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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ピリリッ ピリリッ ピリリッ 目覚まし時計が俺を起こす音を鳴らしている。

ん……あー……

俺の脳はその音に揺さぶられながらも、目覚まし時計に手を伸ばした。 ガチャッ

はぁ…ねっむ…

今何時?

…9時か…及第点

…起きよ

俺はのっそりと起き上がり、ぐっと一伸び。

うぐぁ……

まだ覚醒していない脳をどうにか保ちながら、俺はベッドから降りて、洗面所に向かった。

ジャーーーーー バシャッバシャッ

タオルタオル…

顔の水分を十分に染み込ませるため、タオルに顔を沈ませる。

はぁー…あったけー…

目も覚醒してきたところで、 俺はタオルから顔を離した。

今日何食おっかな〜…

あ、バターロールあんじゃん

ラッキー…

トースターにバターロール2個をぶち込み、俺はコーヒーを淹れることにした。

いつにも増して平穏な朝だ…

俺は楽山 蒼(らだやま あお)。

どこにでもいる一般の大学生。

1年前から一人暮らしを始めた。

昔から人付き合いが人並み以上に苦手だった俺は、この生活に満足している。

自分の行動に誰も何も文句を言わない。

控えめに言って最高すぎる。

…でもやっぱり、大学内の付き合いは最低限やんなきゃいけないけどな。

にしても楽しー…

熱々のバターロールとコーヒーをのどかに嗜みながら、俺は意気揚々とテレビのリモコンをつけた。

今の時間ニュースよりエンタメ系しかねーなぁ…

“現在人気沸騰中のラーメン屋特集”

“近日公開予定映画の主演 〇〇〇〇さんに突撃インタビュー”

“すぐ知りたかった! チョー楽チン家事テク☆”

このラーメンうまそー…
今度行ってみようかな〜…

ん?あれ、ぺいんとからだ

ぺいんと。 平院 透(へいいん とおる)。

俺にとって珍しい、 高校からの友達。

しかも親友だ。 (アイツも公認)

高校卒業後はお互い違う大学に進学したが、たまに遊びに行ったりしている。

珍しいなこんな時間に…

ん?

現在時刻 9:36

…い、今から?

こんな藪から棒に訪問してくるような奴だったっけ…

…すっげぇ通知出してくるじゃん

こんなうざったくないよな…アイツ

なんか切羽詰まってんのかな…

いつものぺいんとじゃないし。

取り敢えず返信しとこ

^ら^ 起きてるよー

^ら^ 今日授業無いからいいよー

さーて…

ぼちぼち待つか

俺はふわぁ〜っと欠伸を出し、 親友の到着を待つことにした。

親友を匿うことになりました。

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