、そのまま、 自分の棺桶作りのことだ
りうら
死神
りうら
僕は綺麗なまま逝きたいのだ
死神
死神
死神
死神さんは淡々と質問を 投げかけてくる
りうら
りうら
死神
りうら
そう、本当にこれは知らないのである
死神
死神
りうら
死神
死神
りうら
死神さんの後ろ姿を眺めながら 死んだらどうなるかなんて くだらないことを考えていた
死神
りうら
りうら
死神
凄い明るいが、飾り付けを行うのは 死後自分が入る棺桶だ
りうら
死神
りうら
死神
りうら
死神
りうら
なんて、くだらない会話を 続ける
夕方頃
りうら
死神
りうら
死神
りうら
金持ちだからこそ、心配なんて されてこなかったのかもしれない
りうら
そんな風に思ったことは、 両手では到底足りないほどある
りうら
本当に、くだらない
死神
死神
毎回、突然に、死神さんは 事実を告げてくる
りうら
終わるなんて、悲しいなぁ そんなふわっとした言葉も 今は頭にないだろう
りうら
死神
りうら
死神
死神さんは不機嫌顔をして、 こちらを見てくる
りうら
わからない。なんて今更かな?
りうら
りうら
死神
諦めたように呟く。 そんな諦めの声すら、優しいのだ この死神は。
りうら
死神
りうら
僕が死ぬ その瞬間まで
死神
りうら
僕は、死神さんがフリーズしたのを 少し見て、
りうら
と言った
車椅子に乗って、夕飯を食べに行く あの言葉に嘘はない
死神
死神
死神
「そばにいて」 と言われて、 もうない心臓が爆発しそうなほど びっくりしてしまっている
死神
死神
それが子供って生き物なんだろう 、と無理矢理結論づける
死神
死神
消えそうなほど、冷たくなる
死神
俺なら、あんな顔させんのに 俺なら、もっと楽しませてやれるのに
死神
死神はきっと "誰かを幸せに" なんてできない だから
死神
死神
りうらが死ぬ その瞬間まで
りうら
死神
いつも通りの挨拶をする
りうら
死神
りうら
わかりきった答えを相手に求める それが、甘えなのかは、わからないが
死神
死神
死神
少しして、止まった死神さんの声を 聞いてから、僕は話し出す
りうら
死神
りうら
死神
りうら
死神
ああ、こんな何気ない会話でさえ、 なくなってしまうんだ
りうら
だから、今は
りうら
死神
りうら
ただ貴方の
死神
笑顔を見ていたい
6日後ー夜ー
りうら
実感なんてないから、わからないけど それでも終わりなんだと思うと 寂しくなる
死神
死神
りうら
本当に、楽しかったんだ
りうら
僕のわがままをなんでも 聞いてくれて
りうら
死神
りうら
ねえ、死神さん 僕ね気づいたんだ
りうら
死神
りうら
この想いが、何か
りうら
死神
りうら
気づいちゃいけなかった? そんなの、わかんないよ
りうら
死神
でもね、それでも
りうら
死神さん。
死神
りうら
りうら
死神
りうら
死神さんのことを死ぬまでに 少しでも知っておきたいから
死神
死神
死神
それから、死神さんは 死神さんが会った人たちのことを いっぱい話してくれた
1人目は
死神
死神
勉強ができる、良い子の話
2人目は
死神
死神
貧乏で、生活ができない子の話
3人目は
死神
死神
死神
何も残したくない画家の話
4人目は
死神
死神
死神
反抗期の学生の人の話
5人目は
死神
死神
良くない仕事をしてたダメな人の話
6人目は
死神
りうら
りうら
話を遮られてしまった というより終わらせられた
死神
りうら
死神さんがどれだけの人と出会って 何を知って何を思ったのか
それを、もっと、もっと聞きたい
死神
りうら
死神
りうら
死神
りうら
今日、僕は死ぬ それなら
りうら
少しくらい"イタズラ"したって 許してくれるよね
死神
なにやら、違和感がして目覚める
死神は寝ようと思えば寝るので このまま朝まで寝てるもんだと 思っていた
死神
りうらがいない
死神
死神
死神
死神
死神
俺はりうらを探しに行った
死神
そこには、今にも 消えてしまいそうな君がいた
りうら
死神
僕の近くに寄り、僕の頭を 死神さんの膝の上に乗せた
りうら
力無い声が自身の耳に届く
僕は微笑む
りうら
死神
僕は死神さんの方へ手を伸ばす
りうら
死神
酷く、苦しげな表情をしている 僕より、泣きそうだ。
りうら
りうら
りうら
死神
今だけでも、いいから
りうら
死神
俺は、精一杯、笑う
りうら
不器用な笑顔。 だけど、今はそれでも良いんだ
りうら
死神
しんしんと雪が降り積もる中、 2人は沈黙していた
りうら
死神
その沈黙を、僕は破った
りうら
死神
りうら
死神
自分の隠していた想いを伝えるように そう言った君は続ける
りうら
死神
りうら
りうら
りうら
死神
りうら
りうら
へへ、っとイタズラが成功した 子供みたいに笑って見せるから
死神
余計に泣きそうになる
死神
死神
りうら
死神さん、か
死神
りうら
死神
りうら
死神
りうら
なんだか、秘密を知れたみたいで 嬉しかった。
りうら
死神
りうら
ああ、なんでなんよ
死神
泣かせんなや
死神
笑顔でおるって決めたんやから
りうら
そんな風に返されるなんて 思ってもなくて
りうら
あったかくて
りうら
りうら
泣きそうだよ。
死神
死神
泣きそうになるのを堪えて 精一杯笑う
りうら
僕の最後の人が君で
死神
りうら
死神
りうら
りうら
2人は笑っていた
死神
死神は1人 棺桶の前まで来ていた
死神
死神
何を話そうとも返さない
死神
死神は棺桶をそっと覗いた
死神
棺桶に入った人物を見た その時、ふと花が目に映る
死神
死神
棺桶の中には、
薔薇 アイビー マリーゴールド桔梗
そして
死神
ヒペリカムが咲いていた
死神
死神
死神
アネモアの花をそっと置いた