TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

kumazuki

今回はリクエスト第2弾

kumazuki

湊さん香月家に挨拶に行くです。

kumazuki

挨拶に行くタイミングがいつなのか分からなかったので

kumazuki

シンの実家のリフォームが始まってすぐってことにしました。

kumazuki

あと2つリクエストを更新予定。
 ・シン家を空ける
 ・シン初めてお酒を飲む

kumazuki

リクエストがある方はコメントにて受付中です。

kumazuki

今回のリクエストも楽しんでいただけると嬉しいです。

ーシンの実家ー

今日は桜子の誕生日だ

いつも通り誕生日パーティーを開くことになり

シン

桜子、15歳の誕生日おめでとう

裕太郎

姉ちゃんおめでとう!

桜子おめでとう!

明日香

桜子ちゃんおめでとう!

桜子

シン兄、みんなありがとう。

シン

悪い、湊さんはどうしても予定が合わなくて。

桜子

ううん。シン兄が悪いわけじゃないし。

桜子

気にしないで。

シン

そのかわり、湊さんからケーキ預かってきたから

シン

これ。(おいしいと評判のケーキ店の箱を差し出す)

桜子

わぁ、このお店のケーキすっごくおいしいだよ。

桜子

この前も湊さんが家に来たとき持ってきてくれて

桜子

母さんと裕と一緒に食べ
(しまったという表情で口元をおさえる)

シン

……桜子、それいつの話

シン

……俺、湊さんが家に来たなんて話

シン

……聞いてないんだけど。

桜子

えっと、その、……それは

桜子

……。

シン

……裕、桜子とケーキ食べたのいつ?

桜子

ちょっと、シン兄!

裕太郎

……家のリフォームが始まってすぐの頃だよ。

シン

……ふーん。そっか。

明日香

おいシン、今日は桜子ちゃんの誕生日で

明日香

……今はパーティー中なんだぞ。

明日香

……空気悪くしてんじゃねぇよ。

明日香

聞きたいことがあるかもしれねぇけど

明日香

それは後にしろよ。

シン

……悪かった、桜子。

シン

……でも、パーティーが終わったら

シン

……必ず聞かせてもらうから。

桜子

……うん。

……ねぇ桜子、これすごくうまそうだよ。

早く食べよう。

桜子の好物でしょう?

桜子

……うん。ありがとう。

俺、今日を楽しみにしてたんだ。

いつも兄さんの作る料理はおいしいんだって

嬉しそうに話してくれたから

俺も食べてみたかったんだ。

桜子

そっか!

桜子

シン兄の作る料理は何でもおいしいけど

桜子

揚げ物はおすすめだよ。

桜子

特に唐揚げは絶品だから。

……(もぐもぐ)

……うんまっ!

桜子

でしょう?(したり顔)

シン

……何でお前が得意気なんだよ。

桜子

だって、自慢の兄さんが褒められて嬉しいから。

シン

……そうかよ。(桜子から目をそらす)

明日香

あっ、シン照れてる。

シン

……うるせっ。

ほんと全部うまいっす。

お兄さん、天才ですね!(目を輝かせて)

シン

……別に普通だよ。

シン

ただ忙しい母さんの代わりに

シン

小さい頃からやってきただけで

俺もこんなうまいもん作れるようになりたいっす

次の桜子の誕生日、何か作ってあげたい。

桜子

……橘くん。

料理、教えてもらえませんか。……お兄さん。

シン

俺が作れるものはたいてい桜子も作れるし

シン

こいつに教えてもらえば?

桜子、俺に料理教えてくれる?

桜子

うん。私でよければ。

桜子

橘くんは何を作れるようになりたい?

唐揚げ!

桜子も好きでしょう?

桜子

うん!

桜子

今度一緒に作ろう。

ありがとう、桜子。

それからパーティーは

何事もなく終了し

シン

……桜子、さっきの続き

シン

……話してくれるよな。

桜子

……わかった。

桜子

……実は家のリフォームが始まってすぐの頃

桜子

……シン兄と暮らすにあたって

桜子

親御さんにきちんと挨拶をしておきたいからって

桜子

都合のいい日を教えて欲しいって湊さんから連絡が来て。

桜子

それからすぐに湊さんが家に来る日が決まって

ー回想ー

シンの母

はじめまして、湊さん。

シンの母

慎太郎の母です。

湊さん

は、はじめまして湊晃と申します。

湊さん

本日はお時間をいただきありがとうござます。

湊さん

お母さまは甘いものがお好きと聞きまして

湊さん

こちらをどうぞ(ケーキの入った箱を差し出す)

桜子

母さん、これすっごくおいしいって

桜子

評判のお店のケーキ!

