あの後、悠斗は会長がつけていたスカーフとブローチを持って帰ってきた
悠斗は、帰ってきて一言、
『ごめん』
そう言って泣き崩れた
他にもリラム、莉沙子、來夢は、意識不明の状態で
アニキと、ほとけっちも中々な致命傷だ。
1番
ねぇ、ないくん。どうするの?

1番
会長もいないし、メガネ先輩は精神的にもう戦えないよ

彩
……ないこ、無理にどうしろとは言わないわ。

彩
でも、この中で流音の役割を担えるのは、貴方しかいないのよ。

4番
……

ヴィヴィアン・ローズ
……お前たち。

ヴィヴィアン・ローズ
お前たち、今すぐこの一件から手を引きなさい。

5番
なぜだ

月見 楓
世間が、危険だと判断したからだよ。

月見 楓
この一件で死者が出てしまった、そして3名が意識不明。

月見 楓
魔法界を支える若い芽が潰れたんだ。

月見 楓
これ以上、潰すことは許されない!だから、手を引くように指示がでたんだ。

彩
でもさ、つきみん…

ヴィヴィアン・ローズ
でもじゃない。これは、あなた達の為なの。分かってるでしょ?

3番
なぁ!待ってや!意味が分からん!若い芽が潰れたからなんや!

3番
そんなのあんた等の自己満やんけ!僕らは、納得せんで。

月見 楓
………これは、あくまで警告です。

月見 楓
今すぐ、この件から手を引くように良いですね?

いきなり二人が手を引くように言ったのは分かっている、
安全の為だということも分かっている、でも、このままじゃ、世界が
4番
…………この件について、お父さん達に直談判しに行こう。

彩
正気?

4番
本気だ。このままにしておけば、悪化する一方だと思う。だから、それを止める

4番
いいよね?まろ

5番
ああ、

1番
ないくん、母さん達は本当に許してくれると思うの?

5番
今の状況的に、許可を出す確率は低い。だけど、それしか手段がない

彩
私は、学校に残るね。

3番
そうしときいや、起きたときに姉さんがいなきゃ面倒いだろうしな、
