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悪ノ_

19 - 18.盟友ノ集結⑶

♥

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2025年05月05日

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NEXT本編(注意書きはあらすじにて)

♠ MEIKO side ~イレギュラー王国「廃屋」にて~

迷いの森に作られた、レジスタンスのアジト。 ここを使うのは今日で最後になる。 私は扉を決められた回数ノックすると、 アジトの中からヨークの声がする

使い回しキャラ

誰だ?

Meiko.

メイコよ。開けて頂戴。

扉が少し開き、ヨークが顔を覗かせる。 外の私の姿を確認すると、 扉が完全に開いた

Meiko.

お疲れ様。ヨーク

使い回しキャラ

おう、みんな集まってるぜ。どうだ、まずは1杯?

Meiko.

…終わってからにするわ。全てが終わってから。

アジトの中には私以外に5人の男女が居た。 ヨーク、ミナージュ、マーク、セッカ ……そして、緑の髪の仮面の少女。

Meiko.

まずは…人数の確認。

私が問うと、それに答えたのはミナージュだった

使い回しキャラ

十分すぎるほど集まったよ。賽ノ国だけじゃない。音の国…ボルフェルトの民衆も。

使い回しキャラ

そして…そこの仮面の女の子が連れてきてくれた兵士たちも

使い回しキャラ

…そこが問題なんだよな

ヨークが口を挟む

使い回しキャラ

おい、仮面女。アンタ、本当に信用できるのか?アンタの連れてきた兵士たち…あれはどう見ても素人じゃねぇ。いずれも剣に長けた精鋭だ…しかもアンタと同じ仮面付き

仮面の少女は、食ってかかりそうなヨークを 前にして、静かな声でこう答える

仮面の少女(クローバー)

…それが何か問題?私も、あなた達も王宮を打ち倒したいという利害が一致している。それでいいじゃない

使い回しキャラ

それが信用出来ねぇって言ってんだよ!俺は!

仮面の少女(クローバー)

…ふん、頭の堅い男ね

使い回しキャラ

…てめぇ!!

使い回しキャラ

やめなさいよ!!2人とも!!

喧嘩を始めそうになった2人をセッカが制止する。

仮面の少女の素性…私には何となく分かっていた。 恐らく、私はこの少女と ” 以前に会ったことがある” それにあの子から聞いた王宮の情報… それを照らし合わせれば、彼女が参加した動機も、 仮面で正体を隠す事情も察しがつく

使い回しキャラ

メイコ!!お前はいいのか?こいつに大して不満はないのか?

我慢ならないのか、怒りの矛先を 私の方に向けてくるヨーク。 彼に対して私は立ち上がり、こう答える。

Meiko.

そうね…不満は特にないわ。…あえて言えば

Meiko.

…仮面、似合ってないわよ。お嬢ちゃん?

私は少女に近づき、こう言った 彼女は1歩後ずさり、驚いた様子で答える

仮面の少女(クローバー)

…あなたは、気づいているの?私の正体に

Meiko.

…大体はね。別に構わないわ。人数は多いに越したことはないもの。ヨークもそれでいいわね?

ヨークは納得出来ないという顔をしていたが、 渋々了承してくれた。

Meiko.

あ、そうだ。せめて名前だけでも教えてくれない?《仮面の少女》呼びじゃ、呼びずらくて仕方ないわ

仮面の少女(クローバー)

…クローバー。クローバー=ヘイトリッド…そう呼んで

Meiko.

本当に本名?それ、…まぁいいわ…話を進めましょう。セッカ、物資の方はどう?

使い回しキャラ

キール=フリージス様々よ。革命軍全員に武器が行き渡ると思うわ。それに…

その時、扉をノックする音が聞こえた

this is MOB

わしだ。開けてくれ

ヨークが扉を開けると…鍛冶屋の親父さんが そこに立っていた。

this is MOB

ようやく出来上がったよ。お前さんたち用の武器と鎧だ。

彼が持ってきた武具を、それぞれが手に取る。

仮面の少女(クローバー)

これは…素晴らしい出来栄えのものばかりだわ

仮面の少女…クローバーが感嘆の声を上げる。 親父さんは、かつては三英雄の武具も 鍛え上げたことがある名工だ。 その親父さんが、少しでも革命軍に協力したいと、発足メンバーの私たちのために 武器を作ってくれたのだ。

私は自分用の武具を手に取る。 控えめな装飾のレイピアは、 私が今まで使っていたものよりも 格段に切れ味が鋭いであろうことが、 一目で判断できる。 そして鎧、襟元と左肩に 獅子の装飾が入った真紅の鎧。 色こそ違うが…これは…

this is MOB

カイトの遺品の武具を、お前さん用に仕立て直したものじゃ。ロングソードは女のお前さんには大きすぎるから、紋章だけ取り外して鎧の首筋に着けておいた。そして、お前さんは青よりも赤のイメージがあったからすこし色を変えてさせてもらったが…勝手なことをしてしまったかの?

