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おばあちゃんとミカン

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おばあちゃんとミカン

1 - おばあちゃんとミカン

♥

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2018年11月14日

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その光景は小さい頃から見ていた一。

由香里

「ただいまー」

私が小学校から帰ってくると、今日も縁側でおばあちゃんと犬のミカンが遊んでいる様子が聞こえてきた。

おばあちゃん

「ほうら、ミカン。大好きなミカンだよ」

ミカンは雑種の犬で、おばあちゃんが保健所から引き取ってきた犬だった。

体格は大型で、毛色は茶色。 どういう経緯で野良犬になったのかはわからないけど、保健所に保護されたときに首輪が付いていたので、捨てられていたのかもしれない。

由香里

「おばあちゃん、ただいま」

おばあちゃん

「おかえり、由香里」

由香里

またミカンと遊んでたの?

おばあちゃん

ああ、ミカンは蜜柑がすきだからねえ

おばあちゃんは右手に蜜柑を持ち、ミカンの前にそれをちらつかせている。

おばあちゃん

ほうら、持っといで

とおばあちゃんはそれを軽く放った。

ミカンはピョンと跳ねると、弧を描いて落下する蜜柑を見事に口でキャッチ!

ミカン

(どう、すごいでしょ!)

と、言わんばかりにおばあちゃんのかおをみて、ミカンは尻尾を振った。

おばあちゃん

あはは、いい子だ、いい子だ

そう。ミカンは、おばあちゃんが投げる蜜柑しか遊ばないのです。

いつからだろう。

おばあちゃんは、私の知らないおばあちゃんになっていった ー。

今回はここまで、続きは、ハート150いったら出します! さて、おばあちゃんはこのあとどうなってしまうのか!

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