女性はベッドに寝かせられ、 その前で二人の男性が話している
.
運んだのは良いんだが、
何すればいいんだ?
何すればいいんだ?
.
そうですね……
お粥とか作ります?
お粥とか作ります?
.
OKAYU?
まぁいいか、作ってくれ
まぁいいか、作ってくれ
.
分かりました
そして、一人が台所に向かう
You
ん……
その音を聞いたのか、女性が起きそうだ
You
……あれ?ここは……
.
あっ、起きたか?
You
……??!!!
だ、誰っ?!
だ、誰っ?!
女性は大きく驚き、後退る それも無理はないだろう 何故なら、彼の顔にはアメリカの国旗のデザインがあるからだ
You
( 絶対、普通の人じゃない )
.
そんなに驚くなよ!
🇺🇸
俺はアメリカ
ずっと寝てたけど大丈夫か?
ずっと寝てたけど大丈夫か?
You
ぁ、ぁ、アメリカ……?!
く、国……?!?!?!
く、国……?!?!?!
🇺🇸
おぉ、落ち着け?!
女性は酷く混乱し、頭を抱えている
その様子を見て、アメリカはどうしようと固まる
You
えっと、つまり、あの実験は失敗したの?
🇺🇸
あの実験?
You
そう。世界の真理へ辿り着くための研究
🇺🇸
壮絶だな……
You
私のいた星では、地球の観測をしていたんです
そこで、世界の真理についての研究所の実験体になった
そこで、世界の真理についての研究所の実験体になった
You
それでこんな地球かも分からない
場所へ来てしまうなんて……
場所へ来てしまうなんて……
そこまで聞き、アメリカは複雑な表情になる
そして、女性にとある提案を持ちかけた
🇺🇸
それなら、俺が住処を探してやるよ!
🇺🇸
そこで他の国と触れ合って、
帰る方法を探せばいい。どうだ?
帰る方法を探せばいい。どうだ?
そう言って、アメリカはニカッと笑う
だが、女性の警戒心はまだ少し残っているようだ
You
……良いんですか
🇺🇸
あぁ!
You
なら……お願いします
最終的には女性が折れた
そこで、お粥を持ったスーツの男性が寄ってくる
.
お粥出来ました……って、起きたんですか
🇺🇸
あ、丁度いいな!
アメリカはスーツの男性をグイッと引き寄せ、
女性に紹介をした
🇺🇸
コイツは日本!内気だが有能な良いヤツだ
紹介をされた日本は、机にお粥を置いて
軽く会釈をした
🇯🇵
えっと……よろしくお願いします
You
……えぇ、よろしく
二人の間に、気まずい空気が流れる
🇺🇸
そういえば、お前の名前を聞いてなかったな?
🇯🇵
えっ、そうなんですか
女性に、アメリカと日本の二人から期待の眼差しが向けられる
You
……私には名前はありませんよ
You
研究所の実験で創られた存在なので
その発言を聞いた瞬間、二人は固まってしまった
無理もない、地球ではそのような研究は進められていないから
You
好きに呼んでください
🇺🇸
oh……そうだな
しばらく沈黙が続く そこで沈黙を破ったのは、日本だった
🇯🇵
……なら、エルフさん、なんてどうでしょうか
🇯🇵
耳が尖っているので
流石はアニメ大国、日本 発想力が豊かだ
🇺🇸
いいんじゃないか?実にcoolだ!
アメリカにも好評のようだ
You
まぁ、何でも良いです
🇺🇸
なら決まりだな
改めてよろしく、エルフ!
改めてよろしく、エルフ!
You
えぇ……
こうして、エルフ( ? )の騒がしい日常が始まったのだった