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~○○side~

らいおんくんは、帰りの電車の中で私の肩に頭を置いて寝てる。 寝顔ほんとに可愛いな... そしたら後ろから知らない人に話しかけられた。

あの...ここ、どこ駅向かってます?

あなた

へ、あ...△△駅向かってます

ありがとうございます

そう言って通り過ぎて行った。

またな、かわい子ちゃん

なんて呟いてたことも知らずに。

アナウンス

△△駅~△△駅~。

あなた

らいおんくん、着いたよ?起きて?

テヒョン

ん~...っ

って私の肩にぐりぐり顔を動かすのは可愛いんだけども。

あなた

もう、駅着いたってば!

テヒョン

...ん~っ!!ねーちゃんおはよ...

って伸びしながら寝ぼけた声で言う。

あなた

うん、おはよ。

手を繋いだまま、電車を降りる。 らいおんくん、まだ目擦ってる...子供か... あ、あの人ちゃんと△△駅で降りたんだ、よかった。 ガタイのいい後ろ姿だなぁ...

テヒョン

ねーちゃん、何見てんの

あなた

なんか見てたの

はは、...あれがあいつが惚れた女、か...随分と、可愛いのな

なんて独り言を呟くその人の声は、私たちには届くことはなく、 危険なことが近づいていることにも、何も気づかなかった。

ナム先生

○○、今日話がある

あなた

え...

今は5時間目が終わった頃。 6時間目があるっていうのに...なんで? この人に襲われかけたから、ちょっと怖いな...

ナム先生

襲ったりなんかしないぞ、テヒョンのことで話がある

あなた

らい...おんくんのこと?

何かあったんだろうか。 もし何かあったんなら...背筋が凍る。

ナム先生

少し、ついてきてくれ

そう言われたから1階までついて行く。

あなた

あ、あのらいおんくんになにが...

ナム先生

後で言うから

誰もいない1階の渡り廊下で、先生は私に、

ナム先生

ごめんな?○○は悪くないんだけどさ

なんて呟いて、私にバチバチと音のなるものを当てた。 その瞬間、意識が途絶えた。

______目を覚ませば、大きな椅子に座らされている。 手は縛られていて。 なにここ...広くて金持ち感溢れる部屋。 でも少し薄暗くて、怖くて目に涙が溜まる。

少しした後、ドアが開くからビクッてする。 ドアの方を見れば、

あなた

あ、...電車の人...!

その人はニヤって口角を右だけ上げて、

ユンギ

昨日ぶりだな、かわい子ちゃん

あなた

...な、なんでこんなこと...

ユンギ

テヒョンの女、だよな?

あなた

...か、関係ないです

ユンギ

はは、俺はもう全部知ってるよ

あなた

...それなら聞かないでください

ユンギ

俺のこと、まだ分かんない?

あなた

...らいおんくんの知り合い?

ユンギ

らいおんくん...って呼んでるんだ、へぇ~

あなた

誰ですかあなた

その人は雑に髪をわしゃわしゃしながら、

ユンギ

俺はミン・ユンギ。知ってるだろ?

みん...ゆんぎ...?

あなた

あ、...もしかして...あの、みん...ゆんぎ...

らいおんくんのお母さんを殺した人のリーダーの...

ユンギ

そ、まぁ多分そのミン・ユンギ

この人、すごいだるそうだな...

あなた

あの、ほどいてください

ユンギ

は、お前おもしれぇな、ほどくわけねぇだろ

あなた

...らいおんくんが心配する

ユンギ

あー、うん、そのため

あなた

え、?

ユンギ

俺らが、まぁあいつに悪いことしちゃったんだ...
けど、それにしてもあいつはやりすぎたんだ。

あなた

...知ってます

ユンギ

俺の仲間、何人傷が残ってると思う?俺も背中の傷が消えねぇの

そう言ってその人は、上の服を脱いで背中を見せる。

あなた

っ...

見てるのも辛いぐらい痛々しい傷。

ユンギ

まぁ正気じゃなかったんだけどさ、あいつは。
俺よりもっと傷が深いやつだっている。

そんなこと私に言われたって...

ユンギ

俺はあいつにも傷とつけねぇと許せねぇっていうわけ。
俺の仲間達もずっと根に持ってるからよ

あなた

...そうですか

ユンギ

でもずっとどこに行ったか分かんなくて、やっと見つけた、テヒョンのこと。
俺の仲間3人、1人は気絶してたけど他の2人は焦った顔で俺に言ってきたよ。
テヒョンを見つけた、人を殺したわけでもねぇのに、あの時の同じくらい、
ブチ切れられたって

ユンギ

あいつが何より大事にしてるものを見つけた、って。それが、お前だろ?

あなた

...それは...

ユンギ

まさかテヒョンに女が出来るなんて。絶対ありえねぇって思ったよ笑
だってあいつ、絶対女好きになることはないって言ってたからな。

私は黙って頷く。

ユンギ

なんでお前らみんな女を抱きたがるか分かんないってよ、...
そんなこと言ってたのに、ガチで大切な女がいるなんて、なぁ

なんてくつくつと笑って、私の髪をくるって指に巻き付けてくる。

ユンギ

しかもちゃんと、首にキスマが何個もあるみたいだしな、?

あなた

...らいおんくんに何もしないで...

ユンギ

しない...わけねぇだろ、その為にお前を連れてきたんだから。
お前じゃないとテヒョンは来ないだろうし。

あなた

ら、らいおんくん呼ぶの...?

ユンギ

ま、これを見ろ

そう言って、でかいテレビに電源をつける。 テレビに映るのは...倉庫の中。 倉庫にはたくさんの男の人。 らいおんくんは、まだいないと思うけど...

あなた

ユン、ギさん...まさ、か...

ユンギ

もうすぐ、テヒョン来るんじゃね?

あなた

やめさせてください...っ、だめです...こんな人数...1人でなんて...

ユンギ

はは、そんな大事か

あなた

ほんとに...やめて...ください

らいおんくんは絶対この倉庫に来るに決まってる。 今回は来なくていい、来ないでらいおんくん... らいおんくんの怪我するところなんて...見たくないよ...

らいおんくんとねーちゃん。

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コメント

3

ユーザー

ぐわぁああ、ユンギペンとしてめちゃ複雑ぅ(((モウソウダゾ?

ユーザー

ユンギよ...... 酷いでは無いか、ねーちゃんまでやるとは らいおんくん頑張って💪 続き待ってます!

ユーザー

うわぁーユンギ酷いぜ らいおんくん負けるなよ 多分ホースも来てくれると思う! 次の話楽しみにしときます!!

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