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約束
桃 × 赤
タップ数 _ 385
start
俺の学校にはとっても真面目な生徒会長がいると言われている
挨拶をした生徒の名前を呼び微笑みながら挨拶を返す姿
同じ生徒会の2人とよくつるんでいる
仲のいいすちが俺の頭をべしっと叩く
すると、書記係のみことが俺らの方に来る
そう言い髪の毛を手で押さえるみこと
…… 髪ゴム、
渡された髪ゴムで、みことの髪の毛を編み込む
そう喜ぶみことを見て、すちが嫉妬していた
みことと、こさめのおかげで練習の成果が出た気がした
すちとみことは小学校の頃からの仲らしく、1年ぐらい前から付き合っているらしい
いるまとこさめは従兄弟関係らしい
らんがこさめの後ろで俺らを見る
だが話に入れず、ただ呆然と立っているだけだった
早く帰って欲しい
けど2人が居なくならないとらんもどこかに行かないっぽいので俺が先に帰ることにした
らんが2人を連れて生徒会室に行った
そう言い、俺たちは生徒会とは真逆の下駄箱の方へ歩いていった
今日は月に1度だけある全校集会の日
委員長の話や、校長先生の話
生徒会長からの言葉がある
周りはらんくんらんくんと馬鹿みたいだ
らんくんらんくん言ってて飽きないのかよ
らんに恋人なんて出来るわけない
あんな完璧主義で、笑顔絶やさないあいつが
らんにお前は釣り合わない
弁当を食べていると、無言の中いるまが口を開く
そう、俺とらんは幼なじみだ
すちにはバレたのかもしれない
ま、どうせ意味ないし
らんは …… あのことなんか覚えてない
そう自分に言い聞かせ弁当をしまった
ある日の話だった気がする
滅多に怒らない両親に叱られてしょんぼりしたなつが俺のところに泣きながら来た
俺は何も事情を知らないから、泣き止ませるしか出来なかった
ガキの頃なら尚更
だから俺の秘密基地だった、路地を抜けてトンネルをくぐった先にある小さなお花畑に初めて行かせた
なつが一面に広がった緑の色とりどりの花を見た瞬間
さっきのが嘘だったかのように、目を光らせ俺を見た
そう笑うなつの頭に花冠を乗せる
ピンクと赤色の花で作った花冠
そう言うとなつは嬉しそうに笑った
俺の髪を見てなつがそういう
なつが俺の髪を見てそうなんだと言う
その言葉が昔の俺の心を救った気がした
ドヤるなつの頬にそっとキスをする
頬を撫でそう言うとなつは顔をあからめる
そう言うと、ただなつは恥ずかしそうに頷いただけだった
そんななつが大好きだった
夕暮れの太陽に照らされ目が覚める
すると2人が椅子に座って俺を見る
こさめ …… みこと、、 .ᐣ
みことにお説教を食らってしまった
それほど2人から見ても俺は限界に達していたのかもしれない
懐かしい夢見たなぁ
なつ、どうせこのこと忘れてるだろうし
席を立ち、帰ろうと教室を開けると数人の女子生徒が俺を見つめる
眠い、
なんだか寝れなくて朝早くから学校へ着いた
まだ生徒はいなくって教室は俺だけ
すると、何人かが俺の目の前に立つ
…… こいつ、
らんに告るって言ってたヤツか .ᐣ
手足が震えていた
…… 何に怯えてるんだか
…… は、お前が、.ᐣ
らんと、.ᐣ
なんでっ、
呆然としていると、女は容赦なく話を続ける
本当に知らない
だって、最後にまともに話したのいつだよっ、
タイプの話も数年前もの話だ、変わってるだろ、
こいつがムカつくのが意味わからなかった
俺もこいつの態度やらんにムカついてつい煽るように言ってしまった
すると、急に女が俺の頬を打った
バチン ッ と音が教室に響く
すると、ドアの向こうにはらんたちが居た
みことが真っ先に俺の頬を触る
ジンジンして痛い
らん以外のみんなが俺の頬を心配する
しかし、らんは女の方を見ていた
…… ほんと、らんは約束覚えてないんだ
らんは、俺よりもぽっと出の女の方が大切なんだな
目元が熱い
わかってた、
きっとどこかで気付いてたんだ
らんがもう俺のことを好きじゃないのなんか
でもっ、目の前でこんな仕打ちはないだろっ "
気付けば視界が揺れて涙が出ていた
嗚咽混じりでゆっくり淡々と話す
すちは知っていたかのように、微笑んでくれた
恋愛してるすちにとっても俺の気持ちってバレバレなのかなっ、
らんの顔を見たくなかった
ドアの前で突っ立っているらんを押し学校を飛び出した
無我夢中に走って、気が付けば秘密基地に来てた
その場に座り込み、体を丸める
らんっ、
やだっ、俺
スマホを開き、小さい頃ブックマ - クしていたサイトを削除する
丁寧に写真を撮ったメモも全部消す
妹、居たら良かったかなっ .ᐣ
すちに、全部託そっ、
学校を飛び出してしまった
今更戻れるなんて無理で、けどスマホ以外は学校だ
でも、もう疲れた
何かをする気力がなくて、その場に寝っ転がる
……眠い、
そういえば、今日寝れなかったんだっけ
寝ようと目を閉じると、誰かがここへやってくる音が聞こえる
ふと目を開け、体を起こすと息を切らしたらんが居た
キッツ - と笑いながら俺の方へ歩くらん
いつの間にか立ちたいけど、動けない俺の隣に座っていた
ど、どうしよっ
らんが俺の名前を呼び、体が反応する
そう言い俺の頬を撫でる
いやだ
自分から出した言葉で、自分を苦しめたくない
もう、これ以上期待したくない
らんは真剣な眼差しをしていた
覚えてる
忘れるわけが無い
戸惑う俺にらんが抱きしめてくれた
好きな人、
らんが俺の目を見る
そう言うとらんは嬉しそうに笑った
その言葉が嬉しかった
我慢していた涙がまたこぼれる
うんなんて言葉は言えなかったけど、らんを強く抱き締めた
するとらんも抱き返してくれた
数分がたち、らんがゆっくりと離れる
ゆっくりと頬を摩る
そう言い、らんに髪ゴムを渡された
手馴れた手つきでらんの髪を編み込む
その言葉に指がぴくっとなる
髪ゴムで止め、鏡で見せるとらんは嬉しそうに笑った
するとらんが体制を変え俺を見る
そう言い、らんの唇と触れ合う
そう言い、寝っ転がるらん
らんの隣で体を横にする
暖かい光が俺らを温める
太陽の下で、2人微笑みながら見つめ合う
幸せってこういうことなんだな
時間ことなんて忘れて、今はふたりの時間を楽しも
そう言い聞かせ、静かに目を瞑った
… 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