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いや今回も最高すぎました…ありがとうございます💓ブクマ失礼します🙇♀️
チ───(´-ω-`)───ン 最高っすね…女神ですか…?
シャーペンを握る手を緩めてノートの隣に置く
書き進めた字をしばらく見つめた後教科書に視界を移して2、3ページ捲る
チョークが削れる音と先生の音読する声が眠気を誘って小さくあくびをした
滲む視界の中窓の外に目をやる
空は雲に覆われていて今にも雨が降りそう
傘あったかな
と考えながらぼんやりと先生の声を聞いた
チャイムが鳴り肩を揺らされて顔を上げる
そこには先生で
せんせー
その言葉にガタッと椅子を鳴らして立ち上がった
赤
せんせー
慌てて鞄に荷物を入れてドアに向かう
せんせー
先生の言葉に軽く返事をして階段を駆け降りる
本当に俺以外誰もいなくて逆に焦ってしまう感情を無視して玄関にたどり着いた
自分の靴を履き替えてもう閉められたガラスのドアを開ける
その瞬間聞こえてくるのは土砂降りの雨の音
赤
なんてボソッと呟いてどうしようか考える
なーくんはまだ仕事中だから車は来れない
弟たちに来てもらうのも可哀想
赤
カッ、と革靴が音を立てた
屋根から抜ければ一気に服が肌に引っ付くのが分かる
土砂降りの中走ってるのは俺だけ
車の中にいる人たちの視線が痛い
小走りだったのを思いっきり足を動かして早く家に着こうとダッシュした
こういう時運動神経が良かったと思う
ショートカットしようと細い道を曲がりフェンスを飛び越え、公園を横切る
坂を登って途中にある階段を登りレンガで出来た塀に飛び乗り進むと家が見えてきた
なんか猫になった気分
と呑気な事を思いながら塀を飛び降りて家に直行した
家のドアの前まで来て膝に手をついて肩で息をする
赤
休憩もせずに久しぶりに動いたからか体が悲鳴をあげそうになっている
息が整った時鍵をあけてドアを開ける
赤
ゆっくりとドアを閉めてビチャビチャになった靴を脱いでいるとさとみがタオルを持って走ってきた
桃
そう言ってわしゃわしゃと俺の髪をぶっきらぼうに拭く
桃
赤
青
丁度お風呂場から出てきたころちゃんは目を見開いた
その声に他2人もリビングから顔を出す
橙
黄
るぅとくんは俺の手をとるなりズカズカと洗面台へ連れていかれる
黄
黄
普段シャワーで済ませているのがバレていたみたいで圧をかけられる
赤
返事をするとるぅとくんはドアを閉めて階段を上がる音がした
ベタベタの制服を脱いで最後のワイシャツを肌から離した時右の脇腹に傷が出来ていて目を見開く
赤
少し触るだけでも痛みが走った
きっと塀を降りる時にやったんだろう
よく見ればワイシャツにも血が付いている
面積は広いが深くはない
ワイシャツを持ってお風呂場に入ってシャワーを出す
おけにお湯め溜めシャツの血が付いた部分を浸す
時間が経っていないから暫く揉めば消えた
こんなもんか
軽く水分をとってお風呂場から開いたままの洗濯機に投げ込んでドアを閉めた
自分の体にシャワーを当てる
傷が滲みて少し眉を寄せるが無視をして頭と体を洗う
流石にそろそろ痛みに耐えられなくなりるぅとくんには悪いがシャワーだけ済ませてお風呂を出た
置かれたタオルで体を軽く拭いて用意された服を着る
首にタオルをかけてリビングに向かった
その後皆んなでゲームをしたり勉強をしたりしてなーくんの帰りを待ち、皆んなでご飯を食べた
もう皆んな各部屋に行った後俺はソファーに座っていた
脇腹の痛みを我慢しながらさっき冷蔵庫からいちごミルクを体内に流し込む
赤
ゆっくりと深呼吸をする
刺激しないように服を捲れば案の定悪化している
赤
思わず声が出るほど
桃
背後から聞こえた声に肩を大きく動かしてバッと後ろを振り向く
桃
赤
桃
黙り込む間さとみはずっと俺の目を見つめたまま離さない
赤
どう言い訳してもきっと彼には分かってしまう
桃
さとみは少し呆れながら棚から消毒やガーゼ、包帯などを取り出した
桃
ガーゼに消毒液をつけて傷口に優しく触れる
赤
桃
その上に湿布を貼って包帯を巻くと服を元に戻して片付けをしていく
赤
そう言うと頭に手が乗っかりわしゃわしゃと撫でられた
片付けたさとみは俺の隣に座り俺のいちごミルクを飲んでいく
赤
桃
赤
~ end ~
あのこれ下書きにあったんですけど、これの次の話もあるんですが見ますか…?