寝ていると、ドアが開く音が聞こえる
トルコ
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャンの声が聞こえる
アゼルバイジャンはオレのすぐ傍にいるだろう
オレは、アゼルバイジャンの方を見ることができなかった
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャンの優しい声がオレの頭の中で響く
力なく、オレは頷いた
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
トルコ
オレは、アゼルバイジャンの言葉に反応しなかった
心が、揺れることがなかった
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャンの手が、シーツを掴む
その反動せいか、オレは
アゼルバイジャンと目が合った
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
心配そうな顔でオレを見ている
しかし、何故だろう
この不愉快さは
トルコ
アゼルバイジャン
トルコ
トルコ
トルコ
トルコ
トルコ
アゼルバイジャン
トルコ
トルコ
トルコ
アゼルバイジャン
トルコ
トルコ
アゼルバイジャンの目は、潤んでいた
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャンがオレの体に抱きつく
なんだろうか
昔もこんな感じだったはず。だが
とっても不愉快
トルコ
トルコ
トルコ
アゼルバイジャン
トルコ
トルコ
トルコ
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
そういったアゼルバイジャンはオレの袖を軽く触り、部屋を出ていった
──実際は、あんなこと、思っていなかった
昔からの酷い癖だ
他人のそうでないことをズラズラと言葉に表してしまう
本当は、アゼルバイジャンはとても良い弟だ
こんなオレのことを心配してくれる程
トルコ
生きてる価値なんて、あるのだろうか
あの日から、兄さんは変わった
誰が、兄さんをあんな風にしたのだろうか
許せない
そう思いながら兄さんの好きなケバブを作る
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
一人言を呟きながら、完成した
アゼルバイジャン
トルコ
オレは、あの後後悔した
後悔しないはずがないだろう
アゼルバイジャンはオレを本気で心配していたのに
トルコ
自己嫌悪と後悔が混ざり合い、気分が良いとは言えない
むしろ、吐き気がしてきた
ご飯を食べないといけないと分かっている
分かっているはず、なのに
なんか、食べる気になれない
食欲がない
頭も痛い
トルコ
カタン
トルコ
ドアの向こうから皿を置く音が聞こえる
アゼルバイジャンが、作ってきたのだろうか
アゼルバイジャン
アゼルバイジャン
そう言った後、去る足音が聞こえた
トルコ
アゼルバイジャンには申し訳ないが、食べたい気分ではない
トルコ
オレはベッドに寝っ転がりながら、ゆっくり目を閉じた
──こさん
と───こさん
トルコさん!
ここは…?
日本
日本…?
なんで日本が…?
日本
トルコ
オレは自分の頬をつねる
全く痛くない
そういえば、これは…
オレが、日本に救われた時だ
コメント
2件
トルコ何でご飯食べなくなったの てか救われったって何 アゼルバイジャンは何をしたの? 気になる〜