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エーミール
爽やかな風が頬を撫でていく どこか落ち着いた気持ちで丘を登っていくと 大きな楓の木が揺れている
エーミール
グルッペン
現れたグルッペンは 昔とは変わらない綺麗な金の髪を輝かす 嬉しそうに笑う笑顔は無邪気そのものだった
エーミール
グルッペン
エーミール
訛った喋り方で返事をすると ぷくっと膨らました頬が萎み笑顔が戻った グルッペンはこんなに子供だったかな
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
こんな魔王みたいな見た目だけど 強く優しい男なんだと実感した、そんな彼奴が 自身の約束を破るとは思えない
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
グーっと体を伸ばしてから 青々と広がる草原に身を投げた、幼い頃を 思い出しながら俺も隣に寝転ぶ
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
起き上がったグルッペンの髪が揺れる 隠された左目は痛々しい傷がくっきりと残っていた
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
鋭い純粋な言葉は深く刺さった 体を起こし俯くと腕が首を通り肩に置かれる
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
勢いよく立ち上がったグルッペンは 笑顔で真剣な目で俺を見ながら手を差し出した
グルッペン
エーミール
グルッペン
ハッキリと呼ばれた名前はいつまでも 絡みつく濃霧を振り払った 俺は迷わず膝をつきしっかりと手を握った
エーミール
グルッペン
ニカッと笑いグルッペンの手に誓いをたてる うるさい心臓の音を聞きながら立ち上がり 握手をするとグルッペンは急に倒れ込んだ
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
すぐに医療班が来てくれて治療が始まる 俺はコネシマさん達と共に街へ戻ることになった
エーミール
ノックをしドアを開けると 消毒液の匂いが俺を迎えてくれた
トントン
エーミール
カーテンの中に居たのは 仲良く包帯ぐるぐる巻きの2人だった
グルッペン
エーミール
トントン
グルッペン
エーミール
フルーツが入ったバスケットを渡すと 2人は嬉しそうに漁った 書類が積まれた机に1枚の封筒を置いた りんごを齧るグルッペンは不思議そうに手に取る
グルッペン
トントン
エーミール
トントン
エーミール
グルッペン
エーミール
「拝啓、グルッペン・フューラー様 この度は私達の街を守るために兵を出し 身を挺し守ってくださり誠に感謝致します そして、私達は貴方様に不敬をはたらいた事の 謝罪を申し上げます 貴方様の庇護や援助はエーミールから聞いており 自分達でも認識して居ましたが受け入れず 傲慢な態度をとり申し訳ございませんでした その詫びと感謝の意を込め 私達の街を貴方様の国に組み込ませて頂きたい 我儘だということは承知ですので どうか我々に貴方様を支えさせてください」
エーミール
トントン
トントン
テーブルに拳を打ち付けたトントンさんは 声を荒らげて抗議した ベッドから動こうとした瞬間、人差し指を立てた グルッペンの手が差し出されると口を閉じる
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
トントン
グルッペン
エーミール