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第5話 - 第5話最古の人狼ゲーム

112

2024年10月01日

#参加型ストーリー

#最古の人狼ゲーム

#ちょいグロ注意

#病み表現あり

#心が弱い方は、回れ右

水彩

ふぅ…やっと来たね

待ちくたびれたよ

優雅に紅茶を呑みながら呆れたような目線を向ける

……さて
これから最古の人狼ゲームを始める！

キミ達の役職は、もう既に目を通して貰っている筈だ

ユ―リ

嗚呼！
ちゃんと見ているよ！

ふふっ

それじゃあ…ルール説明をするよ

ルールは、至ってシンプル

人狼を見つけ出し、追放するだけだ

鈴ｽｽﾞ

…

だけど…人狼陣営にも手強い敵がいるから
市民陣営の皆は、注意していてね

注意事項は、もう言ってるから

後は…特に無いかな！

各自自由にしたまえ！

霊ﾚｲ

え－他になんかないの－？

ん~…そうだね
強いていうなら……毎晩話し合いを行うから第二号室に集まってね！

ルル

わ、分かった…

鈴ｽｽﾞ

…なんて馬鹿馬鹿しい…

……鈴何か言ったかい？

鈴ｽｽﾞ

……いえ
特に何も

サクラ

(ｹﾞﾎｺﾞﾎｯ

サクラ

何…？此処
めっちゃ煙たいんだけど

殆ど色々な物が壊れ掛けており

目を凝らせば屋根の骨まで見える

ファルナ

あら…先客が居たのね

サクラ

…何？

ファルナ

ふふふっ
そんなに警戒しないで
貴方の事を取って食べたりなんてしないから

にこっと口角を上げ桃色の口紅は微かな光によって反射され光っている

サクラ

アナタ…魔女みたいね

ファルナ

…そうかしら？
これでも魔法使いなのだけれど

サクラ

魔法？
そんなのある訳無いでしょ

ファルナ

いや…あるわ

サクラ

え？

ファルナ

あなた達が目を逸らしてるだけで
この世界には、不可思議な事が沢山あるの

サクラ

不可思議な…こと？

ファルナ

そう

ファルナ

人間は、何故死ぬのか

ファルナ

穏やかな性格だった者が何故狂気に侵されてしまうのか

ファルナ

そして…今あなたの後ろに立っている黒い影の正体は、一体何なのか…

サクラ

ｯ？！

サクラ

黒い影…?!
何よ…！それｯ！

ファルナ

其れは…ね
あなたの人生幕よ

サクラ

人生幕…？
はぁ？何言って……

ファルナ

あなたは、このゲームで死ぬ

サクラ

……

ファルナ

私は、そういう事が言いたかっただけよ

ファルナ

あなたの結末
ちゃんと見させて貰うわよ

サクラ

……あっそ

サクラ

それだけが言いたかったんなら
さっさと違う部屋行って

サクラ

ワタシ…今気分悪いから

ファルナ

…ふふふっ
分かったわ

ファルナ

お大事に…

サクラ

ワタシ……が死ぬ訳無いじゃん

サクラ

死ぬのはアナタだよ

鈴ｽｽﾞ

…

先程来た時とは、雰囲気が違う

鈴ｽｽﾞ

……矢張りあの話を聞いてしまったからでしょうか…

手に持っていた本の表紙を指先でなぞる

霊ﾚｲ

あの話って…何かな？

鈴ｽｽﾞ

…

鈴ｽｽﾞ

貴方には、関係のない話です

霊ﾚｲ

え－そんな悲しい事言わないで教えてよ

鈴ｽｽﾞ

…生憎私は、人と話す事が嫌いなので

霊ﾚｲ

……

霊ﾚｲ

そっか－
なら…仕方ないね

霊ﾚｲ

お兄さんは、違う部屋に行ってくる－

霊ﾚｲ

何か困ったら叫んで教えてね－

鈴ｽｽﾞ

…

私は、か細い声で呟いた

鈴ｽｽﾞ

………これは＿＿のゲームだったんですね

その声量のお陰でこの図書室に害が出る事は、無かった

歩翔ｱﾕﾄ

…

歩翔ｱﾕﾄ

矢張り…先程の光景は、幻では無い

歩翔ｱﾕﾄ

と…言うことは、
おそらく彼女は、人狼陣営

歩翔ｱﾕﾄ

狂人か人狼…もしくは、スパイ辺りだろうか…

歩翔ｱﾕﾄ

何方にしろ……"騎士"である私が皆を守らなくては…

深月ﾐﾂｷ

君が守れるのかい？

歩翔ｱﾕﾄ

ｯ

歩翔ｱﾕﾄ

お前…何者だ……ｯ！

深月ﾐﾂｷ

…やっぱり騎士とは、相性が悪い様だね

深月ﾐﾂｷ

ボクは、決して怪しいものでは無い

深月ﾐﾂｷ

ただの一般人さ

歩翔ｱﾕﾄ

一般人……？
なら何故…私しか乗っていないはずのエレベーターに侵入出来ている…？！

深月ﾐﾂｷ

…そんなの簡単だよ

深月ﾐﾂｷ

＿＿を止めたからね

歩翔ｱﾕﾄ

はぁ？！

歩翔ｱﾕﾄ

＿＿を…？

歩翔ｱﾕﾄ

いや…まさか

歩翔ｱﾕﾄ

そんな事出来ない筈だ！

歩翔ｱﾕﾄ

＿＿は、ゲームマスターが監視している

深月ﾐﾂｷ

…あれぇ？
なんでその事知ってるの？

深月ﾐﾂｷ

普通…誰も知らない筈だよね？

深月ﾐﾂｷ

もしかして…キミ

深月ﾐﾂｷ

裏切り者……？

歩翔ｱﾕﾄ

ｯ！
違う！私は、騎士だ！

深月ﾐﾂｷ

…はいはい
そうですか…

深月ﾐﾂｷ

まあいいや… キミは、あの眼鏡を掛けた栗色長髪の子より全然話を聞いてくれないだろうし

歩翔ｱﾕﾄ

長髪……？

深月ﾐﾂｷ

……キミ達の中にいる参加者の事だよ

歩翔ｱﾕﾄ

栗色長髪………

歩翔ｱﾕﾄ

ｯ！
鈴さん…の事ですか…

深月ﾐﾂｷ

そうそう

深月ﾐﾂｷ

その子

深月ﾐﾂｷ

あの子は、ゲームマスターに期待されてる子だからね

深月ﾐﾂｷ

ちゃんと守ってあげた方が良いと思うよ

歩翔ｱﾕﾄ

…

深月ﾐﾂｷ

それじゃあ！ボクは、これだけを話したかっただけだから

深月ﾐﾂｷ

バイバイ

ﾌﾟｼｭ~ｯ

《○○階に到着致しました》

歩翔ｱﾕﾄ

…今日は、情報量が多過ぎる…

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6件

人生幕‥，‥ すげぇ，‥（）

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