────── 数ヶ月後
太宰治
買い物から帰ってきた太宰が、 懐から縫いぐるみを取り出す。
金色の瞳に赤色の首輪を着けた、 黒猫の縫いぐるみ。
太宰治
太宰治
黒猫〇〇
太宰治
太宰治
黒猫〇〇
太宰治
嬉しそうに笑った太宰の周りには ハァトと星が散らばった様に見える。
其れに私の口角も少し上がった。
太宰治
黒猫〇〇
太宰治
太宰治
太宰治
黒猫〇〇
黒猫〇〇
私、何云ってるんだろ。
黒猫〇〇
太宰治
黒猫〇〇
黒猫〇〇
こんなに一途に愛してくれる人を、 好きにならないなんて無理なのかもしれない。
黒猫〇〇
太宰治
太宰治
黒猫〇〇
太宰治
黒猫〇〇
太宰治
安心した様に私を抱きしめた太宰。
肩口が冷たく湿って、太宰が泣いていると気付いた。
私の為に喜んだり怒ったり泣いたり、 其れは幸せな事なのかもしれない。
私の感覚は、もう麻痺していた。
太宰治
黒猫〇〇
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