桜子

わぁ、全部おいしそう。

シンの母

……桜子、まずはお客様に飲み物を用意してくれる?

桜子

……はい。ごめんなさい、母さん。

シンの母

湊さん、コーヒーと紅茶ならどちらがいいかしら。

湊さん

では、コーヒーを。ブラックで。

シンの母

私には紅茶をお願いできる?桜子。

桜子

うん、準備してくるね。

シンの母

湊さん、あなたにはまずはお礼を

シンの母

10年前、慎太郎を助けてくださって

シンの母

本当にありがとうござました。(頭を下げる)

湊さん

あ、頭を上げてください。

湊さん

俺は俺にできることをしただけです。

シンの母

それでも、

シンの母

……今もあの子が元気に過ごせているのは

シンの母

あなたのおかげです。

シンの母

ありがとうございました。

桜子

飲み物持ってきたよ。

桜子

湊さんのコーヒーに

桜子

母さんの紅茶ね。

桜子

……湊さん、私もここにいていいですか?

湊さん

いいよ。

湊さん

桜子ちゃんもシンの大切な家族だからね。

湊さん

知っておいて欲しい。

桜子

……ありがとうございます。

湊さん

それで、本日こちらに伺ったのは

湊さん

家をリフォームされる間、

湊さん

息子さんをお預かりする件についてです。

桜子

シン兄は湊さんと同棲だって言ってましたけど。

湊さん

ど、同棲!?

桜子

だってそうじゃないですか。

桜子

シン兄と湊さんは付き合ってるわけですから

桜子

同じ家で暮らすのであれば同棲で

桜子

間違ってないと思いますけど?

湊さん

そ、それは……

シンの母

……やっぱり、今の関係はあの子が無理強いして

湊さん

それは違います!

湊さん

……確かにあいつは俺がいくら逃げようがかわそうが

湊さん

お構いなしって感じでしたけど。

湊さん

何度も諦めずに好きだって伝えてくれて

湊さん

しつこいくらい俺のことを好きでいてくれました。

湊さん

俺がうじうじして前に進めずにいる時には

湊さん

背中を押してくれて

湊さん

つらい時にはいつも

湊さん

そばにいてくれました。

湊さん

シンがシンじゃなかったら

湊さん

付き合うことはなかったと思います。

桜子

……湊さん。

湊さん

……おっしゃりたいことがいろいろあるとは思いますが

湊さん

……どうかこれだけは信じて欲しいんです。

湊さん

……俺は俺の意志であいつの隣にいることを選びました。

湊さん

俺にとってシンはとても大切な存在なんです。

桜子

ねっ、だから言ったでしょう?母さん。

湊さん

桜子

湊さんはシン兄のことをちゃんと理解した上で

桜子

そばにいてくれてるんだって。

湊さん

さ、桜子ちゃん!?

シンの母

……そうみたいね。

湊さん

えっ?えっ?(桜子と母さんのほうに視線を向ける)

シンの母

ごめんなさいね。

シンの母

……あなたの慎太郎への想いを、疑うようなことを言って。

湊さん

いえ、親御さんの立場なら

湊さん

10も年の離れた同性と付き合うことになったなんて

湊さん

反対されて当然です。

シンの母

……何も思うところががないっていったら

シンの母

嘘になりますけど。

シンの母

あの子は子供の頃から

シンの母

こうと決めたらまっすぐ突き進む

シンの母

そんな子でしたから

シンの母

……心配だったんです。

湊さん

……心配?

