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小学校 最後の夏休み
学校のコンピュータ室で始めた
勉強会
家にいても暇な僕は
親に
「家にいるなら勉強会行ってきな」
と 言われて
せっかくの夏休みも 学校で過ごすことになった
蒼
13:00
蒼
学校行かなきゃ
蒼
蒼
蒼
ーーー学校ーーー
蒼
蒼
蒼
まぁ…やるか…
30分後
蒼
蒼
蒼
蒼
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
クラス離れてるのかも
颯月
蒼
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
丸々１週間
颯月
颯月
蒼
颯月
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
あ、僕は颯月
颯月
蒼
僕は蒼
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
その日から 次の勉強会が楽しみになった
新しく友達ができるのは
なんだか久しぶりな気がした
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
My name is ってなる時
名前入れるじゃん?
颯月
うんだね
蒼
「sou」ってなるの???
颯月
蒼
颯月
颯月
えっと
颯月
蒼
颯月
颯月
「Sou」
蒼
蒼
颯月
何気ない会話も
時計の針が進む音も
楽しくて 嬉しくて
教科書を目で追う颯月は
蒼
颯月
蒼
なんでもない
颯月
蒼
颯月
蒼
あっという間に 4日が過ぎてて
気づけばあと
3日だった
でも 学校で会えるかな なんて考えてみたり
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
メンタルない
颯月
颯月
颯月
颯月
蒼
颯月
可愛いw
蒼
撫でられた
ふわふわした気持ち
撫でられたのは久しぶり で
落ち着かないけど
嬉しかった…
夏だけど…
蒼
颯月
6年生僕らだけだったし笑
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
蒼
颯月
蒼
颯月
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
わかんない
颯月
好きって感情じゃない気がするーって
蒼
颯月
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
蒼
蒼
颯月
蒼
颯月
颯月
蒼
蒼
颯月
蒼
何気なく聞いた質問も
なんとなく返されて
知りたいのは
─────だから
なんて言えるはずなくて
颯月
颯月
蒼
颯月
蒼
蒼
颯月
颯月
真面目なんでね。
蒼
颯月
蒼
颯月
挨拶さえ終われば
お互い机に体を向けて
勉強を始める
その静かな時間も もう最後だ
寂しいような 嬉しいような
できるならこのあとの 8月を
颯月と一緒に…
颯月
蒼
颯月
颯月
蒼
蒼
ほんのちょっと気になっただけ
蒼
蒼
蒼
颯月
颯月
颯月
颯月
蒼
言ってくれたっていいじゃん
颯月
颯月
蒼
ｰｶﾁ ｶﾁ ｶﾁ ｶﾁ ｶﾁｰ
静か…
今日で最後だよ?
なんて思いながら
颯月を見る
相変わらずだ
凛とした姿…
また会えるからと そっぽを向いた
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
頭の中真っ白になって
どうやって目を合わせるか
悩んで 悩んで
目を横にずらすと
目の前に颯月がいて
蒼
颯月
ぼーっとしてたから
颯月
蒼
ﾄﾞｻ…
蒼
颯月
颯月
颯月
颯月
美しい男の子が僕と
同じ夏を過ごしたこと
颯月
蒼
蒼
颯月
ｷﾞｭ…
優しく
でも
しっかりと握られた手
颯月の細くて長い指が
僕の指と絡み合って
そのまま
ﾁｭ…
蒼
颯月
ほんの一瞬だけの
キス
蒼
颯月
もう行かなきゃ
蒼
颯月
颯月
蒼
蒼
キスしたことより
次会いたいという気持ちが 強いのか
キスしたことで
お互いの気持ちが一緒だと
安心しているのか
蒼
蒼
蒼
颯月
颯月
颯月
蒼
蒼
蒼
颯月
颯月
蒼
蒼
颯月
颯月
颯月
蒼
颯月
蒼
颯月
━━━━━━━━━━━━━━━
先生
何言ってんだ椎名
先生
五十嵐なら夏休みを最後に
先生
え?
先生
先生
は?
蒼
蒼
先生
クラスが違うから
知らないかと思ったぞ
先生
先生
蒼
先生
先生
蒼
蒼
蒼
蒼
先生
先生
蒼
颯月はあの日を最後に
僕から離れていった
最後のあのキスの意味は
いったい…
蒼
蒼
蒼
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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