ゼル
今日は、ゼルです。
ゼル
さて…ちょっと遊んだし仕上げるか。
なにを?
ゼル
此方を。
いや、他のやつ…。
ゼル
さぁ、行ってみよう!
本編どうぞ!!
本編どうぞ!!
善一
………。
ゼル
………。
ゼル
おい、そろそろ起きろ。
善一
なんだよ…病み上がりの奴を
もう少し労れよ…。
もう少し労れよ…。
ゼル
そんなに殺して欲しいか?
善一
やめろ。
ゼル
たっく…。
善一
つーか、なんでお前がいるんだよ。
ゼル
ああ?
舞に頼まれたからだろうが。
そうじゃなきゃ、付き添いなんてやってねーよ。
舞に頼まれたからだろうが。
そうじゃなきゃ、付き添いなんてやってねーよ。
善一
…薄情な奴…。
ゼル
薄情者で悪かったな。
善一
卑怯者。
ゼル
死神はそんなもんだ。
善一
はぁ…。
ゼル
なんだ?
夢の中で悪夢でも見たか?
夢の中で悪夢でも見たか?
善一
…なんで分かる。
ゼル
随分とお前がうなされてたからだよ。
善一
…へぇ…。
ゼル
にしても、雑魚怪奇なんかにお前の魂をやるのは残念だとは思ってたなぁ。
善一
…そんなんだからお前は引かれるんじゃないのかよ。
ゼル
引かれる?
…別にそっちが勝手に引いてるだけだろ。
…別にそっちが勝手に引いてるだけだろ。
善一
理屈ばっかつきやがって…。
ゼル
まぁ、とにかくだ。
実はお前に退院した後、行って欲しい所がある。
実はお前に退院した後、行って欲しい所がある。
善一
…断る。
ゼル
まだ何も言ってないぞ。
善一
言っても言わなくても俺は行かない。ろくでもない所なんだろ?
ゼル
いや、面白い所だぞ。
善一
面白い所?
ゼル
なんでも、人が毎日死んでいく村らしい。
善一
…行かない。
ゼル
ち、ちょっと待ってくれよ!
お、俺も行くから!
それに、住んでる奴が死んでくんだよ!
お、俺も行くから!
それに、住んでる奴が死んでくんだよ!
善一
…まぁ、お前も行くなら、
お前を盾にして行くか…。
お前を盾にして行くか…。
ゼル
俺の扱いが酷すぎる!
善一
ていうか、期間は?
ゼル
あー…1週間だけだな。
調査みてぇなもんだし、それで十分だろ。
調査みてぇなもんだし、それで十分だろ。
善一
1週間?
調査だけなのか?
てっきり、解決しろとか言うんじゃないかと思ったぞ。
調査だけなのか?
てっきり、解決しろとか言うんじゃないかと思ったぞ。
ゼル
出来るんならやればいいだろ。
さ、今日は寝ろ。
さ、今日は寝ろ。
ゼル
明日は早いぞ。
善一
…え?
善一
…行く前提で言われた…?
善一
…行くしか…ないのか…。
善一
うわ…山奥過ぎるだろ…。
こんなん絶対圏外じゃん…。
こんなん絶対圏外じゃん…。
ゼル
そりゃそうだろ。
たった数人しかいねぇ、村なんだからな。
たった数人しかいねぇ、村なんだからな。
善一
そんな村誰が見つけたんだ…。
ゼル
確か…ぜんまい財閥ってとこが見つけて、今はそこにそのぜんまい財閥の社長が住んでるらしい。
あ、因みにソイツ、二代目息子で三代目なんだってよ。
性格バチくそ悪いんだとさ。
あ、因みにソイツ、二代目息子で三代目なんだってよ。
性格バチくそ悪いんだとさ。
善一
ふーん…。
ゼル
あと、一人助っ人呼んどいた…。
というより、いつものメンバーだ。
というより、いつものメンバーだ。
善一
いつもの?
ゼル
ああ、舞だ。
善一
…お前ふざけてるのか?
ゼル
…呼んだら…ダメだったか?
善一
ダメに決まってるだろ!
なんでソイツを呼んだ!
危ないだろうが!
なんでソイツを呼んだ!
危ないだろうが!
ゼル
安心しろよ、お前も俺も、それにアイツも…。
人外だろ?
善一
…っ。
ゼル
決定事項だ、取り消せねぇよ。
それに、いざとなりゃその村ごと消し炭だ。
俺以外にお前らの魂取るやつはぶちのめしてやる。
それに、いざとなりゃその村ごと消し炭だ。
俺以外にお前らの魂取るやつはぶちのめしてやる。
善一
(なんでそんな執念深いんだよ…。)
舞
善一!ゼル!
善一
よぉ…。
ゼル
全員揃ったな!とりあえず村長に話聞きに行こうぜ!
???
死にたくない!
死にたくないんだぁぁぁっ!!
死にたくないんだぁぁぁっ!!
ゼル
ああ?