シンの母

……あの子はあなたに出会ってから

シンの母

人生のすべてをあなたに捧げているといっても

シンの母

過言ではないくらい、あなたを中心にまわっていました。

湊さん

……。(……シンのやつ、そんなに俺のことを)

シンの母

水泳を始めたいと言い出した時も

シンの母

医者になりたいと勉強を今まで以上に

シンの母

頑張るようになったのも

シンの母

その根幹にあるのは湊さんへの想いでした。

シンの母

……何年経っても、あの子のあなたへの想いは

シンの母

……消えることがなくて。

シンの母

……もしあなたと再会するようなことがあれば

シンの母

何がなんでも手に入れようと無理強いをして

シンの母

慎太郎だけでなく湊さん、あなたも

シンの母

傷つけてしまうかもしれないと

桜子

……母さん。

シンの母

……でも杞憂に終わったようでよかったです。

シンの母

湊さんが慎太郎のことを好きになってくれてよかった。

シンの母

……あの子の想いが報われて本当によかった。

シンの母

……今は、そう思っています。

湊さん

……お母さま。

シンの母

お母さまなんて仰々(ぎょうぎょう)しい。

シンの母

……私は、湊さんと

シンの母

ほんとうの家族のようになりたいと思っていますよ。

湊さん

……ありがとうございます。

湊さん

……そんな風に言ってもらえて嬉しいです。

シンの母

もしもリフォームの間なんていう期間限定ではなく

シンの母

そのあともあの子と暮らしたいと、そう思われたその時には

シンの母

……今度は慎太郎と2人でいらしてください。

シンの母

……いつでも待っていますから。

湊さん

……はい。その時は必ず、シンと2人で。

シンの母

……それと1つ

シンの母

……あの子に伝言を頼まれてくれませんか?

湊さん

……伝言、ですか?

シンの母

はい。

シンの母

たまには家に帰ってきなさい、と

シンの母

下の子たちが慎太郎に会えなくなって寂しがっていますから。

湊さん

……わかりました。必ず伝えます。

湊さん

……それじゃあ、俺はこれで

湊さん

……あんまり遅くなるとシンが心配しますから。

湊さん

……お邪魔しました。

湊さん

……桜子ちゃん、ちょっといいかな。

桜子

……はい。

湊さん

……実は今日、ここに来たことシンには言わないで欲しいんだ。

桜子

……どうしてですか?

湊さん

俺が今日ここに来たのは、あいつより大人の人間として

湊さん

親御さんに一度挨拶しておきたかったっていうのもあるんだけど

湊さん

これから先、なにがあってもあいつから逃げないっていう

湊さん

決意の証にしたかったんだ。

湊さん

……これは俺のエゴで。あいつは望んでないと思うから。

桜子

……そんなことないと思いますけど。

湊さん

……それに、とんでもなくこっぱずかしいことを

湊さん

口走った気がするし。

湊さん

……だから、シンには言わないで欲しい。

桜子

……分かりました。湊さんがそう言うなら。

ー回想終了ー

桜子

ってことがあって

桜子

……言えなかったの。 

シン

俺、帰るよ。

シン

今すぐ、湊さんに会いたくなった。

桜子

……またね、シン兄。

シン

うん。またな、桜子。

ガチャンッ

桜子

(……本当にシン兄は湊さんのこと大好きだな)

桜子

(……うらやましいなぁ、あんなに愛されている湊さんが)

桜子

(……シン兄と湊さんずっと仲良くしてくれるといいな。)

ー湊さん家ー

湊さん

あっ!シン、お帰り。

湊さん

今日はごめんな。

湊さん

桜子ちゃんの誕生日会行けなく

ギュッ

湊さん

……て

湊さん

お、おいシン!?

シン

……好き、……大好きです……湊さん

シン

……一生離しませんから。

湊さん

な、何なんだよ。いきなり

シン

……今度、俺と一緒に

シン

……母さんに会ってくれませんか?

湊さん

……!?

湊さん

……それって

シン

……桜子から聞きました。

シン

……家のリフォームが終わっても2人で暮らしたいなら

シン

湊さんと2人であいさつに来なさいって

シン

母さんが言ってたって。

湊さん

……。

シン

いろいろあってなし崩し的に

シン

今まで一緒に暮らしてましたけど

シン

……湊さんのこと本当に大切だから

シン

……母さんにちゃんと伝えたい。

シン

……生涯一緒にいたい人だって。

ギュッ

湊さん

……分かったよ、……今度な。

シン

……約束ですよ、湊さん。

湊さん

……あぁ。

それからすぐ

俺は母さんに連絡を取って

湊さんと2人で母さんに会いに行く日が

決まったのでした。

みなしょー夢小説 小話

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

32

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