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私は、幽霊です。
幽霊ですが、叶わない恋をしました。
この恋は一生叶わないのでしょうか…
もも
(今日こそは…今日こそは言うぞ…！）
れお
でさー(笑)
たいが
それ、やばいな(笑)
もも
たいが君！
もも
あ、あの！
たいが
なんか、名前呼ばれたような気がしたんだけど気のせいかな？
れお
気のせいじゃね？
なぜか、私の声はたいが君に届くんです！
もも
気づいてくれた！
たいが
んー…。誰かに呼ばれてたらその子が可哀想だから…
たいが
俺のことを呼んだ人はー！あそこのベンチに来てくださーい！待っても来なかったら帰ります！
れお
本当に優しいな
たいが
いや、だって可哀想じゃん？
たいが
悪いけど、先帰ってもらってもいい？
れお
りょーかい
5分後…
もも
(どうしよう…！たいがくんを待てせてる…)
もも
(言うしかないのかな…)
もも
(て言うか、私がたいがくんの隣に座ってるけどいいのかな…)
たいが
あの、俺の事呼んだのって君かな…？
もも
え、何で私のことが見えるの…？
たいが
なんか俺、幽霊見えるみたい(笑)
もも
私の声、届いてますか…？
たいが
はい、届いてます(笑)
もも
あ、ごめんなさい！
たいが
え？なんで？
もも
私がたいがくんを呼び止めちゃったから…
たいが
大丈夫だよ(笑)
もも
あの！あの！
たいが
ん？
もも
私、ずっとたいがくんの事が大好きでした…！
もも
いつも、たいがくんの事を見てました！どんな時でも、悲しい時も、笑ってる時も…！
もも
でも、私はどうする事も出来なかった…。
たいが
俺も好きだった…！誰よりも！大好きだった…！
たいが
でも、俺はももが事故にあったとき、何も出来なかった…。
もも
私がももってわかってたんだ…。
もも
ありがとう！
たいが
もも、俺は君が大好きだ。
たいが
俺と付き合ってほしい。
もも
私は幽霊なんだよ…？たいがくんに触れることも出来ない…。ただ見てる事しか出来ないんだよ？
たいが
それでも、俺は君が大好きなんだ…！
もも
ごめんね…たいがくん…！私は付き合う事は出来ない…。たいがくんには幽霊の私より、普通の女の子の方が似合うよ！
たいが
もも、君も普通の女の子なんだ…！俺には普通の女の子にしか見えない…！
もも
たいがくん…！ありがとう…！こんな嬉しい気持ちは初めて！
たいが
俺も初めてだ！
もも
でも、たいがくんの頭から、私の記憶を全部消します…。
たいが
なんでだよ…！
もも
ごめんね…！でも、そうしないと、たいがくんは幸せになれない…。
たいが
お願いだから記憶を消さないでくれよ！
もも
じゃあ、私の記憶はたいがくんの頭の中で、忘れられないたい大切な人として残しておくよ！
たいが
もも…！ずっと俺のそばにいろよ…。
もも
ごめんね、たいがくん…。ずっとたいがくんのそばにいるから泣かないで…！
もも
初めての気持ち、ありがとう。ばいばいっ！
たいが
あれ…俺は何で泣いてるんだろう…。確か…大切な人っ…。痛い…。思い出そうとするとなぜか頭が痛くなって泣きたくなる…。
たいが
大切な人…。
もも
たいがくん！ありがとう！
たいがくん！世界で1番大好き！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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