此処は精神病棟かよ。
此処は精神病棟かよ。
善一
なんだ、この声…。
舞
死にたくないって言ってるわね…。
なんか、必死というか…。
なんか、必死というか…。
ゼル
…面倒だが、行ってみるか。
正直この声からしてどんな奴かは分かるが…。
正直この声からしてどんな奴かは分かるが…。
善一
つか、精神病棟を例にするなよ。
ゼル
いや、本当だぞ。
働くと結構楽だし、
何より患者が面白い。
働くと結構楽だし、
何より患者が面白い。
舞
因みに働いた経験は?
ゼル
ないな。
だが、母親からの話だと、
こうだろうな。
だが、母親からの話だと、
こうだろうな。
善一
(お前の母親 看護婦なのか…。)
舞
因みにコロナとの関連は?
ゼル
無いぞ。
まず、出勤先が田舎だからコロナの話はあまりない。
まず、出勤先が田舎だからコロナの話はあまりない。
舞
ワクチン。
ゼル
アレルギー持ってるから受けれないってさ。
ゼル
というかあの人受ける気なかったな。
善一
なんでだよ?
ゼル
急いで作ったものを受けたくない、
ワクチン受けて死にたくない。
というか、国が殺しに来てる。強制じゃないですって言ってるのに強制になってるって。
ワクチン受けて死にたくない。
というか、国が殺しに来てる。強制じゃないですって言ってるのに強制になってるって。
善一
一理あるな。
ゼル
だろ?納得してるんだ。
さて、本編戻るぞ。
さて、本編戻るぞ。
ゼル
おい、そこの精神異常者。
善一
やめろ、その言いぐさ。
???
死にたくない!
死にたくないんだぁ!!
死にたくないんだぁ!!
ゼル
………。
ゼル
うっせぇ、黙れ!
ゼル
死にたくない?
人間いつか死ぬんだよ!
抗っても無意味なんだよ!
分かったら受け入れやがれ、
顔面狸野郎!!
人間いつか死ぬんだよ!
抗っても無意味なんだよ!
分かったら受け入れやがれ、
顔面狸野郎!!
善一
…ゼル~?
ゼル
あ、やべ…。
5分後
ゼル
…すまなかった…。
お前みたいな奴見るとつい…。
お前みたいな奴見るとつい…。
???
…ぼ、僕!
死にたくないんだ!
僕の名前ね!
ぽ、ポン太!
死にたくないんだ!
僕の名前ね!
ぽ、ポン太!
ゼル
ポン太か、やっぱり狸っぽいな。
俺はゼルだ。
俺はゼルだ。
善一
俺は竈門 善一。
善一でいいぜ。
善一でいいぜ。
舞
私は、亀槌 舞。
舞でいいわ。
舞でいいわ。
善一
ゼル、もう一回謝れ。
皮肉言っただろ?
皮肉言っただろ?
ゼル
…すまん…。
ポン太
だ、大丈夫!
僕、もうい、行くね!
僕、もうい、行くね!
ゼル
…手が震えていた…。
薬物乱用の可能性も…。
薬物乱用の可能性も…。
善一
なぁ、お前殴られたいか?
ゼル
めっそうもございません。
御嬢様。
御嬢様。
善一
殴る。
ゼル
………は、あたるかyぐふぅ…。
ゼル
2連続は卑怯だろ…。
善一
うるせぇ、早く行くぞ。
舞
ほら、ゼル。
そんなとこで寝てないで。
そんなとこで寝てないで。
ゼル
寝てねぇよ…うずくまってんだ…。
舞
置いてくわよ~。
ゼル
鬼かよ、お前ら…。
舞
すみませ~ん…。
善一
…居留守か?
ゼル
いや、留守だろ。
山のふもとに降りてんじゃねぇか?
山のふもとに降りてんじゃねぇか?
善一
でも、道で会わなかったぞ?
ゼル
なら……ん?
ゴゴゴッ…
舞
…ねぇ、これって…。
善一
…地響き?
ゼル
ー伏せろ❗
善一
…もしかして…あの文が…?
善一がそう言った直後、俺は現れる。
地響きと共に村長の家は、崩れ、 溶岩や爆発により崩壊した。 一行は頭を抱えながらもその光景を凝視していた。そして、地響きが止み、跡形も無く崩れ去った家が露となり、その中央で探していた情報者 村長を発見した。
ゼル
…ダメだ、死んでる。
絶望に暮れる中、舞が此処で長居するのは危険だと伝え、一行は現場から立ち去る。そして全員が脱出した直後、村長の家の残骸は再び燃え盛る炎につつまれ、村長の遺体と共に全焼した。そして、その土地には黒い灰が少し、積もっていた。
やがて、善一は立ち上がると二人に言った。
俺は、この惨劇に終止切符を切る。
ゼル
…うん、楽だね!
ゼル
やっぱり最後風のは楽!
善一
別にやったっていいけどよ、
長文過ぎるだろ。
お前ピグジブ行ってこいや。
長文過ぎるだろ。
お前ピグジブ行ってこいや。
ゼル
あれは登録しなきゃいけないから嫌だ。
善一
はぁ…。
ゼル
んじゃ、アディオス!