一覧ページ

妹と姉

第1話 - 第1話

2024年05月31日

#夢小説注意

#クロネコの部屋

#カカオ･アルカラム

まふ

ドルシィ

じゃーね

フェルシィ

先帰ってるね

ドルシィ

え？珍しい、うん分かった。

フェルシィ

なんか走りたくて！

ドルシィ

分かったわ。

走って帰る。

ドルシィ

はあ、疲れたなぁ。
フェルシィも友達も…

ドルシィ

えっ、何？！

ドルシィ

いや、っ！

バタッ、

カカオ

…ふう、

カカオ

流石に6徹はしんどいね、

ドルシィ

…こ、ここは

カカオ

やあ、目覚めたかい？

カカオ

長く寝ていたもんだね、
僕も5時間寝れたよ。

ドルシィ

貴方…誰なの、？

カカオ

何言ってるんだい？君は、「マーキュリー殺人事件」の犯人だろう

ドルシィ

マーキュリー？誰よ、

ドルシィ

知らないわよ！

カカオ

とぼけるんじゃないよ、
"フェルシィ"

ドルシィ

っ…

ドルシィ

…違うわよ

ドルシィ

殺したのはひとりじゃないわ！

カカオ

…なんだって？

ドルシィ

…お姉ちゃんも殺したの

ドルシィ

ドルシィお姉ちゃん。

ドルシィ

調べてみればいいわ！

カカオ

…今は辞めにしておくよ、

カカオ

君をたっぷり"楽しませて"
から、確認するよ

カカオ

君が残虐な方法で人を
殺したことに変わりは
無いからね

私は…どうせだから憎くて可愛いフェルシィになりきってみせる。

大事な妹の罪を被って ×ねるなら…

カカオ

じゃあまず、
なぜマーキュリーを
殺したんだい？

ドルシィ

…私にはうざい姉がいるの。
ドルシィって言うんだけどね

ドルシィ

なにも出来ないの。
本当に馬鹿。なのに、友達は
いるのよね、たくさん。

ドルシィ

環境に恵まれただけで
何も出来ない、してないのに
愛される姉にムカついて…
八つ当たりよ

作り話で上書きして。

嘘で上塗りして。

捏造するの。

私は…可愛い憎いあの子になりきるの。

カカオ

手口は？…

ドルシィ

っえ、っ？

カカオ

あれは巧妙な手口だった。
どうやったのか僕でも解明が
できないんだよ。だから、
教えてくれないかい？

ドルシィ

…それは、

ドルシィ

…覚えてないわ。
憎しみに駆られ、気持ちもなく気付いたら…。

カカオ

…そうかい、

カカオ

随分あっさり話すんだね

ドルシィ

…私も悪じゃないわ。
だけど、一つだけ聞かせて

ドルシィ

……本当に、フェルシィが、

カカオ

…

ドルシィ

…私がマーキュリー"さん"
を殺したの、？

カカオ

…ああ、確実に君だよ。

ドルシィ

…分かったわ。じゃあ、
　　"私を殺して"

