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階段に鳴り響く足音
静かな白の中に
1人の少年がいた
莉月
片手には青い彼岸花
王子のような格好をして 階段を登っていく
莉月
2年前の梅雨の日
りひと
莉月
突然に告げられたその言葉に
俺は理解が出来なかった
莉月
りひと
りひと
りひと
莉月
りひと
莉月
莉月
りひと
でもあの日。
あいつがあの場所に 誘ってくれなければ
僕はもう消えてたかもしれない
りひと
莉月
りひと
あいつが僕にくれた 生きる理由
それを僕は大切にしたかった
玲空
orin
しんじゅ
奏豆
りひと
るぅか
莉月
しんじゅ
しんじゅ
orin
あの日、あいつらに出会えたから 僕は今も生きれてたんだ
莉月
花束を柵の手前に置く
空はもうすっかり オレンジに染まっている
莉月
照れ隠しで言った言葉
あいつに届いてるといいな
『こちらこそ、 相方になってくれて メンバーになってくれて ありがとう』
莉月
後ろから聞こえた言葉
その声は、 ”あいつ”の声だった
莉月
莉月
『ありがとう、りひと』