主
どうもこんにちは?
主
本日は
主
カゲロウディイズ
主
をやっていこー
主
グロだけ注意してねー
主
レッツゴー
8月15日の
午後12時半のこと
百合花
天気が良いな
病気になりそうなほど
眩しい日差しの中
彩名
それでさー
百合花
まじー
することもないから君と喋っていた
彩名
「でもなぁ夏は嫌いかな」
彩名
ネコかわゆ
君はふてぶてしく呟いた
彩名
まって~
あぁ逃げ出した猫の
後を追いかけてしまったのは
百合花
危ない!
彩名
え…
真っ赤に変わった
信
号
機
バッと通った
トラックが
君を引きずって
泣
き
叫
ぶ
血飛沫の色
君の匂いと混ざりあって
百合花
ごほっごほ
むせ返った
嘘みたいな
陽炎が
百合花「陽炎」
「嘘じゃないぞ」
って嗤ってる
夏の水色
かき回すような
蝉の音に全て眩んだ
百合花
はっ
目を覚ました
時計の針が鳴り響くベットで
百合花
今は何時?
百合花
8月14日の
百合花
午前12時過ぎくらいか
やけに煩い蝉の声を覚えていた
百合花
でもさー
百合花
少し不思議だな
同じ公園で見た夢を思い出した
百合花
もう、今日は帰ろうか
彩名
うん
道に抜けた時
皆
を
上
み
上
げ
口
を
開
て
い
た
百合花
危ない!
彩名
え
落下してきた
鉄
槌
が
彩名
ぐざ
百合花
え……夢だよね…
君を貫いて突き刺さる
悲鳴と風鈴の音が
木々の隙間で空廻り
わざとらしい陽炎が
百合花「陽炎」
夢じゃないぞw
って嗤ってる
眩む視界に君の横顔
彩名
ニコ
百合花
笑ってる?
ような気がした
百合花
何度世界が眩んでも
百合花
陽炎が嗤って奪い去る
百合花
繰り返して何十年
百合花
もうとっくに気がついていただろ
百合花
"こんな"よくある話なら
百合花
結末はきっと1つだけ
百合花
さぁ
百合花
繰り返した夏の日に向こう
百合花
バッ
彩名
!!
バッと押しのけ飛び込んだ
瞬間トラックに
ぶ
ち
当
た
る
血飛沫の色
君の瞳と
軋む体に
乱反射して
百合花「陽炎」
チッ
文句ありげな陽炎に
百合花
ざまぁみろニコ
って笑ったら
実によく在る夏の日のこと
そんななにかがここで終わった
8月14日のベットの上
少女はただ
彩名
まただめだったよ
と一人猫を抱えていた。