僕の方がずっと

僕の名前はころ💙

普通の中学生だ

僕は片思いをしている

ずっと

ずっと

僕とさと💗くんは保育園が一緒だった

顔がかっこよくて、面白くて優しい

同じ習い事で

よく喋ったりもした

別に好きじゃないし

別に僕は…

確かにかっこいいけど

それに男だし？絶対ないね

そう思ってた

あの時までは

小学4年生

11月頃

僕と君は隣の席になった

それから僕達はずっと喋ってた

先生が目の前にいるのに話してた

それぐらいさと💗くんの話は面白くて

楽しかった

ずっと一緒にいたいと思った

いつしか

これは恋だと気づいた

同性だし

ダメだよね

君にはきっと

僕より可愛い子がお似合いだよね

１ヶ月で交代の席替え 3ヶ月も交代しなかった

その時はすごい嬉しくて

ずっと

ずっと

君と話してたよね

あの時君は僕のこと どう思ってたの？

そして

5年生

無理だと知った年

僕とさと💗くんは また、同じクラスになった

隣になることはなかった

それでも君といられるのが嬉しくて

一緒にいたよね

僕の心を崩したのは

3回目の席替え

さと💗くんはある男の子の前の席になった

可愛くて

優しくて

少しおバカな子

莉❤という男の子

後ろの席になった時ずっと話してたのしってるよ

まるで去年の僕のように

絶対両思いだと思った

絶対

確信したぐらいだ

だから思ったんだ

こんなに優しい莉❤くんにも 裏はあるだろうって

仲良くなって悪い所見つけろうって

あの時悪い所見つけるために仲良くなったって知ってる？

結局見つけられなかったんだよね

逆に見つかったのは

僕の性格の悪さだった

終わった

確信した

この時僕はこの恋心を隠すと誓った

次の席替えになった時は2人とも話さなかった

きっかけが作れなくなったのか

好きすぎて話せなくなったのか

全部どうだっていい

ただ僕はこれはチャンスだと思った

周りから見ると僕達は仲良かった

親友みたいに

もう慣れたよ

いっぱい話してて

イチャイチャしてたら 諦めれた

なのに

全然話さないから

諦めるどころか

僕なら奪えるかも

そんな妄想までしてしまった

中学1年生の時

違うクラスになった僕とさと💗くん

事件爆発だった

さと💗くんと喧嘩した時

あぁ…

ここが始まりだっけ

さと💗くんが僕に謝りに来た時

僕はるぅ💛くんの後ろに隠れた

ここがすれ違いの始まり

次の放課後

ここが僕とさと💗くんが話さなくなった理由

結局話したんだよね

昔よりは仲良くなくなったし

最悪の連続

でもこれだけじゃなかった

さと💗くんからなんて嬉しいなぁ

なんだろう

恥ずかしくて話せなかったくせに

喧嘩して離れたら

いつの間にかラブレター渡せるまで成長したんだ

僕はいい案を思いついた

付き合って

ラブラブしてもらって

諦めようって

だから僕はすぐさま 莉❤くんのクラスに行った

照れている莉❤くんは可愛かった

内容はよく分からなかった

見せてもらうって手もあったが

流石に僕の心がボロボロに崩れてしまうと思った

僕は早くこの恋を終わらせたい

その一心で

急がせた

その内容は

俺も一緒だよ に、絵で指ハートしていた

なんとも可愛らしい手紙だ

僕は急いでさと💗くんの所に行った

なんで僕は好きな人のラブレターの配達をして

友達のラブレターを配達して

カップルを作ってるんだろ

そもそもこれ僕のおかげだよね？

感謝してよね！？

僕はそう言って手紙を渡す

これでもう終わりだ

ありがとう

喉がかれるほど泣いて

先生は心配して 保健室につれて行ってくれた

僕はただ

愛されたいだけなのに

他の誰でもない

君だけに

愛して欲しいのに

結局あの日以来2人は話してなくて

冬に近ずいてきた

体育の時間僕はさと💗くんを見る

バスケがすごい上手で

真剣な表情が

僕の胸を苦しくする

何も無いからこそ

辛くて胸が壊れてしまう

急なボールにびっくりした

てか、僕達は絶賛バスケ中だった

僕はガードしてきた2人の隙間から抜ける

僕はそのままゴールに走ってった

シュート

汗かいているのもかっこいい

なんだこの物体

イケメンすぎるだろ

この気持ちを終わらせるためにも

どうにか進展させないと…

そう言ってさと💗くんは 僕の髪をクシャクシャにする

それが嬉しくて

好きになるばかりじゃん

イルミネーション

楽しかったな

帰り莉❤くんと帰った時

さと💗くんの話したよね

その時言われたこと忘れてないよ

その時僕は 少し複雑な気持ちになった

邪魔したかった訳では無いと言えば嘘だ

でも

僕のせいで告白しなかったと思うと

モヤモヤした

曇りひとつない笑顔に

胸が苦しくなった

僕がしたことは正しかったのか

今でも分からないや

映画館行ったこともあったね

この何気ない会話も

僕とるぅ💛くんがいることにより 成立する

いなきゃ会話できない

フードコートで仕掛けた時

何も話さないで

携帯いじってる時は こりゃだめだと思った

何これ？

さところ、るぅりーぬの デートですか？

ってぐらいイチャつく相手が違った

僕は嬉しいけど

莉❤くんがどう思うか

友達を裏切るのが1番怖かった

服買いに行ったこととあったね

お揃いのパーカー買った時

みんなで同じサイズ買ったら

僕と莉❤くんだけブカブカでびっくりしたよね

あっという間に1年がすぎて

最後の中学校生活

僕はさと💗くんと 同じクラスになった

なんだ神様これ以上 僕の心を壊すのか？

そう思ってた

あの言葉を聞くまでは

聞き間違えじゃないよね？

それはラブレターではなく 別れレターだった

莉❤くんなりに考えた決断なんだろうな

僕は好きな人の悲しい顔を見なきゃいけないんだな

まぁいい

行くか

ピンク色の彼の髪はとても桜と似ていた

さと💗くんが読んでる時も僕は離れなかった

さと💗くんを慰めるため

案外返事は素っ気なかった

僕は理由は追求しないようにした

もしかしたら強がりかもしれないし

僕はそっと隣にいた

例え君の好きな人になれなくても

友達としてそばにいられたらいいな

同じクラスになって

沢山

沢山

お話したよね

さと💗くんといると楽しくて

好きが溢れるだけだった

時間は本当にあっとゆう間で

これから会えなくなると思うと 寂しいよ

中1から決めていたんだ

僕は卒業式

最後の日

あの桜の木の下で

告白するってことを

どんな結果でも

例え無理だと分かってても

告白するって

今年も満開だな

ここに来るのもこれで最後か

空が青く

桜がピンクに染っている

まるで僕とさと💗くんみたい

なんてね

あの木下に行くと

さと💗くんが待っていた

ﾁｭ

ｸﾞｲｯ

ＥＮＤ