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幸せよ、届け~第4話~

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幸せよ、届け~第4話~

1 - 幸せよ、届け~第4話~

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2019年03月02日

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春永 凜々

お邪魔しまーす

城井 蓮

はいどうぞ

病院から近いはずだったウチに来るまでに土砂降りが降り、服や髪から滴るほどずぶ濡れになった

春永 凜々

にしても...この家デカすぎ...

父が医大で働いているせいか、産まれる前からデカい一軒家に住んでいた

欲しいものはなんでも手に入るし、手術もすぐにできる財力に、俺は苦労をしたことはなかった

城井 蓮

...デカいだけだよ

春永 凜々

母さん

蓮くん?帰ったの?

奥からは母さんが顔をひょっこり出してこっちを見ていた

城井 蓮

母さん、ただいま帰りました。

城井 蓮

こっちの人は...

春永 凜々

は、春永 凜々です!

春永 凜々

蓮くんとは病院で知り合って...

母さん

あら!もしかして彼女さん?!

母さん

まあまあそれは大変だわ!お茶をお持ちするわね!

城井 蓮

待ってください母さん!彼女じゃ...

もうすでにキッチンへと駆け込んだ母さんには俺の声は届かなくなっていた

春永 凜々

あっちゃー。勘違いされてるね...笑笑

城井 蓮

はぁ...まぁとりあえず後で弁解しとく...

そう言い、凜々をとりあえず風呂に入れさせた

春永 凜々

蓮お風呂と服ありがとうー

城井 蓮

ごめんな。母さんは着物しか着ないから俺のだけど...

春永 凜々

いやいいよ!ブカッとはするけど問題なし!

髪の毛を乾かしてないのか、凜々の髪の毛から水がボタボタと落ちた

城井 蓮

ちょ...凜々!髪の毛乾かせって!

春永 凜々

えーじゃあ蓮が乾かしてよ!

城井 蓮

なんでだよ...

春永 凜々

めんどくさいんだもーん♪

そんなこんなで俺は凜々の髪の毛を乾かさなくてはいけなくなった

凜々の、女の髪の毛から俺の匂いがするのが俺には慣れなくて、早く終わらせようと急いで乾かした

城井 蓮

...凜々

春永 凜々

...さすがに気がついたか

城井 蓮

なんだよ、この傷...

後ろの頭部に、少し大きい切り傷があったのだ

春永 凜々

...最近彼氏がいたんだけど

春永 凜々

幼なじみと一緒に、彼氏の誕生日プレゼントを買いに行ったんだけど

春永 凜々

浮気してるんだって勘違いされて...

城井 蓮

それで切られた?

春永 凜々

元々手が出る性格だったんだアイツ

春永 凜々

その時は結構大きい石で叩かれちゃって、

城井 蓮

それでこんな切り傷...?

春永 凜々

傷跡は見てないけど、あるってことはわかる

城井 蓮

...痛かったろ

春永 凜々

...うん

こんなにも彼女は闘っているのに、どうして...

城井 蓮

......乾かし終わったぞ

春永 凜々

ありがとう!

彼女はどれほど、闘わなければならないのだろう

残りの余命時間で、どれほど闘わなければならないのだろう

俺ができることは...ないのか

春永 凜々

ね、蓮

春永 凜々

私に彼氏といる生活を教えて

城井 蓮

はい?

春永 凜々

私が死ぬまでの、蓮の時間を私にちょうだい!

城井 蓮

ちょ、待てよ、なんだよいきなり...

春永 凜々

だって死ぬまでの時間で、見ず知らずの男共に振り回されたくないじゃない!

春永 凜々

奴らは何十年もの時間があったとして、私との時間が豆粒ほども意味が無いとしても

春永 凜々

私には貴重すぎる時間がなくなるなんて、耐えらんないもん!

春永 凜々

奴らには意味なくても、私にはリスクの高いことなの!

城井 蓮

だからってなんで俺なんだよ...

春永 凜々

だって見ず知らずの人じゃないし、それに蓮はとてもいい人だもん!

春永 凜々

私が嫌なことは、しないでしょ?

城井 蓮

んな自分勝手な...

でも、凜々の考えてる“奴ら”の中に、はたして俺は含まれるのだろうか

そんなの...悔しいじゃねぇか

なら俺が...

.

.

.

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