ある、ひとつの教会で。
期待に甘美される1人の子供がいた。
オギャーっオギャーっ
彼が生まれたと同時に。
その施設には大きな歓声が上がる。
しかしその歓声は後に悲鳴へと変化した
これで安心だっ!
やっと神の子が生まれたのね.....っ
これでこの街は安全よっ....
人々が感動に浸る中。
1人の女が声を上げた。
この子。
歯が生えてない?
会場にはどよめきが上がる。
悪魔の子だっ!
殺してしまえッッ'!!!
鬼子だなんて.....っ
忌み子よ忌み子っ!
......
オギャーッオギャー!!
オギャーッオギャー
死を怖がるように赤ん坊は泣き出す
あの。
会場の全員が。
彼女へと視線を動かす。
この子は私が責任を持って殺します。
大丈夫っ
平気よ....っ
オギャーッオギャー!
頼むから静かにしてっ、
殺すなんてしないわ
きっとあなたを助けるから.....。
春千夜
んぅ..'...
春千夜
あれ、
春千夜
寝てたのか。
春千夜
......
夢に出てきたあの女
記憶はあるのに
顔は思い出せない。
春千夜
.....
暖かかった
あれが唯一の
" 親 "から感じた愛情。
春千夜
" 鬼子 "ねぇ
ずっと
考えていた
なんで俺ばかりこんな目に合わなければ
俺がもし普通だったら
春千夜
普通になれますように...っポロポロ
みんなと同じ普通に
皆と同じ" 日常 "になれたのだろうか
あいまいな、
断片的な記憶
それでも俺は
「 ちゃんと "愛す "から 」
春千夜
.....よし
春千夜
決めた。
これが俺の
人生への第1歩
春千夜
......楽しみにしててね。
きっとお願いを
叶えるからさ
♡=300






