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美咲
美咲
なんて思いながら 今日はライブで配るビラ作り
美咲
初めての作成に戸惑いながら ペンをくるくる回す
美咲
美咲
美咲
ぱらぱらと雨が降り出した
美咲
美咲
美咲
美咲
私は椅子から立ち上がった
ガチャッ
コンコン
美咲
私が隣の部屋に行くと 案の定窓が開いたままだった
美咲
そして私が窓を閉めた途端
激しい雨が降り始めた
美咲
ピカッ
美咲
ゴロゴロゴロ
光ってから少し経って雷鳴が聞こえた
美咲
私は隣の部屋にいるはずの 未渚美の姿がないことに気がついた
さっきまで作業をしていたであろう 資料とパソコンがおいてある
ガチャッ
マネージャー
マネージャー
美咲
マネージャー
マネージャー
美咲
美咲
マネージャー
マネージャー
マネージャー
美咲
マネージャー
美咲
美咲
マネージャー
美咲
私は再びデスクへ戻った
美咲
美咲
美咲
私は頭を抱えた
ピカァッッ
窓の外が激しく光った
光に驚いてペンを置いたとき
未渚美
未渚美の震えた声が聞こえた
美咲
声が聞こえたのは 未渚美のデスクがある部屋ではなく 私の部屋の入り口の方
美咲
声をかけたが返事はない
美咲
少し耳を澄ませてみる
すると
未渚美
遠くで鳴る雷の音とともに 未渚美の浅い呼吸音が聞こえた
美咲
美咲
私は入り口に回った
美咲
そこには小さく丸まりながら ドアノブを握る未渚美がいた
未渚美
美咲
未渚美
私を確認するためにあげた顔も すぐに伏せてしまった
美咲
美咲
未渚美
未渚美
美咲
未渚美
少し恥ずかしそうに顔を赤くしている
私に恥ずかしい素振りを見せる そんな余裕はない
美咲
美咲
未渚美
美咲
美咲
美咲
未渚美
美咲
美咲
恐怖から少し震えた冷たい手を握ると 恐る恐る立ち上がった
美咲
やっと立ち上がってくれた
未渚美
美咲
ピカッッッ
一段と強い光が空を覆った
未渚美
未渚美が私にしがみついて来た
服を握る力の強さから 相当の恐怖が伝わる
雷はだんだんと強くなる
直後、 光に見合った大きな雷鳴が響いた
美咲
美咲
未渚美
未渚美
美咲
私は未渚美の震えている華奢な背中を 優しく静かに撫でる
美咲
未渚美
未渚美
凄く怯えている
私はとりあえず落ち着かせてあげる それしかできない
美咲
未渚美
美咲
未渚美
美咲
未渚美
立ち上がったままの私を 涙目で見上げて来た
いくら怯えているからって、 可愛い。
未渚美
美咲
ゴロゴロゴロ
未渚美
美咲
美咲
未渚美
美咲
未渚美
美咲
美咲
未渚美
美咲
美咲
私がお湯をとりに行っているからって
雷はならなくなるわけがない
美咲
未渚美
私が戻ると デスクの椅子の上に足を抱えて 顔を膝に埋めていた
美咲
未渚美
美咲
美咲
猫舌の彼女に少しぬるいココアを渡す
未渚美
デスクの椅子は当たり前だが 1人で座るものだ
なのに
未渚美
美咲
美咲
未渚美は私の服の裾を握った
美咲
私が椅子ごと少し近づくと 未渚美は安心したようだった
未渚美
未渚美
また空が光った
美咲
私は椅子から立ち上がって 彼女の頭をそっと撫でた
未渚美
美咲
未渚美
美咲
未渚美
美咲
未渚美
私は空いている方の手で 未渚美の持つマグカップを そっと抜き取った
ソファに座ると私の方に体を預けてきた
美咲
美咲
未渚美
美咲
ピカッッッ
ゴロゴロゴロ
今日1番の大きい雷が鳴った
未渚美
未渚美
美咲
美咲
未渚美は私の手を強く握った
未渚美
美咲
近くに大きな雷が落ちた
美咲
私は彼女の肩をこちらに引き寄せた
美咲
私は優しく彼女の耳を覆った
未渚美
美咲
未渚美
美咲
あの大きな雷から少し弱くなった
音も光も小さくなった
未渚美
音が鳴り止むと私から 体をそっと離し始めた
私はまだ強張っている その体を引き止める
美咲
未渚美
美咲
美咲
未渚美
寝てしまった その目には大粒の涙が溜まっている
怖かったね。
って私は彼女の頭を撫でる
雷はまだなっている
美咲
仕事は後回しにして マネージャーにタクシーの連絡をした
end
後日
この日の未渚美と美咲の様子が ブログに投稿されていて
恥ずかしそうに顔を赤く染める彼女 私も少し照れた。 そんな私と未渚美の話はまたどこかで