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『過去』
紫side
高校を中退してもうすぐ1年
一人暮らしを初めてもうすぐ1年
親と縁を切ってから数年
性行為、暴力暴言がなくなって数年
弟と別れてもうすぐ1年
親といて傷付いた俺らの心は 決して治るものではなかった
俺が弟を守れなかったのもある。
生まれた時からずっと殴られて 入れられて、暴言を吐かれてた
俺はそれが普通だと思ってたから 守ることが出来なかった
これが普通じゃないと分かったのは 青にぃと会った時。 2日間外に捨てられた時
その時俺らは小3と小2だったかな
青にぃに聞けば、俺らの状態を知った 青にぃのお母さんが同じ地域で 一人暮らしを始めた青にぃに 写真を送り、探してと伝えたらしい。
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この時から空気も読めず 自分の行きたい場所には行かないと 機嫌を悪くするような奴だった
そっから公園で遊んで青にぃの 家に行った。
家に行けばお母さんの写真を 見せられた。
その写真には帰ってる途中に 教えてもらった青にぃのお母さんも 映っていた
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この日はお風呂にも入って 夜ご飯も出してもらった。
今までないことだったから 少し怖かったけど何も 不快になることなく進んだ。
洋服もぶかぶかだけど 綺麗なのを着せてもらったし
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俺らの夜ご飯は月に1回 お金が入ってきた時しか 食べれなかったから それがみんなもだと この時まで思ってた。
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夜ご飯も毎日出できて お風呂も毎日入れて 暴力も暴言と性行為もない生活が 1週間続き、青にぃの お母さんと会った。
この時伝えられたのは3つ。
親との関係を切った
親は捕まった
青にぃと同じ苗字になる
その3つを聞いて 俺らは沢山警察と話したり 市役所に沢山通った。 俺がADHDと診断された 病院にも戸籍のことを話した。
その日から戸籍も変わり それと同時に学校も転校しようとした
でも、青にぃはそれを止めた
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そう言った青にぃは真剣だった。 その事はすんなりと両親に許された
だから、転校はせず ただ苗字が変わった
その時は生活と苗字が変わったとしか 思ってなかった。
その環境にもゆっくり慣れていって 中学生になって、高校受験を受けた
まぁ、集中力も落ち着きも 記憶力もない俺には難しかった
勉強も難しいし 覚える範囲が広すぎて意味が わかんないし。
周りは必死だから俺が 浮いてるように見えて家から 出るのを拒んだ
学校にも行けず、ベットからも 基本降りない。降りれない。 辛いし体も重いし。
こんなだめだめな俺を青にぃは 心配してくれた。 仕事をテレワークに変えてくれて 俺の部屋でパソコンを使ってた
そんな青にぃを見ると迷惑を かけてるんだなと思えた
俺は学校にも行かず 辛い、だるいを理由にしてベットに 寝転がってるだけ
そんな俺に合わせてお金も稼いで 勉強も教えてくれた
泣いちゃった時は慰めてくれるし 俺が怒った時は背中を摩ってくれた
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そう慰めてもらった次の日。 しっかり起きれた。
制服にも袖を通せた。 バックも持てた。
靴も履けた。
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この日は結局途中で帰った。 給食を無理やり食べたら 体調悪くなったんだっけな、
給食の量が多かったんだよ。 減らすのも恥ずかしくて 出来なかったし
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食欲もないから 栄養が採れず、この年は貧血状態が 多かった。
高校はギリギリで受かった。 そっからはどんとん休まってきて 高校1年生の春 俺はもう2年生になろうとしてた
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元気になったからって 無理やりのように言ってた高校
いきすぎてる嫌がらせにも もう耐えれなかった
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この日からの進級までの間で 色んなことを決めて
行動へ移した
あれから1年が経った。 今日は俺の誕生日
桃くんたち来るんだって
おれのおうちに
全然片付けしてないや... 自分の部屋なんか床見えないよ... リビングも汚い...
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混乱する頭を必死に落ち着かせて 先輩に電話をかける。
つーつーと耳の近くで鳴るのは 慣れなくていつもびっくりしちゃう
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まとまらない言葉をそのまま 伝えて電話を切る。
次はお片付けだ...
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色々散らばってる床をどんどん 片付けていく。
片付けもそう上手くいかない。 片付け完了までに寄り道が多すぎる
一時期ハマってた裁縫セットを 座ってちまちま片付けてたら インターホンが鳴る
あおにぃたちだ
1年前の引越しで使った ダンボールが積み重なってる玄関まで行って、ドアを開ける
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そう喋りながら 部屋の片付けをどんどん進める
俺は裁縫道具片付けてる これ針ささるから痛い
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俺今集中してるの。 適当なお返事しか出来なくてごめんね
そんなこんなで綺麗になった部屋が 見れたのは夜の8時 もうご飯の時間だ...
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準備を進めて レストランへ。
レストランへ入ると 先輩が迎えてくれた ご飯も準備されていた
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机に並べられてる4つのオムライス。 ひとつはケチャップがかかってない。
多分俺の。 俺ケチャップ苦手だもん
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スプーンで卵を崩して 中のご飯と一緒に食べる
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今幸せ ありがとう
『過去』 りくありがと~!! ほんとに遅くなってごめん🥲 あとこれ書いてる間に 6人になりましたね 否定するわけではない。 応援するし 全然推すけど 正直5人が良かった
𝙚𝙣𝙙 .
コメント
2件
ななちゃんの書くストーリー好きすぎるんだけど(((
ななって、色々と困惑してる紫さん書くの上手すぎない? 見習いたいわ。