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ニュースでやっていた
高校生探偵工藤新一
彼の鮮やかな推理力 ニコリと微笑む綺麗な顔
恋に落ちたのは内緒にしよう
怪盗キッドが誰なのか目星はついていて
今宵の予告のために学校という監獄へと 、足を踏み入れる
周りは私に大注目で
私って人気者 ?
それは錯覚ではなく事実であった
私を褒め称える声はそこらかしこで話してる
まぁ、興味は無いのだが
要倉さん
何処かで聞き覚えのある声で
振り向くのに少々躊躇う
翡 翠.
相手は噂の怪盗キッド
黒 羽.
企んでいるその表情に
心がズキンと音を鳴らす
少しキュンとしたのは予告状に書いておこう
翡 翠.
黒 羽.
翡 翠.
黒 羽.
黒 羽.
その目は嘘を見破る目で
あの、私の好きな人と少し似ている目
翡 翠.
黒 羽.
ギクリと体が揺れてしまい
彼は頬を緩め此方を見る
黒 羽.
黒 羽.
その口ぶりは昨日の怪盗キッドだった
顔を赤める自分に鳥肌がたつ
続けて彼は口を動かす
黒 羽.
翡 翠.
私の恋する相手の名を口に出す
翡 翠.
思ってもいないことを口に出す
そうですか
そうポツリと漏らす顔は何だか寂しそうな 、哀しそうな
翡 翠.
翡 翠.
翡 翠.
黒 羽.
黒 羽.
そう言い校舎の中へと戻って行った
翡 翠.
あの名探偵の上に行くなんて
有り得ないんだから
私は怪盗 、盗まれる前に盗むんだしね