凌輝side
随分と慌てて家を出ていった樹音に、さっきまでとはまた違った不安が襲ったのは30分くらい前
家の鍵を持ってるくせにチャイムを鳴らして「開けて〜」なんて言う樹音を不思議に思いながら扉を開ければ、最近では全く見る事のない樹音におんぶされた○○の姿が映った
凌輝
樹音
凌輝
ゆっくりと渡された○○を横抱きにして受け取り
困惑したままリビングに戻ると、ゲームをしていた舜斗と竜平や、テーブルでスマホを弄っていた真人と壮大と礼王も目を見開く
礼王
凌輝
ソファに○○を寝かせれば、ぞろぞろとソファを取り囲む兄弟
壮大
竜平
舜斗
真人
すやすやと眠る○○の顔はあどけなくて、こんなに可愛い妹を泣かせた奴は絶対許せない
竜平と舜斗は○○の傍を離れずに心配そうに見詰めて、壮大はかなりキレてるのか腕を組んだまま微動だにしない
暫く全員がそうしていれば樹音が帰ってきて事の顛末を話し始めた
樹音
礼王
樹音
竜平
樹音
続く
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