母
流生斗
母
流生斗
母
母
流生斗
母
流生斗
母
流生斗
お母さんが言ってきたとおりに、僕は何もかも完璧にしてきた。
勉強も学校1位スポーツも完璧にこなして、生徒会長になった。
お母さんは喜んでいた、この調子で大学も頑張ってねって。
もちろん、お母さんの要望に答えられるように頑張るよ
そんな時クラスに転校生がやってきた
聡美
流生斗
僕は転校生に興味が湧いてきた
だって、この学校は真面目な生徒しか居ないのだから
チャラチャラした人は初めてだった
聡美
聡美
聡美
流生斗
それから、席が隣同士になったのをきっかけに
そう仲良くなる時間はかからなかった
聡美
それは、突然だった
聡美
流生斗
流生斗
聡美
流生斗
聡美
流生斗
とても嬉しかった、聡美くんという彼氏が出来て
でも、頭の片隅でモヤモヤという気持ちもあった
流生斗
母
流生斗
母
流生斗
母
流生斗
それから、お母さんにものすごく叱られ
お母さんは完璧主義の人だったから、
次1位にならないと……
流生斗
僕は毎日徹夜で勉強した、テストまで1ヶ月先だけど、絶対に1位を取らないと
聡美
流生斗
聡美
聡美
流生斗
聡美
僕が急に手を除けたせいか、聡美くんは驚いていた
流生斗
聡美
それから、聡美くんを避け続け喋りかけてきても無視した
正直、心苦しかった大好きな彼氏の聡美くんを避けるなんて
でも、しょうがなかった、お母さんの要望に応えたいから
流生斗
ピーンポーンッ
母
流生斗
ガチャッ
流生斗
流生斗
聡美
流生斗
聡美
聡美
流生斗
母
聡美
母
流生斗
母
聡美
母
ガッチャン
聡美
中から流生斗のお母さんの怒鳴り声が聞こえる
聡美
聡美
母
流生斗
母
流生斗
流生斗
流生斗
僕は、お母さんが気が済むまで殴られ蹴られ続けた
何度も何度も必死で謝って、何とかやめてもらえた
それでも、涙は止まらなかった
痛みと苦しみと絶望が混ざりあって
聡美くんに、会いたい、助けて欲しいと思ってしまう
流生斗
でも家を出たらまた殴られてしまう
そんなことが脳に過ったけど
それよりも、早く無我夢中で家を出た
流生斗
ピンク髪をした人が横断歩道の先に歩いている
流生斗
こんな声届く訳もなくひたすら青信号になるのを待った
そして、ようやく青信号になった
僕は必死に走って、
だけど、聡美くんを見失ってしまった
流生斗
僕はへなへなと地面に座り込んだ
流生斗
でも突然誰かに話しかけられた
聡美
聡美
流生斗
流生斗
聡美
こんな、ボロボロになった僕を優しく抱きしめてくれる
流生斗
流生斗
聡美
聡美
流生斗
聡美
すると、聡美くんは、お母さんが叩いて出来た傷を痛くないように手当してくれた
それが終わったらこれまであった話を言うことにした
流生斗
聡美
泣きながら聡美くんは話を聞いてくれた
それが、本当に嬉しくて、涙が止まらない
聡美
聡美
流生斗
あれから5年の年月がたち
僕達は結婚した
聡美
流生斗
聡美くんがいてくれてくれたから、僕は救われた
流生斗
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