恋泥棒

br side

なーんだ、knさんじゃないのか

なんで？そんなの答えようがない

恋に落ちてしまったのだから。

それだけで充分だろう

好きな子が誰かに盗られてしまうかも しれないなんて。誰だって怖いだろ

何をしたら壊れないか

触ったらすぐ壊れてしまいそうで

丁寧に、慎重に

この前のキスの時、可愛かったなあ

不貞腐れたように喋り、部屋を出る

話し声が聞こえる

愛しのknさんの声だ

それだけで元気になれる

ほんと、僕もどうかしちゃったな

そこには楽しそうにshkと話している knがいた

目をキラキラさせるshk

knの手を掴む

僕には話してくれなかった

仲間のこと。

ばしっ、とshkの腕を掴む

shkがknの手を離す

そのままkrの方へ歩いていく

僕にはいつも警戒してる子

なんでそんな警戒がとれないのかが わからない。

僕はそういいknの手を引っ張って 自分の部屋に連れてった

kn side

力強い、抜けない、

抵抗してるのに、

おかしい

手に力がはいらない

brに手を掴まれていると思うと 手が震える

俺は抵抗していないのか、？

ドンっ、と壁に追いやられ brの手が壁にあたる

よくある壁ドン、ってやつだ

いつも突拍子のない行動をする。

何を考えている？

何を感じている？

...わからない、よ、俺には、

害がないからな。

俺はあいつらには何もされていない

むしろご飯とか、色々してもらってる側だ

望んでいないが。

うん。色々してるよ。

逆に心当たりがあるんだな。

あれほどたくさんしてきた癖に

突然、俺の首を見つめるbr

..首になにかあるか？？

.....

そうだ。首には昨日こいつにつけられた キスマークを隠している絆創膏がある

krは気付いてなかったがshkには なんで絆創膏をしてるのか聞かれた

上手い具合に誤魔化したけど、..

した張本人だもんな。 これがなんの絆創膏かも分かるだろう

...？？なにいってんだこいつ。

俺の首に手をかけ、指で絆創膏をなぞる

ちがう。俺は弱くない

いや、弱くなかった

brに触られる度、なぜか体がいつも 以上に反応してしまう

絆創膏を剥がされる

感じる、？？おれが、？？

俺は俯く。

俺はしらない。なにもしらない

ばれて、！？

こいつ、...っ！！

brは俺の服を鎖骨が見える辺りまで 引っ張った

突然、鎖骨にキスをされる

なんとも間抜けな声しかでない

痛みが走る

首の時と同じ痛みだ

こいつ、ほんとに、！！

絶対ここを出たら逮捕する、！！

後４日、俺なら勝てる、大丈夫

俺はbrの手を引っ張った

なにそんなびっくりしてんだ？

少しbrの耳が赤い

自分の手を見る。

すぐ離す

ムカついたから1発殴っといた

４日目終了