12月26日
昨日のことがいっそ夢だったら そんなことを考えていた
和樹
呟いたこの言葉は、今 いちばん嫌いな言葉。
和樹
無力なんだ・・・・・・
12月27~1月16日
和樹の母
何かあった?
和樹
なんでもないよ大丈夫
母さんにも心配させてしまう でも、元気になんて出来ない
彼女に会いたくて 17日になって欲しくて 1日もっと速くすぎて欲しいけど
彼女に死んで欲しくなくて 1日が終わって欲しくなくて 1日がもっとゆっくりでいて欲しい
そんな、なんとも言えない 言いたくない 1日が淡々と過ぎていった
1月17日
僕は、病院に向かっていった
<病院>
???
桃菜
声が聞こえる
???
???
???
桃菜
僕の何かがきれた
ばん!
???
和樹
国見 和樹
だよ!
和樹
桜木伊月 (桜木をたばねる)
必要は、ないのですけど
まぁいいでしょう
私は、桜木家をたばねる
桜木 伊月です
桜木伊月 (桜木をたばねる)
和樹
和樹
桃菜を恥さらしとか言ってんじゃねぇよ
和樹
涼
和樹、代わりに言ってくれてサンキュ
涼
涼
桜木伊月 (桜木をたばねる)
涼
関係ないだろ?
涼
お前らがなんと言おうと、俺は桃菜を桜木の人間だって俺は、言ってんだろ
涼
涼は、冷静な言葉に対して 冷たい目をしている
桜木伊月 (桜木をたばねる)
はい
涼
涼
和樹
和樹
何も出来なかった
桃菜
伊月様に対してちゃんと言ってくれてうれしかったよ
そう言った彼女の目は、涙目だった
桃菜
桃菜
その言葉は、より寿命を感じさせる
和樹
行こっか^^*
<七里ヶ浜>
桃菜
すごいよー
海だよー
広いよー
和樹
和樹
桃菜
桃菜
彼女から出てくる言葉は、いつも お父さん
和樹
お母さんは、その時行かなかったの?
桃菜
会ったことは小学1年生
の時に1回だけ
桃菜
いっそ、死んじゃったとか嘘ついてくれれば良かったのにねぇ
和樹
桃菜
桃菜
大丈夫だよ
桃菜
桃菜
嫌われてるから
お父さんが私やお母さんの名前出しただけで怒るから
何も話せない
桃菜
本当に会いたいお父さんが会えてないんだからいいの
和樹
桃菜
優しいお父さん・和樹・涼くんがいるからいいの!
和樹
桃菜
和樹が来てから毎日楽しくなったよ
パーティーして、海に来て
今まで出来なかったことが沢山できた(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)
和樹
じゃぁ、もっと海
楽しもうか
桃菜
桃菜
ここって、7里もあるの?
和樹
1里が約4キロ
ここは、2.9キロ
桃菜
詐欺だァァ
和樹
あったら、大変だよw
桃菜
まぁ、綺麗だから許そう(`・∀・´)エッヘン!!
和樹
桃菜
桃菜
桃菜
桃菜
スイーツ食べてかえろっか
和樹
じゃあ、カメラ貸して
桃菜
二人で撮るんだから和樹に渡したら取れないじゃん
和樹
桃菜
通行人A
大丈夫ですよ
通行人A
桃菜
ありがとうございます
和樹
とまどっている間に終わった
桃菜
和樹と一緒の初めての
写真だね
和樹
また撮ろうね
桃菜
うん!