思ってもない一言が、口から飛び出た。

死にたいなんて、思ったこともないのにさ。

カカオ

はああ〜ぁ、

ドルシィ

え、？

カカオ

僕、間違えたんだよね。
君、フェルシィじゃない
でしょ？はあ、、、

ドルシィ

…そんな、

ドルシィ

そんな訳…ないじゃない

ドルシィ

私は、フェルシィよ！
お願いだから…もう、
殺してよ……っ、！

カカオ

君がなぜそんなに死にたがっているのか知らないが、できない。

ドルシィ

な、なんでよ？！

カカオ

僕は依頼がなきゃ動けない。

ドルシィ

…何それ、まるで犬ね
滑稽よ……。

カカオ

なんとでも言えばいいさ。
さ、君はドルシィだね？

ドルシィ

…

カカオ

フェルシィはどこにいる？

ドルシィ

…なんで言わなきゃいけないの妹を売れないわよ。

カカオ

教えてくれないと、もっと沢山の人が犠牲になるかもしれない。

ドルシィ

フェルシィがそんな事するわけないわ！

カカオ

…はあ、とりあえず眠っててくれ君じゃあ埒が明かない。

ドルシィ

えっ、ちょ…！

パタンッ、

カカオ

…

フェルシィ

…

カカオ

…はあ、妹の方は全く目覚めないね。

ドルシィ

…ぁ、

ドルシィ

う、っ痛、、

カカオ

やあ、目覚めたみたいだね。

ドルシィ

…フェルシィに何する気？！

カカオ

君には関係ないことさ。

カカオ

目を瞑っているといい。今からの展開は悲惨だよ。

ドルシィ

ひ、さん、…っ？

フェルシィ

ふわあぁ〜っ

フェルシィ

あれ、ここ…どこ？

ドルシィ

フェルシィ！！

カカオ

おっと、下手に動かない方がいい。次は刺すからね。

ドルシィ

う、っ

フェルシィ

な、何！あなた、誰なの？

フェルシィ

お姉ちゃんに何する気？！

カカオ

おっと、僕の狙いは最初から

フェルシィ

…

ボトッ、

カカオ

君さ

フェルシィ

うっ、いやあああぁ！！

ドルシィ

えっ、、？

ドルシィ

あ、、っ、？

ドルシィ

フェル…シィ……、？

カカオ

まだ腕を切っただけじゃないか。叫ぶんじゃないよ。

フェルシィ

う、腕がっ、腕がぁ、あああああああっ、！！！

ドルシィ

あんた、誰なのよ！！

ドルシィ

私の大事なフェルシィに、、なんて事を！！最低！！

カカオ

なんと言われたって関係ないよ。僕はカカオ。フェルシィを殺す、それだけが目的さ。

フェルシィ

なんでぇ、、なんで！！

フェルシィ

マーキュリーばっかり！！

ドルシィ

っ、？！

ドルシィ

フェルシィ、、？マーキュリーを知っているの、？

フェルシィ

幼馴染よ、、！

フェルシィ

マーキュリーがお姉ちゃんを悪く言わなかったら殺さなかったよ！！

ドルシィ

…えっ、？

フェルシィ

マーキュリーが、あの日言ったの。アンタのお姉ちゃんは馬鹿で阿呆で何も出来ない。

フェルシィ

そして、あんたのお姉ちゃんなんていらないでしょ？私が殺してあげるって、、

フェルシィ

私ね、マーキュリーが私のお母さんを殺した事、知ってるんだ。

ドルシィ

…なに、それ

ドルシィ

なんで話してくれなかったの！

ドルシィ

教えてくれたら…救えたかもしれないのに、、！

カカオ

…君達は母親は既に他殺されていて、父子家庭だったね。

フェルシィ

そうよ、その母を殺したのはマーキュリーなの。

フェルシィ

私、見ていたの。笑顔で母を殺すマーキュリーを、

フェルシィ

だから本当にお姉ちゃんが殺されるんじゃないかって怖かった、

ドルシィ

フェルシィ…、

ドルシィ

あんたが手を汚す必要なんてなかった！！

ドルシィ

なのに、なのに！！なんで、！

フェルシィ

なんでかな、姉を守れるなら自分なんてどうでもいい、なんて思えたの。

カカオ

…そうかい、

ドルシィ

ねぇ、カカオ

ドルシィ

私の事、殺して欲しい。

カカオ

…え？

ドルシィ

私が、フェルシィとして死ぬから、フェルシィは私として生きて欲しいよ、

ドルシィ

それでいいでしょ、？

カカオ

…そうだね

ドルシィ

ついでに被害者遺族の気持ちも味わえるし、

カカオ

ああ、わかったよ

ドルシィ

うん、お願い

フェルシィ

な、お姉ちゃん！！

フェルシィ

ダメ、！

…

…さよなら、私の可愛い妹

フェルシィ

おっ、お姉ち"ゃあああん"！

カカオ

ドルシィ、君のことはすぐに家に帰す。

カカオ

このことは誰にも言ってはいけないよ

フェルシィ

…はい、

フェルシィ

…さよなら、私の
大好きなお姉ちゃん

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

まふ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

妹と姉

第1話 - 第1話

作者の他の作品すべて見る

#夢小説注意の新着小説
一覧

関連するタグ

妹と姉

第1話 - 第1話

作者の他の作品すべて見る

#夢小説注意の新着小説一覧

関連するタグ

#夢小説注意の新着小説
一覧