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余命0日の君に恋をした

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余命0日の君に恋をした

4 - 余命0日の君に恋をした④最終話

♥

400

2019年04月19日

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12月26日

昨日のことがいっそ夢だったら そんなことを考えていた

和樹

半年・・・

呟いたこの言葉は、今 いちばん嫌いな言葉。

和樹

僕は、なんでこんなにも
無力なんだ・・・・・・

12月27~1月16日

和樹の母

最近元気がないけど大丈夫なの?
何かあった?

和樹

・・・うんうん
なんでもないよ大丈夫

母さんにも心配させてしまう でも、元気になんて出来ない

彼女に会いたくて 17日になって欲しくて 1日もっと速くすぎて欲しいけど

彼女に死んで欲しくなくて 1日が終わって欲しくなくて 1日がもっとゆっくりでいて欲しい

そんな、なんとも言えない 言いたくない 1日が淡々と過ぎていった

1月17日

僕は、病院に向かっていった

<病院>

???

いい加減になさい!

桃菜

でも・・・

声が聞こえる

???

この恥さらしの子が

???

調べさせたら涼ともあっているんですって?!

???

あの子は、当主候補なのよ

桃菜

わ、私は・・・

僕の何かがきれた

ばん!

???

だれです?

和樹

俺は、彼女友達の
国見 和樹
だよ!

和樹

お前こそ誰だよ?

桜木伊月 (桜木をたばねる)

本当は貴方などに名のる
必要は、ないのですけど
まぁいいでしょう
私は、桜木家をたばねる
桜木 伊月です

桜木伊月 (桜木をたばねる)

関係ないあなたは、引っ込んでてくださる?

和樹

うっせーな

和樹

当主の妻だかなんだか知らんけどな
桃菜を恥さらしとか言ってんじゃねぇよ

和樹

ふざけんな!

やっと着いた
和樹、代わりに言ってくれてサンキュ

伊月様、僕の為を思っているのは分かっておりますが

僕の交友関係に口を出さないで頂けますか?

桜木伊月 (桜木をたばねる)

うっ

それになぁ、恥さらしだなんだ言ってけど桃菜は、
関係ないだろ?

勝手な行動とってんじゃねぇよ
お前らがなんと言おうと、俺は桃菜を桜木の人間だって俺は、言ってんだろ

だから、伊月様帰りましょう

涼は、冷静な言葉に対して 冷たい目をしている

桜木伊月 (桜木をたばねる)

うっ。
はい

桃菜・和樹ごめんな

またな・・・

和樹

うん

和樹

ごめん俺・・・
何も出来なかった

桃菜

そんなことないよ
伊月様に対してちゃんと言ってくれてうれしかったよ

そう言った彼女の目は、涙目だった

桃菜

そんなことより、七里ヶ浜行こう

桃菜

ちゃんと許可取れたんだ♪

その言葉は、より寿命を感じさせる

和樹

うん
行こっか^^*

<七里ヶ浜>

桃菜

ねぇねぇ!
すごいよー
海だよー
広いよー

和樹

そりゃね

和樹

初めてなの?

桃菜

小さい頃に1回だけお父さんと来たことあるよ

桃菜

もっと、名前も分かんないの海だったけどね

彼女から出てくる言葉は、いつも お父さん

和樹

あのさ・・・
お母さんは、その時行かなかったの?

桃菜

お母さんは、会えないの
会ったことは小学1年生
の時に1回だけ

桃菜

笑っちゃうよね
いっそ、死んじゃったとか嘘ついてくれれば良かったのにねぇ

和樹

ごめん

桃菜

そんな顔しないでよ!

桃菜

お母さんもう1回会いたいと思うけどお父さんがいるし
大丈夫だよ

桃菜

それに、お母さんに会えなくて1番悲しいのはお父さんだろうから

桃菜

お母さんは、お義母さんに
嫌われてるから
お父さんが私やお母さんの名前出しただけで怒るから
何も話せない

桃菜

お母さんに、会いたいけど
本当に会いたいお父さんが会えてないんだからいいの

和樹

そっか・・・

桃菜

それに私は、
優しいお父さん・和樹・涼くんがいるからいいの!

和樹

僕は、君の力になれてるの?

桃菜

勿論!
和樹が来てから毎日楽しくなったよ
パーティーして、海に来て
今まで出来なかったことが沢山できた(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)

和樹

分かった!
じゃぁ、もっと海
楽しもうか

桃菜

うん😊

桃菜

そーいえば、今いるのって七里ヶ浜じゃん?
ここって、7里もあるの?

和樹

まさか(笑)
1里が約4キロ
ここは、2.9キロ

桃菜

えっ、1里もないの?
詐欺だァァ

和樹

でも、7里って約28キロ
あったら、大変だよ‪w

桃菜

確かに
まぁ、綺麗だから許そう(`・∀・´)エッヘン!!

