ガチャッ
なにかの勘違いかもしれない
あの時は声が小さくて聞き取れなかったのかもしれない
そんな願いにも似た思考を巡らせつつ彼の部屋へ向かう
思い切って声をかけてみるが返事は帰ってこない
今、僕は彼にはっきりと
拒絶された
忘れるわけない
僕も苦しかった
それ以上に彼が苦しい思いをしているのも知っていたから
あぁ、
そうだよな
僕が彼にしたことが
そのまま返ってきてるだけなんだから
僕は泣きながら声を絞り出した
彼の震えた声が僕の鼓膜に響いた
コメント
3件
投稿ありがとうございます! 続きが楽しみです♪