Meiko.

…いや、ありがとう。親父さん。とっても嬉しい

私は赤い鎧を身に纏う。父さん。 これでずっと一緒だよ。 親父さんは「そうじゃ」と何かを思い出し、 外へ行くと、布に包まれた巨大な物体を 運んできた。そして布を剥ぎ取ると… それはやたらと巨大な無骨な出来栄えの剣だった

使い回しキャラ

こんなバカでか剣、ヨークでも使えやしねえぜ! サイズを間違えたんじゃないかい?

マークがそう言うと、親父さんは

this is MOB

お前さんたちのものではないわい…今日は居ないようじゃな。メイコ、後で渡してやってくれ…それじゃ、武運を祈っておるぞ

Meiko.

…!親父さん…あの子のこと…本当に…いいの?

this is MOB

…あぁ、わしも覚悟を決めた

親父さんは、部屋を一通り見渡すと、 満足そうに頷いて帰って行った。

準備は全て整った。あとは… どうしても一つ、気がかりなことがある。

Meiko.

ねぇヨーク…前にも聞いたけど…悠佑と、りうらと初兎の事…

使い回しキャラ

ん?…あぁ、お前の義理の弟たちか。

Meiko.

やっぱり、事前に王宮から連れ出すことはできない?あの子たちを巻き込みたくないの

ヨークは考える仕草をした後、残念そうに答える。

使い回しキャラ

…無理だ。それは出来ない。王宮に情報が盛れる可能性があるからな

Meiko.

3人は正義感の強い子達よ。きっと私たちにも協力してくれるはず…

使い回しキャラ

…お前が連れてきた…フードの娘からの情報なんだがな…。どうも3人と王子達は通じている節があるようだ…まぁ、王子と召使。身分が違うとは言え、同い年の男がいつも一緒にいるんだ。そこから友情が芽生える…そんな話もありえないことではないからな

Meiko.

そんな…

3人があの『悪ノ王子』達と…!? 父さんのことだって知っているはず… なのに…なんで?

いや考えるのはよそう。 3人には父さん譲りの剣の腕がある。 いざとなれば自力で王宮を逃げ出すだろう。 私は3人を信じて待てばいい。

⚂ Sho side ~イレギュラー王宮「庭園」にて~

ゴーン…ゴーン…ゴーン…

3回なる教会の鐘、おやつの時間やな。 ここ最近は日が沈むのがやけに早い。 まだ3時だって言うのに、もう夕焼けが見える

Hotoke.

…世界の終わりでも近づいているような空だね

いむくんがそんなことを、 おやつのシュークリームを頬張りながら言う

僕らにはもう、何が正しくて、 何が間違っているのか、 よくわからなくなっていた。

僕ら兄弟のせいで…多くの人が命を落とした。 戦争が終わったとしても、 その事実が消えることはない。 それでも、僕らは守り続けると誓ったんや。

If.

…悠佑、髪、切ったんやな?

おやつを食べていたまろちゃんが、 悠くんに向けて突然そんなことを言った。 …その言葉の通り、僕もりうちゃんも 朝起こされた時に驚いたのだが、 いつも長い髪をリボンでまとめていた悠くんが 急に髪を短く切っていた。

その意味については聞かなかった。 いや、聞けなかったし、 そもそも、教えてくれないだろう

Yusuke.

…変、でしょうか?

If.

いや、ええと思うけど…なんか髪の長さが俺と同じくらいだから、ますますそっくりやな…って思ってな

…そうたち僕らは兄弟…双子なんや。 誰かが欠けても、代わりはいない。 お父様もお母様も亡くなった。 残された肉親はもう―――。

…あれ?

孤独なのは、王子達… いむくん、ないちゃん、まろちゃん?

…それとも、召使の僕ら… りうちゃんに悠くん…それに僕?

実は、6️⃣番さんがここら辺で急に髪を切る… それは多分3話くらいにはもう決めてました⬅️

これがどういう意味なのか… ちなみに本当はイラスト描きたかったんですが スランプくんが大暴走してました…⬅️ もしかしたら描いた後にしれっと追加するかも 知れません…👉🏻👈🏻

そろそろ崩壊が始まる頃合でしょうか…(あ)

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