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コメント
4件
もうだーーーーーいすきです。 ほんとに主さん天才すぎる
1400タップお疲れ様でした😻 面白くない話を長々と書いてしまい申し訳ないです(T^T) 次回もお楽しみに💖
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?????
寒い日だった
Mother.
Light.
Light.
Mother.
Mother.
Light.
母さんの手を握ってたんだ
今日は父さんの帰りが遅いから
母さんとふたりで
少し遠くに来ていたから
手を繋ぐのも
恥ずかしくなかった
Light.
Light.
Light.
Mother.
母さんの目は
いつもとは違った
Mother.
Mother.
母さんが耳打ちしてくる
もちろん俺は
状況がつかめず
その場に立ち尽くす
前に立っていた
フードを被った男の人
母さんよりも若く見えた
その男のひとと
目が合った
そいつの顔は
5年経った今も
きっとこの先も
記憶から消えることはないと思う
恐怖で体は動かない
その瞬間
男がこっちに向かってくる
手には
刃物を持っているのが見えた
Light.
Mother.
母さんに抱きつかれた
状況が全く掴めず
ただ
母さんと
会えなくなってしまう
恐怖
それだけが胸を埋めた
男の人が数人
こちらに走ってくる
Mother.
Mother.
Mother.
Mother.
Light.
Mother.
Mother.
知らない男の人に抱かれる
母さんから少し離れたことで
母さんが
刺されたことを理解した
Light.
Light.
Light.
「失敗してもいいけど」
「同じ失敗は繰り返さないこと」
「同じ思いはしちゃいけない」
「同じ想いをさせてはいけないのよ」
母さんから
よく聞かされた言葉
母さん、ごめん
俺、忘れてたわ笑
でも、思い出したよ
同じ失敗はしなかったし
同じ想いもしないと思う
でも
俺の友達は
俺のことを
大切にしてくれているから
同じ想いは
させてしまうかもしれん
夜10時
もうとっくに消灯した病棟
なんでこう
短期間に2回も
病院で
友達の生死を聞かされなきゃいけないの
なんでか
責任感を感じやすい6人
らいとが
死んだりでもすれば
Melt.
Melt.
考えられない
考えたくない
Lapis.
Lapis.
ひとりで
どこかへ行ってしまったロゼ
Lapis.
Melt.
Lapis.
Lapis.
Shion.
Lapis.
Lapis.
Lapis.
Lapis.
Shion.
Shion.
みかさと
電話してきたしおん
事実だけ述べると
俺の隣に腰掛けて
また黙り込んでしまった
Lapis.
Lapis.
らいとが刺された時から
妙に冷静ならぴす
まるで
死に恐怖を感じていないみたいだ
Melt.
Lapis.
Melt.
Melt.
Melt.
言葉に詰まる
彼が
感じていること
Melt.
Lapis.
Lapis.
こいつ
よくわかんないときに
謝ることあるよね
今度は
ちゃんと聞きたい
Melt.
Melt.
彼は俯く
Lapis.
唇を
きゅっと結んだかと思えば
彼の膝には
水滴が
ぽたぽたと
ひとつぶ、
ふたつぶ
やがて
彼の頬を伝うようになってゆく
Lapis.
Lapis.
Melt.
間接的に安心させてくれる
あいつみたいに
なにも
話さなくていいよって言ってくれた
こいつみたいに
つらいきもちに
そっと、
寄り添える人でありたい
Shion.
Shion.
Shion.
わかりやすく
きょとんとするらぴす
しおんを見つめると
彼は
キリッとしたまゆげで
応えてくれる
Melt.
Melt.
Shion.
Shion.
Shion.
Shion.
Shion.
Shion.
Shion.
優しさ故の
弱さは
彼をいっそう
もろいものにする
Lapis.
Lapis.
Shion.
Shion.
Shion.
「だいじょうぶ」
この
たった一言
その一言が
お互いを認め合い
助け合う
「世界一懐かしい一言」だ
ランプが消える
息を飲む
医師が出てくる
心臓は
激しく動いて
体全体が
振動する
お願い
お願いします
医師は言った
「命に別状はありません」
Shion.
Lapis.
Melt.
Shion.
Shion.
発狂するしおん
怒りながら涙を流すらぴす
ここに
ロゼはいない
Melt.
Melt.
俺たちが住んでいるところより
少し標高が高くて
田舎なここは
空の綺麗に見える
丘の上にあった
Rose.
彼の目は
赤く腫れていた
Melt.
Melt.
そう告げると
彼の目から
また涙が溢れ出す
Melt.
Melt.
Melt.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Rose.
Melt.
Melt.
Melt.
Melt.
Melt.
Melt.
Melt.
Melt.
Melt.
Rose.
Melt.
Melt.
Melt.
Rose.
Rose.
Rose.
Melt.
Rose.
Melt.
Melt.
彼は今
戦っているんだ
朝の光か
眩しいような感覚
でも
頭は異様にくらくらするし
目は開かないし
お腹がものすごく痛い
痛みのせいか
吐き気もする
遠くからは
誰かの話し声も聞こえてくる
俺も話したい
鮮明に
思い出してしまったあの思い出を
忘れたい
寂しさを
紛らしたい
うっすらと
目を開ける
らぴすだ
彼はぼーっとして
窓の外のどこかを見つめている
こちらに気づく気配はない
気づけよ
なら
外の声は
ほかの3人か?
らぴすを見つめていると
目が合った
Light.
Lapis.
Lapis.
Lapis.
Lapis.
Lapis.