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高校1年生 永峰もも
私は人形に恋をしている。
4年前、誕生日でお父さんから球体関節人形を貰った。透明な白い肌、美しい顔立ち、整えられたまつ毛…こちらを不思議そうに見つめる目に私は一目惚れした。
私はその子をマリンと名付けた。
毎日マリンに学校での出来事を話すのが日課だ。
内気な私にとって、マリンは友達であり 「恋人」
洋服や小物を作ったり、マリンを華やかに彩ることが私の小さな楽しみ
もも
今日は夏休み最後の学校
もも
もも
もも
もも
もも
いつもの帰り道、マリンのことを考えながら歩く
(ガチャ)
もも
優香
この人は家政婦の優香さん(27)
お父さんは海外で仕事、お母さんは女優をしていて、最近はドラマの撮影が忙しいせいで帰りが遅く、全然会話を交わさない。
両親が私のことを心配して、住み込みで家政婦さんを雇うことになったのだ。
優香
優香
もも
私は荷物をはじに置き、手を洗いに行く。
もも
もも
優香
もも
もも
優香
もも
優香
優香
もも
もも
もも
(しばらくして…)
もも
もも
もも
もも
もも
(ガチャ)
もも
ドアを開けると
マリン
そこには…
長い髪と手で裸を隠した 私と同い年くらいの女の子が座っている
もも
もも
もも
ふとガラスケースに目を向けると
マリンがいない
少女の周辺には、小さな白い布がビリビリに破け散らばっている
もしかして この子………マリン……?
マリン
マリン
マリン
もも
もも
もも
マリン
もも
「マリンが話したらきっと毎日 楽しいだろうな」
毎日、マリンに話しかけている時 ずっと思っていた
いつも私の妄想で終わらせていた
その妄想が……本当になっちゃったってこと…?
マリン
マリンは目に涙を浮かべ、助けを求める眼差しでこっちを見ている
もも
(無我夢中でチェストの中を漁る)
頭の中は疑問でいっぱいだけど
もも
服を着させなくちゃ
もも
もも
真っ白いワンピースを手に取る
もも
もも
マリン
マリン
もも
もも
もも
もも
マリン
もも
マリン
マリン
マリン
マリン
(マリン着替え中)
マリンが自分のこと、マリンって言ってる
名前…気に入ってるのかな 嬉しい
マリン
もも
もも
肩をチラ見せて、下着がほんのり透けている
マリン
マリン
もも
もも
マリン
もも
マリン
マリン
マリン
マリン
もも
もも
マリン
マリン
マリン
もも
もも
マリン
もも
マリン
もも
愛くるしい
マリンが、私の名前を呼んでくれた
この上ない幸せだ
マリンに色んなことを話したい
マリンの知らない、外の世界へ連れて行きたい。一緒にショートケーキも食べたい。海に行って泳ぎたい。
待たなくてもやってくる時間の過ぎに心を踊らされた。
マリン
マリン
マリン
もも
バレるかも…
もも
マリン
マリン
マリン
そう言ってマリンは、私の股に指を刺す
マリン
もも
もも
体が熱くなってくるのがわかる
お願い…冷めて…
顔真っ赤だと……バレちゃう…
マリン
マリン
マリンに責められて、何も言えない。
マリンの…マリンの体をオカズに
私が………
私が…○○○ーしてるなんて
マリン
マリン
色々、後に引けない………
もも
(マリンの純粋な眼差しを浴びる)
もも
もも
もも
もも
マリン
マリン
マリン
もも
マリン
もも
マリンをベットへ押し倒した
もも
マリンのきょとんとする顔に構わず、唇を奪った
熱いキスの音が部屋に響き渡る
もも
マリン
もも
マリン
マリン
もも
もも
マリン
マリン
もも
もも
マリン
熟した桃のように真っ赤に染まるマリンの肌が美しい
マリンは…私のもの…///
(ガチャ)
優香
優香
まずい…優香さんが帰ってきちゃった
外の足音がどんどん大きくなっていく
もも
マリン
もも
マリン
もも
もも
マリン
クローゼットを開け、マリンはその中に身を潜めた
もも
(ガチャ)
優香
もも
『2話へ続く』