そうだね
そんな顔を見せる彼女を見て ついに僕は、言ってしまった
和樹
和樹
桃菜
それを言うのは、少し先のっりだったんだけどな
和樹
桃菜
和樹
教えて欲しい
意味ありげな言葉に少し期待している僕がいた
桃菜
このお願いだけは聞いてくれるって
和樹
桃菜
桃菜
桃菜
和樹
僕じゃない それはいい 少し期待してた僕が馬鹿だった・・・ でも
桃菜
私の絶対に聞いて欲しい
お願いは
桃菜
私が涼くんを好きだってことを伝えてください
泣きそうな声で彼女は、言う
いつもなら、分かったよ 君なら大丈夫 って、笑顔で言ってあげられる
でも、 僕の好きな人に好きな人がいて 僕の好きな人の好きな人は僕の親友
こんな状況で笑顔を作れるほど僕は、器用な人間じゃなかった。
和樹
・・・考えさせて
精一杯はっしたこの言葉は 彼女を傷つける
桃菜
こっちこそごめん。
桃菜
彼女を喜ばせたかったのに 彼女を傷つけてしまった
でも、どうしてもいつもみたいに 彼女を喜ばせられるよう 『お願い』 を聞いてあげることは出来ない
僕のワガママなのも 聞いてあげるべき願いなのも 全部分かっている
1月18日
涼にも相談できない 誰にも相談できない 1人で考えなければならない
僕のエゴだとしても いやだ そんな気持ちは、変えられない
和樹
呟けば呟くほど 忘れようとすればするほど 彼女のことを考えてしまう
でも このままじゃ誰も幸せになれない 僕が悩み 彼女が傷つき こんな結末は、いけない
だから僕は・・・ 嫌でも、行動しなければならない たとえ僕が 悲しくても むなしくても
僕は、涼へMINEをおくる。
和樹
涼
和樹
涼
和樹
今は、桜葉 桃菜って言う1人の人間についてだよ
涼
和樹
桃菜については一生懸命だから
涼
涼
昔から好きだった
でも、ダメなんだ
涼
涼
和樹
聞けてよかったよ
俺が悲しくても 僕は、その道を選ばなければならない
彼女と涼は、両思い それを俺がはばんではいけない
どんなハッピーエンドにも 影でバットエンドになる奴がいる 最後彼女をハッピーエンド に導けるのは僕じゃない。
明日には、彼女に返事をしよう
1月19日
和樹
和樹
看護師
医師
和樹
医師
君少し待ってくれ
看護師
桜葉さんは、非常に危険な状況です。
そこから先は、覚えていない 後悔してもおそい 昨日返事をすればよかった いいよって 笑顔で返せばよかった
ごめん・・・
1月21日
彼女は、一命を取り留めたが 目を覚まさない
こんな日が3週間続いた。
僕や涼、お父さんが 毎日くる この部屋で笑顔を見る日は、ない 彼女が笑わないのに笑えない
早く目を覚まして!
2月21日
和樹
桃菜
桃菜
和樹
目を覚ました。
よかった
よかった
看護師
看護師
桃菜
看護師
では、後日検査をします。
あっ、あとご家族の方に
連絡がつかなかったので親族の方にご連絡しておきました。
和樹
桃菜
桜木伊月 (桜木をたばねる)
桜木伊月 (桜木をたばねる)
桃菜
和樹
桜木伊月 (桜木をたばねる)
和樹
和樹
桜木伊月 (桜木をたばねる)
その子も友人もよろしくないですね
和樹
おまえは、病気で目を覚ました奴に嫌味ばっか言うやつが育ちの良い奴なのか?
ふざけんな!
一生、俺と桃菜の前に
現れんな
桜木伊月 (桜木をたばねる)
分かりました
これ以上こんな所に
いれません失礼致します
和樹
火に油を注いでしまう
ような事言って
もっと、君が言われるようになったら・・・
桃菜
ありがとう
桃菜
和樹
和樹
やっぱり、君のお願いは聞きたくないよ
桃菜
和樹
桃菜
和樹
今も好きだ
和樹
君を困らせるのは分かっていたけどこれだけは、
言っておきたかったんだ。
和樹
和樹
お願いはきくよ。
だから・・・
和樹
和樹
2月22日
和樹
があるんだ
和樹
涼
和樹
和樹
和樹
和樹
お前は当主になれ
部外者の僕が言うほど簡単じゃないのは分かってる
けど、当主なれば周りにどうこう言わせないだろ?
和樹
でも、そんなこと言うくらいしか僕にはできない
和樹
和樹
涼
涼
和樹
2月23日
涼
だから、付き合ってください!
桃菜
お願いします!
私は、涼くんが大好きだから♥
彼女と涼が君付き合った
それからは、僕は 2人を見守り続けた。 告白した僕にも変な態度をせずにしてくれる彼女
桃菜
私は、和樹が好きだよ
でも、恋をしてるのは
涼くんなの
桃菜
しっかりと返事をしてくれる彼女
和樹
これからも、友達として仲良くしてくれるかな?
桃菜
君は、ずっと親友だよ
って、親友にしてくれた彼女 やっぱり、彼女が好きだ
3ヶ月間 笑顔でいる 僕の好きな人と 僕の親友(涼)を見続けた でも、最初より辛くなかった
彼氏になれなかったけど 僕は、彼女の親友になれた
5月23
彼女は、亡くなった 悲しかった 苦しかった
でも、僕は泣かなかった
彼女からの本当の最後のお願い
桃菜
笑って
そんな彼女の願いがあるから 僕は、泣かない 不謹慎 嫌な奴 感情がない どう思われようと、言われようと 関係ない
涼
笑って桃菜を送ってくれてありがとう
誰もわからなくていい 彼女・僕・涼 3人が分かっていればそれでいい
僕に初めてを沢山くれた 親友に伝えたい 僕は、君が好きだ 大好きだ
そして 『ありがとう』
END 以上 余命0日の君に恋をした でした! みなさんの予想する結末とは 一緒だったでしょうか? 少なくとも、みさなんにとって 良い作品になっていたら幸いです
和樹
投稿が遅くなってすみません!
進学とかテストとかetc…
沢山あったんです!
(言い訳)
桃菜
わがままい言っちゃいます
♥600いったら
涼
桃菜
桃菜