愛する君の所へ...

憂鬱な朝が来る

おんりー...どこ行ったんだ？

消えないでくれよ

何も言わずにさ

あぁ

姉に当たってしまった

どうしよう

あぁ

謝れずに出てきてしまった

思い出した

おんりーは何も言わずに消えてない

死んだことも分かってた

現実から目を背けてただけだったんだ

そこで俺が見たのは荒れに荒れまくった"おんりーの部屋"だった

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛと溢れ出す俺の涙

それを心配そうに見つめるドズルさん

そう言い俺はキラキラと光る指輪を取った

そうドズルさんは言う

俺はふと机の上に目線をやった

そしたら

愛する人へ

と書かれた手紙が置いてあった

ぷっちーへ これを見てるってことは...そう言うこと 先に行ってごめん でも俺ぷっちーに黙ってた事があるんだ 実は虐められてるんだ 昔から虐められてて辛かったんだ だから死ぬ事にした ぷっちーがそれに巻き込まれると嫌だから ぷっちーと離れるとは悲しいけど死ぬのが1番解放されるって思ったんだ だからここに残します ぷっちー"愛してる" Byおんりー

手紙を読んでる途中溢れ出してしまう涙

落ち着いたはずの涙が手紙を見たあと落ち着かなくなった

やはりずっと心配そうに俺を見つめるドズルさん

そこで俺は決意した

俺は何も言わずに出てきた

ドズルさんに一言帰りますと言っただけだ

送信ボタンを押そうか迷ってる俺

ひなこちゃんは既読を付けてくれない

俺は送信ボタンを押した

気づけば海に着いていた

俺はひなこちゃんからの返信を待たずに

海に飛び込んだ

たくさん水を吸った

意識が無くなりそうな時でも愛する人を考えた

今から逝くよ

～完～