和樹

海の長さは、君の許可が必要だったのか!(笑)

桃菜

(⑉•̆ ·̭ •⑉)モー!!

桃菜

1里も満たないこの海でこんなに私は、小さいものだと思えるんだもん

桃菜

きっと、7里もあったら凄いよね

桃菜

よーし、写真撮って
スイーツ食べてかえろっか

和樹

だね
じゃあ、カメラ貸して

桃菜

えー何言ってるの?
二人で撮るんだから和樹に渡したら取れないじゃん

和樹

えっ

桃菜

あっ写真お願いしてもいいですか?

通行人A

あっはい
大丈夫ですよ

通行人A

はいチーズ

桃菜

わぁ!
ありがとうございます

和樹

あ、ありがとうございます

とまどっている間に終わった

桃菜

ふふ
和樹と一緒の初めての
写真だね

和樹

うん
また撮ろうね

桃菜

また・・・か
うん!
そうだね

そんな顔を見せる彼女を見て ついに僕は、言ってしまった

和樹

前に好きな人いるって言ってたよね?

和樹

それって誰?

桃菜

・・・
それを言うのは、少し先のっりだったんだけどな

和樹

なんで?

桃菜

最後のお願いにしたかったから

和樹

最後じゃなくていい
教えて欲しい

意味ありげな言葉に少し期待している僕がいた

桃菜

じゃぁ、約束して絶対に
このお願いだけは聞いてくれるって

和樹

分かった

桃菜

私の好きな人は

桃菜

付き合いたい人は

桃菜

涼くんなんだ

和樹

うそ

僕じゃない それはいい 少し期待してた僕が馬鹿だった・・・ でも

桃菜

そして
私の絶対に聞いて欲しい
お願いは

桃菜

私の代わりに涼くんに告白してください
私が涼くんを好きだってことを伝えてください

泣きそうな声で彼女は、言う

いつもなら、分かったよ 君なら大丈夫 って、笑顔で言ってあげられる

でも、 僕の好きな人に好きな人がいて 僕の好きな人の好きな人は僕の親友

こんな状況で笑顔を作れるほど僕は、器用な人間じゃなかった。

和樹

ごめん
・・・考えさせて

精一杯はっしたこの言葉は 彼女を傷つける

桃菜

迷惑・・・だったよね
こっちこそごめん。

桃菜

帰ろっか

彼女を喜ばせたかったのに 彼女を傷つけてしまった

でも、どうしてもいつもみたいに 彼女を喜ばせられるよう 『お願い』 を聞いてあげることは出来ない

僕のワガママなのも 聞いてあげるべき願いなのも 全部分かっている

1月18日

涼にも相談できない 誰にも相談できない 1人で考えなければならない

僕のエゴだとしても いやだ そんな気持ちは、変えられない

和樹

僕が諦めれば・・・

呟けば呟くほど 忘れようとすればするほど 彼女のことを考えてしまう

でも このままじゃ誰も幸せになれない 僕が悩み 彼女が傷つき こんな結末は、いけない

だから僕は・・・ 嫌でも、行動しなければならない たとえ僕が 悲しくても むなしくても

僕は、涼へMINEをおくる。

和樹

涼あのさ

ん?

和樹

桃菜のことをどう思う

病気のこと?

和樹

今まで聞きたかったのは、それだけど
今は、桜葉 桃菜って言う1人の人間についてだよ

なんで?

和樹

お前が今までにないくらい
桃菜については一生懸命だから

お前は、言いふらすやつじゃねぇか

俺は、あいつが好きだよ
昔から好きだった
でも、ダメなんだ

俺がアイツを好きになるとアイツは余計に桜木に嫌われる

俺のせいで苦しいことを増やすのは嫌だからな

和樹

そっか
聞けてよかったよ

俺が悲しくても 僕は、その道を選ばなければならない

彼女と涼は、両思い それを俺がはばんではいけない

どんなハッピーエンドにも 影でバットエンドになる奴がいる 最後彼女をハッピーエンド に導けるのは僕じゃない。

明日には、彼女に返事をしよう

1月19日

和樹

ねぇ、お願いの返事に来た

和樹

!!

看護師

大丈夫ですか?

医師

脈が危険だ直ぐに運んでくれ

和樹

あのどうしたんですか?

医師

早く運べ!
君少し待ってくれ

看護師

桜葉さんの友人ですか?
桜葉さんは、非常に危険な状況です。

そこから先は、覚えていない 後悔してもおそい 昨日返事をすればよかった いいよって 笑顔で返せばよかった

ごめん・・・

1月21日

彼女は、一命を取り留めたが 目を覚まさない

こんな日が3週間続いた。

僕や涼、お父さんが 毎日くる この部屋で笑顔を見る日は、ない 彼女が笑わないのに笑えない

早く目を覚まして!

2月21日

和樹

おはよう

桃菜

・・・

桃菜

か ず き?

和樹

!!!
目を覚ました。
よかった
よかった

看護師

桜葉さん目を覚ましました!

