私の目的はstprを殺す事。（リメイク版）

…昔の日本の戦争は、少なからずルールがあった。

『正々堂々戦うこと』や 『自分の名を名乗ること』など

みんなが自然と守っているルールがある。

この神門合戦もそう。

みんな口にはしないが、暗黙の了解がある。

それは『生きるために死体を利用せよ』

…そう、死んだ仲間の遺体まで最後まで使う事。

たとえ死体の骨が剥き出しになろうとも、臓器が飛び出ていても。

生きるためにそうするしかないらしい。

…これで死んだら、恥さらしだ。

私を信じてくれてるみんなを死なせない。

守れ。絶対に。

心の底からくる、死へ対する恐怖。

いつ、誰から狙われるかわからない不安。

それでもやらなければならないのが嫌だ。

バンッ！

人数が多すぎる。

これじゃ、守りきれない＿＿

結果を言えば、私たちが勝った。

流石に相手も特攻は予測していなかったようで、3分で全員殺した。

…でも、その間に私の仲間は死んだ。

今回の神門合戦で生きて帰れるのは、18人中5人。

…カラオケを約束したあいつも、頭を撃ち抜かれて死んでいた。

…本当に、残酷すぎる世界だ。