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49 - 夢の終わり〜だてなべ〜

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2026年02月19日

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Not妄想話 だてなべ 短め

黄昏時 宮舘と渡辺は あの日の遊園地に来ていた

渡辺

は、離さないでよ!?

宮舘

わかってるって笑

渡辺

わぁあ!

渡辺は宮舘の手を握り ゴンドラに飛び乗った そのまま宮舘に抱きつく

宮舘

あはは!

渡辺

ぅう〜!

宮舘

ほら、座ろ

渡辺

うん…

宮舘と渡辺は向かい合って座った

宮舘

………

渡辺

………

宮舘

翔太

沈黙を破るように、宮舘が口を開いた

渡辺

なに?

宮舘

俺さ

宮舘

ずっと

宮舘

翔太が好きだった

渡辺

…うん

宮舘

思春期くらい、かな

宮舘

ちょうど事務所で再会して

宮舘

少し経ったくらい

宮舘

知らないうちに

宮舘

翔太は大人っぽくなってて

宮舘

すごく綺麗になってて

宮舘

キラキラした翔太に圧倒された

宮舘

…悔しかった

宮舘

俺の知らない場所で

宮舘

翔太が、どんどん魅力的になっていってることが

宮舘

とんでもなく嫌だったよ

宮舘

翔太の、人生なのにね

宮舘

俺は

宮舘

ただの

宮舘

幼馴染に過ぎないのにね

宮舘

そんなことを思ってしまう自分が嫌だった

宮舘

翔太を気にしないように

宮舘

必死に打ち込んだ

宮舘

そう思えば思うほど

宮舘

翔太への気持ちは大きくなっていった

宮舘

後輩に、キツく当たったこともある

宮舘

先輩に言い返したことだってある

宮舘

今思えば、ガキだったなぁってさ

宮舘

…それは今でも変わってない

宮舘

俺は嫉妬深い

宮舘

独占欲も強い

宮舘

愛だって重い

宮舘

別の奴と仲良くしてるのを見るだけで

宮舘

気が触れそうになる

宮舘

ロイヤルなんかじゃない

宮舘

余裕なんて無い

宮舘

今だって

宮舘

翔太に捨てられまいと必死な

宮舘

俺は、そんな男だよ

渡辺

………

渡辺

俺は

渡辺

ずっと涼太が好きだった

宮舘

うん

渡辺

俺は

渡辺

涼太とオーディションで再会した時

渡辺

あの時と変わらないはずなのに

渡辺

なんでこんなにかっこいいんだって

渡辺

眩しかった

渡辺

高校生の頃くらいに

渡辺

この淡い気持ちを

渡辺

涼太に気づかれたくなくて

渡辺

無駄に彼女作ってみたり

渡辺

まぁその、色んなことやった

渡辺

んで涼太に怒られてさ

渡辺

わかんなくなって

渡辺

涼太に、嫌われたくなくて

渡辺

夢の世界に逃げた

渡辺

そこなら

渡辺

"涼太"は俺だけを想ってくれる

渡辺

俺だけに微笑んでくれる

渡辺

好きだよって、言ってくれる

渡辺

優しくて、虚しい世界だった

渡辺

出てこられなくなった

渡辺

それでもよかった

渡辺

"涼太"が

渡辺

愛してくれるから

渡辺

涼太が

渡辺

俺じゃない誰かと

渡辺

仲良くしてたら

渡辺

どうにかなっちゃいそうになる

渡辺

………

渡辺

俺は面倒くさい

渡辺

素直になんてなれないし

渡辺

口だって悪い

渡辺

可愛げなんて全く無い

渡辺

今だって

渡辺

涼太に嫌われたらどうしようって

渡辺

怖くて怖くてたまらない

宮舘

………

宮舘

好きだよ、翔太

渡辺

俺も涼太が好き

渡辺

お願い、捨てないで

渡辺

嫌いにならないで

渡辺

ひとりにしないで

宮舘

俺を捨てないで

宮舘

嫌わないで

宮舘

ひとりに、しないで

宮舘は渡辺の手を取る 右手には、あの日のリング それを右手の薬指から外し 渡辺の左手の薬指に付け替えた

渡辺

あっ…

宮舘

…僕にも

宮舘

お願いできますか

渡辺

っうん

渡辺も同じように 宮舘の左手の薬指へと あの日のリングを付け替えた

宮舘

今ならまだ間に合う

宮舘

俺から逃げてもいい

渡辺

嫌だ

渡辺

絶対に離さない

渡辺

涼太こそ怖いんじゃねぇの?

渡辺

俺に捕まるのが

宮舘

…もう、離してやれない

渡辺

縛ってよ

渡辺

涼太で動けなくして

渡辺

息ができないくらい

渡辺

涼太で縛って

宮舘は渡辺をきつく抱きしめた 応えるように、渡辺も抱きしめる

宮舘

ああ、翔太…

宮舘

離さない…

宮舘

絶対に逃さない…

宮舘

俺以外

宮舘

どうか愛さないで

渡辺

もうとっくに…

渡辺

涼太以外、見えない

このまま時が止まってしまえば このゴンドラの中で 永遠に2人でいれるのに 無情にも、観覧車は時を刻む

宮舘

翔太

渡辺

なに?

宮舘

…キスが、したい

渡辺

………

渡辺

うん…

思わず息をのんで 消えそうな声で応えた

宮舘

翔太…

渡辺

涼、太…

少しずつ縮まる距離 出会って30年 何度も見てきた顔なのに そんなあなたの顔は初めてで

宮舘

………

渡辺

………

長い睫毛、綺麗な二重 少し吊り上がった目 俺を離さない、大きな瞳 高い鼻筋に、罪深いそのくちびる 頬に添えられる、優しい手 俺は何度も夢の中で あなたと口づけを交わしてきた 幾度と無く触れ合った 数え切れない程の夜を越えた それなのに こんなあなたを、俺は知らない

俺は、目を閉じた

影が、重なった 何千、何万、何億と キスをしてきたあなたより 一度交わしたこの想いは 夢のあなたを一瞬で消し去った

宮舘

翔太

渡辺

あ…

宮舘

泣かないで

渡辺

っ…

渡辺

おれ…っ

渡辺

幸せで、こわい…っ

零れた涙に あなたは口づけた

渡辺

んっ…

宮舘

…好きだよ

渡辺

涼太…

宮舘

すき…っ

渡辺

泣かないで…

宮舘

…あはは

宮舘

ごめん、嬉しくて…っ

同じように 俺はあなたの涙に口付けた しょっぱくて、仄かに甘い、気がした

宮舘

…ありがとう

宮舘

俺と、同じ想いでいてくれて

渡辺

ううん

渡辺

こちらこそ

渡辺

ありがとう、涼太

夕焼けに照らされて あなたの瞳が紅く光る "江戸川区、見えるかな" そう呟いたあなたは 幼い頃と全く変わらない笑顔で ああ、あなたは いつまでも変わらない姿で 俺の側にいてくれるんだ ずっとあなたは 俺の手を握っていてくれていた この先の未来、そしてその先 あなたは天国にも地獄にも きっと着いてきてくれるのだろうね 俺は そんなあなたに恋をしたんだね

口づけの名残を指でなぞる お腹の底から泉のように湧き上がる 決して枯れることの無い あなたへの愛おしさを抱きしめる "あいしている" 恋人たちの想いを乗せて 今日もゴンドラは回り続ける

夢の終わり

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