私には、好きな人が出来た
でも...
でも...
でも...!
叶わない夢だ
ザー
コツ...コツ...
銘
ハァァ
銘
...?
銘
お母さん?
優介
...
銘
...今日も、お客さんか
銘
カッコいい...
優介
...そうか?
銘
...ビクッ
銘
私が見えるの...?
優介
嗚呼。
銘
珍しいな...
銘
怖くないの?
優介
...ふふ
優介
僕は、神様だかね。
優介
君みたいな妖怪は見慣れてるからさ
銘
神...様?
優介
うん。
銘
そうなんだ、
銘
私、狐。
銘
狐の銘。
メイ
メイ
優介
よろしく、銘。
銘
うん。
銘
神様?名前は、
優介
...優介。
ユウスケ
ユウスケ
銘
優介さん...よろしく。
銘
私の家に来ない...?
優介
...嗚呼
銘
すみません、散らかっていてて...
優介
大丈夫だよ。
銘
ご飯、食べますか?
優介
そう、だね。
優介
食べようかな
銘
では、作って来ますね。
優介
嗚呼。
銘
遅れました。
銘
どうぞ。
優介
ありがとう。
これは、目玉だね...?
これは、目玉だね...?
銘
はい、5年物ですから。
銘
きっと、気に入ってくれるかと。
優介
ふふ、優しい狐さんだね。
銘
ありがとう。
それから私達は打ち解けた。
あの日から、5年後
銘
優ちゃん...?
銘
何処?
銘
...何これ。
銘へ 俺は、今朝神の家へ帰りました。 突然でごめんね。 銘には、もう会えない。 ずっと、ずっと忘れないよ。 愛してる。 優介
銘
...ぇ?
銘
優...ちゃん?
銘
あぁ、まただよ!
銘
もう、やだよ!(泣)
銘
...お母さん、優介!
銘
皆、居ないの?
銘
なんで、...!
銘
...
優介
銘...ごめん(泣)
優介
愛してる。
優介
この世で1番!
優介
銘が...
優介
狐でも、あの優しさが
優介
大好き...!
優介
忘れたくない
優介
絶対に!
銘
...優介、
コツ...コツ...
銘
優介?
銘
それとも...お母さん?