嫌潔
俺はグッと体に力を入れて身構える
それを見た千切は眉を下げた。
愛千
嫌國
愛千
愛千
愛千
千切は喋り終わる前にそっぽを向き、必死に笑いを堪えていた。
嫌國
嫌馬
嫌馬
馬狼の眉間にシワがより、額に血管が浮き出る
嫌潔
嫌潔
嫌潔
俺は少し不安に思った。
もしこの千切が世一のところの千切じゃなくて
今までの 世一と出会ってからの話をずっと聞いていたのだとすると
世一からの言葉も
蜂楽からの言葉も
俺の仲間だからって理由で 拒絶されるかもしれない。
そんな事を考えて、怯えて、何も言えなくなってる俺を横に
蜂楽が口を開いた
愛蜂
愛千
愛蜂
嫌潔
愛千
嫌潔
愛蜂
嫌潔
ちなみに俺の下着の色、今日は濃い紺なので違う。
ってことは多分この千切は世一のところのだ。
そう思い俺はほっと胸を撫で下ろす
嫌國
愛潔
愛潔
國神の声を遮るように遠くから声が聞こえた。
愛千
愛蜂
そうやって蜂楽と千切は顔を見合わせた。
その瞬間ばしっと千切の頭を叩いた人がいた。
愛千
愛玲
愛千
玲王は軽く手の平で千切の頭を叩いたらしく
痛いと言ってはいたがあまり千切は痛そうな素振りを見せなかった。
そんな中ズリズリと音を立てながらこっちに向かってきていたのは
愛潔
愛潔
愛凪
凪をおんぶした世一だった。
ズリズリという音の正体はおんぶしきれない世一が凪の足を引きずっている音だった。
そんな世一の姿を見た馬狼と國神は目を丸めた。
それを見た俺はすかさず
嫌潔
嫌潔
と世一達を背後に、今までの事を説明した。
嫌國
嫌國
嫌馬
嫌馬
もう1人の俺...世一の世界の馬狼が俺らを指さしてそう言った。
嫌潔
嫌潔
嫌馬
嫌馬
信じられないようなことなのに世一が言うとすんなりと馬狼は信じてくれていた。
信頼されてるんだなと、俺は少し安心した。
愛凪
愛玲
愛玲
愛千
愛潔
俺らは俺らなりにできることを精一杯すると決め、顔を見合せ頷いた。
すると蜂楽が俺ら4人の中に割って入って
愛蜂
と言った。
俺らはもちろんだと答え、全員とグータッチを交わした。
次の扉を探す前に休憩することになった。
その際にお互いの世界のことについて話したり、
写真を撮ったりした。
せっかくだから今2人いる俺と世一を撮ることになった。
カメラは凪がスマホを持っていたからそれを使って、
千切は何故か吹っ飛んで怪我をしていた。
愛凪
愛玲
愛玲
愛凪
愛潔
嫌潔
愛凪
俺含め、数人がわらわらと凪のスマホを覗いた。
嫌國
嫌馬
愛潔
嫌潔
愛玲
愛玲
愛凪
愛玲
嫌馬
嫌國
國神は顔を見せないが、涙を流し
馬狼は少し微笑んでいた
愛潔
ていうか俺らの世界の國神と馬狼は絶対こんな顔してくれない。
オレ 愛されてるな...世一...
愛蜂
嫌潔
そろそろ扉を探していこうみたいな雰囲気になりかけた時
蜂楽が質問した。
俺も疑問に思ってはいたので、蜂楽に便乗する形で聞いてみた。
愛千
愛千
さっきまで倒れていた千切が復活して説明してくれた。
どうやら千切と玲王が目覚めた部屋にスピーカーがあって、
そこから俺らが目覚めた部屋の声がそのスピーカーからダダ漏れだったらしい。
愛蜂
嫌潔
愛玲
愛千
愛千
愛凪
ぐりぐりと凪が頭を世一に擦り付ける
こいつらを見ててふと思った。
そういえば1度も俺と世一を見間違えたことがない。
愛玲
愛玲
愛千
愛蜂
愛潔
世一には友達以上、恋人未満...というか
クラスのマドンナを取り合う男みたいな...
好きオーラ全開で絡みに行っている
てかなんでこれで世一は気づかないんだ??
愛凪
愛玲
愛千
愛蜂
愛潔
......
オレ 愛されてるなぁ...世一
コメント
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すみませんっ、色々忙しく投稿が遅れておりますが、今週の土日には投稿予定ですのでしばらくお待ち下さい💦
どっちも違う世界の潔が愛されているって思ってるのか…お前らはどっちも愛されればいいんだよ!! 今回も最高でした!続き頑張ってください!