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コメント
3件
うわぁ…えぐぃッ!! 鼻声でカリブ歌いながら見ました(ガチ) めっちゃ良!!!
あなたが次のターゲット。
ダイヤ、過去編
…君は、ずっとここにいていいのか。
ふと、喉につっかえていた言葉が出る。
…ここには、二人だけだ。
実験体013番と、俺の、
二人だ。
わからない
ダイヤにぃはどう思うの
…あぁ、まただ、
こいつは自分の意思がない、
…
いや、聞かなかったことにして、
なんて、ただの逃げだ。
実験体は『そう、』とだけ言って口を閉じる。
深い夜の静寂を壊すような銃声が響く。
任務完了、
そう言い、本部に戻る。
任務以外はあの実験体の見張り。
任務が終わったら書類作業をして、
そのまま家に帰る、
その繰り返し。
夜が明け明るくなり始めた頃。
ダイヤ
俺は、実験体013番の様子について司令官に説明する。
カイト
何故か今、切ない瞳で外を眺めた司令官。
…そんな情を抱いている司令官なんて、見たことない、
"彼女を自由にしたい"って…
思っている司令官なんて…
いつものように、実験が始まる。
実験体013番の、荒い呼吸と苦しそうな咳が聞こえる。
そして吐血する。
実験に耐えれなければ、即処分だ。
…お願いだから、
耐えてくれ
…なんて、
何考えてんだ…笑、
ルル
今日の実現は終わり、また牢に入る013番。
誰もいないことを確認して、声をかける。
ダイヤ
ルル
いつものように、淡々と応える彼女に少し安堵する自分が憎い。
…彼女はこんなに傷ついてるというのに、
…実験体との話しは禁止されているよ。
ダイヤ
司令官…っ、!
一週間の謹慎処分となった。
これだけで済んだのが、不幸中の幸いだったなと自分でも思う。
……ただ、
…あいつは無事だろうか、
…俺がいないこの一週間、何もされていないだろうか。
他の見張りになにかされていないたろうか、
…俺以外見ていないはずなのに。
…他の男を好きになったら……
…これ以上俺の手から離れたら……
…あぁ、もう駄目だ、
俺はもう既に裏切り者だったという訳だな、笑
ダイヤ
絶対
絶対
ダイヤ
ダイヤ
俺の物にする
ダイヤ
…善とか悪とか、興味無い。
俺は、
ダイヤ
ルル
俺の正義を、貫くだけだ。
俺はルルを抱いて、出口へ走る
…君は、僕の期待を裏切ったんだね。
司令官の声、
一度立ち止まる。
ダイヤ
貴方です。
ダイヤ
チョーカーを引きちぎって捨てる。
ダイヤ
…感情を捨て去った。
ダイヤ
ひんやりとした金属の感触が首に伝わる。
ナイフを突きつけられていることに気がついた。
カイト
…これが、お前のやりかたか、
がなる銃声。
ターゲットの遺体を見て、少し過去のことを思い出したな、
…ごめん、ルル、
…結局俺は、何をしたって
ダイヤ
俺は一人、銃を片手に誰もいない裏路地で、
満月の夜に泣いていた。