黄青

正直君が別れを考えてる事にびっくりした あんなに愛を伝えてくれたのに あんなに愛してくれたのに あんなに愛せたのに また君も僕から離れていくんだね

なに？ころちゃんずっとって？ あんなに愛し合っていたのに 僕が君を嫌いになんてなるわけないでしょ？ 何言ってるの？

分かんないのは僕も一緒だよ

もうこの空間にいちゃいけないような感じがして 僕は逃げ出した

ｶﾞﾁｬ…ﾊﾞﾀﾝ

もう何日経っただろう 分からない あの日から僕はネットにも浮上しなくなった 勿論メンバーからの連絡は一切無視 家のインターホンがなっても無視 世界がまるで空っぽになったみたいだった 口にする物にはまるで味が無くて 飲み込んでも吐いてしまう お風呂にも入る気力も湧かなくて 言わば廃人化

ｶﾞﾁｬ…

なんで なんで なんでころちゃんがいるの？

長く続く沈黙 それに耐えきれずに 僕は部屋を出ようとした

ﾌﾗｯ

あぁ、僕何日もベッドから離れてないんだ 虚しい、このくらいのことで 大切なリスナーさんもメンバーも沢山心配かけて 最低だ

ｷﾞｭｯ

こんな時に君を頼る僕もどうにかしてる

そしてころちゃんは優しく服を脱がせてくれて 下着を脱がせた後僕の背中を見てそっと涙を目に浮かべた

髪の毛を洗ってくれて なんだか付き合いたてを思い出してしまった

ﾁｬﾌﾟﾝ…

ﾎﾟﾀｯ…ﾎﾟﾀｯ…

水面に落ちる雫の音が哀しくて

なんでそんなに悲しい顔して泣いてるの

ｷﾞｭｯ

君の温もりが久しぶりで 嬉しくてたまらなかった

僕を嫌いになった訳じゃない安堵と 笑顔と涙でいっぱいの浴槽は いつもより何倍も暖かった