陽菜が美咲の家に 向かっている頃
香苗
香苗
美咲
美咲は派手に吹き飛ばさりれ 玄関のドアに 背中を打ちつけた
美咲
香苗
美咲
美咲
香苗
美咲
美咲
美咲
ペンダントを 外しなさい
美咲
美咲
美咲
美咲
お母さんから
高校入学のお祝いでもらったやつ
美咲
母
美咲
おばあちゃんの形見なんでしょ?
美咲
簡単にあげちゃっていいの?
美咲
流石に貰えないよ
母
お祝いじゃなくて
母
美咲
美咲
どうやって
私にプレゼントすんの?
母
話してなかった事なんだけど
母
遺言でね
美咲
母
母
霊力が強い子として生まれり事を
おばあちゃんは予期してたの
美咲
母
強い力を持って
生まれてくるだろうって
美咲
母
美咲のお守りにしてほしいって
美咲
母
おばあちゃんの霊力が
練り込まれてるの
美咲
母
ちょっと特殊でね
美咲
母
なんて言えばいいのかな?
母
みたいなものかしら?
母
おばあちゃんの霊力には
混じっていたの
美咲
このペンダントをつけてれば
霊が嫌がって
私に近寄ってこないって事?
母
母
おばあちゃんの言った通り
ものすごい力よ
母
美咲を苦しめる事になるから
母
高くなる高校生になったら
これを美咲に渡せってね
美咲
美咲
美咲
美咲
ずっと付けてたせいで
美咲
美咲
美咲
香苗
香苗
美咲
美咲
美咲はペンダントを ゆっくりと取り バッグへ仕舞う
香苗
美咲
美咲
わかってくれた?
香苗
香苗
美咲
香苗
美咲
よろしくね!
香苗!
香苗
香苗
美咲
香苗
美咲
誰を?
香苗
美咲
香苗
美咲
お母さんを待ってるの?
香苗
次の瞬間
美咲
美咲を眩い光が つつみこんだ
それはまるで 母親に抱きしめられいるかのような
暖かく、そして 悲しい感覚
美咲
美咲
香苗の記憶が 美咲の体を 包み込んだ
美咲
美咲
美咲
それは香苗と母との 悲しい過去