看護師

ご友人のこと分かりますか?

桃菜

はい

看護師

そうですか、
では、後日検査をします。
あっ、あとご家族の方に
連絡がつかなかったので親族の方にご連絡しておきました。

和樹

!!!

桃菜

それって・・・

桜木伊月 (桜木をたばねる)

はぁ桃菜さんこれ以上面倒事をかけないでください。

桜木伊月 (桜木をたばねる)

和樹さんがなんとおっしゃろうと、貴方は、桜木の中でよく思わせるわけのない人間なんです。

桃菜

・・・

和樹

うっせ((ボソッ

桜木伊月 (桜木をたばねる)

はい?

和樹

うるせぇって言ってんだよ

和樹

クソババアが

桜木伊月 (桜木をたばねる)

流石、育ちの悪い子の娘は良くないと思っていたけど
その子も友人もよろしくないですね

和樹

育ちが悪い?
おまえは、病気で目を覚ました奴に嫌味ばっか言うやつが育ちの良い奴なのか?

ふざけんな!
一生、俺と桃菜の前に
現れんな

桜木伊月 (桜木をたばねる)

!!!
分かりました
これ以上こんな所に
いれません失礼致します

和樹

ごめん・・・
火に油を注いでしまう
ような事言って
もっと、君が言われるようになったら・・・

桃菜

うんうん
ありがとう

桃菜

私こそ、迷惑かけまくってごめんね

和樹

僕は、君が目が覚めたら言いたいことがあったんだ

和樹

この間は、君のお願い断ってごめん

やっぱり、君のお願いは聞きたくないよ

桃菜

・・・( ˘ •ω• ˘ )

和樹

でも、聞くよ

桃菜

えっ!

和樹

僕は、君が好きだった
今も好きだ

和樹

だから、断りたかった
君を困らせるのは分かっていたけどこれだけは、
言っておきたかったんだ。

和樹

ごめんね

和樹

君に笑顔でいて欲しいから
お願いはきくよ。
だから・・・

和樹

幸せになって

和樹

2月22日

和樹

涼、あのさ言いたいこと
があるんだ

和樹

好きだって・・・

えっ?

和樹

桃菜が、お前のこと好きだって

和樹

自分の代わりにお前に伝えて欲しいって言われた

和樹

お前は前に、桃菜のことを好きだけど桃菜を困らせるから好きだっていう気持ちは伝えないって言ってたな

和樹

でもだったら、
お前は当主になれ
部外者の僕が言うほど簡単じゃないのは分かってる
けど、当主なれば周りにどうこう言わせないだろ?

和樹

僕の言うことじゃないことも、分かってる
でも、そんなこと言うくらいしか僕にはできない

和樹

だから、お前が周りに何も言われないくらい力を持って彼女を守って

和樹

彼女を幸せにしてくれ

俺でもいいのかな?

今まで以上に迷惑かけるかもしれない

和樹

それは、桃菜に言ってやれ

2月23日

俺がおまえを絶対に守る
だから、付き合ってください!

桃菜

もちろん
お願いします!
私は、涼くんが大好きだから♥

彼女と涼が君付き合った

それからは、僕は 2人を見守り続けた。 告白した僕にも変な態度をせずにしてくれる彼女

桃菜

ごめんね
私は、和樹が好きだよ

でも、恋をしてるのは
涼くんなの

桃菜

こんなに良くしてくれたのにごめん

しっかりと返事をしてくれる彼女

和樹

うんうん
これからも、友達として仲良くしてくれるかな?

桃菜

もちろん
君は、ずっと親友だよ

って、親友にしてくれた彼女 やっぱり、彼女が好きだ

3ヶ月間 笑顔でいる 僕の好きな人と 僕の親友(涼)を見続けた でも、最初より辛くなかった

彼氏になれなかったけど 僕は、彼女の親友になれた

5月23

彼女は、亡くなった 悲しかった 苦しかった

でも、僕は泣かなかった

彼女からの本当の最後のお願い

桃菜

私が死んでも泣かないで
笑って

そんな彼女の願いがあるから 僕は、泣かない 不謹慎 嫌な奴 感情がない どう思われようと、言われようと 関係ない

和樹ありがとう
笑って桃菜を送ってくれてありがとう

誰もわからなくていい 彼女・僕・涼 3人が分かっていればそれでいい

僕に初めてを沢山くれた 親友に伝えたい 僕は、君が好きだ 大好きだ

そして 『ありがとう』

END 以上 余命0日の君に恋をした でした! みなさんの予想する結末とは 一緒だったでしょうか? 少なくとも、みさなんにとって 良い作品になっていたら幸いです

和樹

そして!
投稿が遅くなってすみません!
進学とかテストとかetc…
沢山あったんです!
(言い訳)

桃菜

こんな遅くなったのに
わがままい言っちゃいます
♥600いったら

俺と

桃菜

私の出会い

桃菜

を書きたいと思います!

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