恵美
結衣?
恵美
起きてよ
恵美
たくさんの人が
恵美
ずっと
恵美
待ってるよ
奏太
早く起きろよ
何時間もたった気がした
もう帰ろうかと言う時に
それは起こった
ギュッ
恵美
え?
奏太
結衣?
結衣
うぅっ
頭が痛い
誰かの声が聞こえる
??<え?
???<結衣?
結衣
ん
恵美
結衣!!
奏太
結衣!!
そこには涙でぐしゃぐしゃになった 2人の顔があった
恵美
良かった、良かった
奏太
ぅぅ
あれから、2人とお医者さんが全てを教えてくれた
私が事故にあったこと
私が気を失っている間に奏太が全てを思い出したこと
そして、足がもう動かないこと
2人は心配そうな顔をしていたが、 あの孤独感に比べれば、 何でもなかった
奏太<早く来ないと先に帰るよ〜
ご飯にしよう?>恵美
私は、幸せだ
もう一度、貴方と
笑い会えたから